空撮とは

用語集
公開日:2020年10月5日 / 最終更新日:2022年10月26日
空撮とは
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VIDWEBコラム編集部
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空撮(くうさつ)とは、航空機やドローン(無人航空機)を使って空中から撮影する撮影方法のことです。空撮は、地上での撮影では表現できない壮大な映像を撮ることができます。写真の場合は「空中写真」と言われます。

空撮に使われる機材

空撮使われる主な機材は下記の3つです。

高度 撮影費用相場
ドローン 150m未満(それ以上は許可が必要) 約3万円/15分~
セスナ 300m~3,000m
  • チャーター費用(1時間):約8万円~
  • カメラマン人件費
  • その他諸経費
ヘリコプター 300m~1,000mほど
  • チャーター費用(1時間):約28万円~
  • カメラマン人件費
  • その他諸経費

ドローンでの空撮

ドローンによる空撮とは

ドローンは無人機で機体が小さいため、人が立ち入ることができない狭い所や比較的低空での空撮に適しています。また、機体を自由に移動させてさまざまなアングルで空撮したり、ホバリングで狙ったアングルからの空撮も可能です。

価格も安く、ヘリコプターやセスナなどの航空機と比較するとかなり安価で空撮できるため、近年ではドローンによる空撮が主流となっています。

しかし、高度が地上から150mまでと低いため、街全体の撮影や巨大建造物など広範囲の撮影には不向きです。ドローンは風に弱く、搭載されているリチウムポリマー電池も湿気に弱いため、雨天や強風など悪天候での撮影には適していません。

ドローン空撮の主な活用シーン

  • 建造物・風景撮影
  • 人物撮影
  • プロモーションビデオ

セスナでの空撮

セスナによる空撮とは

セスナとは小型のプロペラ機のことです。ドローンによる空撮が主流となる前は、空撮といえばセスナかヘリコプターによる撮影が主流でした。

セスナは高度3,000mまでの飛行が可能なため、広範囲を空撮したい場合に最適です。また、航続距離が長く長時間の撮影にも向いているといえます。

しかし、ホバリングができず、撮影窓も狭いためアングルの自由度は低くなります。

セスナ空撮の主な活用シーン

  • 災害時の現地調査
  • 巨大建造物の撮影
  • 企業プロモーションビデオ

ヘリコプターでの空撮

ヘリコプターによる空撮とは

ヘリコプターは、高度300m~1,000mほどの上空で撮影をすることができます。ドローン同様、ホバリングで上空停止できるため狙ったアングルでの空撮が可能です。夜景の空撮にも適しています。

また、機体の安定性があり安全性も高いため、多少風が強い日であっても空撮が可能です。

しかしコストが高く、防振装置の有無で料金が変わったり夜間飛行料金がかかる場合もあるなど、料金体系が複雑な傾向があります。

ヘリコプターによる空撮の主な活用シーン

  • 夜景撮影
  • 観光地PR
  • 記念日撮影

ドローンによる空撮は許可証が必要な場合も

ドローンによる空撮は免許も必要がなく、コスト的にも技術的にも手軽ですが、下記の条件でドローンを飛ばす場合は国土交通省が発行する「無人航空機の飛行に係る許可・承認書」(許可証)の取得が必要となります。

許可証が必要な飛行条件

  • 地上または水面から150m以上の空域
  • 空港などの周辺の上空空域
  • 人口が集中している地区の上空

上記の空域でドローンを飛ばしたい場合は、私有地でも許可証が必要となります。屋内でのドローン飛行は許可証は必要ありません。

また、ドローンを飛ばす際のルールも必ず把握しておきましょう。

  1. 飲酒時の飛行は控えること
  2. 飛行の準備が整っていることを確認してから飛行させること
  3. 航空機やほかの無人航空機と衝突しそうな場合は地上に降下等させること
  4. 他人に迷惑がかからないように飛行させること
  5. 日出から日没までの間に飛行させること
  6. 目視できる範囲内で飛行させること
  7. 人や建物などと30m以上の十分な距離を保って飛行させること
  8. イベントなどの大人数が集まる場所の上空で飛行させないこと
  9. 爆発物など危険物を輸送しないこと
  10. 無人航空機から物を投下しないこと

5~10の条件下でドローンを飛ばす場合には、国土交通大臣の承認を受ける必要があります。

許可証が必要な場合は、国土交通省のHPへアクセスし申請書をダウンロードして飛行させる10日前までに、地方航空局又は各空港事務所に申請書を提出しましょう。

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