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【プロが教える】動画撮影に必要な機材リスト

VIDWEBコラム編集部 VIDWEBコラム編集部
公開日:2021年2月15日 / 最終更新日:2022年1月31日
【プロが教える】動画撮影に必要な機材リスト
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動画撮影のために必要な機材は何か、というのは簡単なようでいて難しいテーマといえます。動画撮影と一口に言っても幅広く、その内容によって必要な機材も変わってくるからです。

会社で動画コンテンツを強化することになったマーケティング担当者や、趣味のブログに掲載する動画を撮影したい方、個人で動画制作を請け負っているフリーランスの方など、動画撮影を行う目的によっても、コストにあわせて購入するべき機材が異なります。

そのため、まずはどのような動画撮影を目指したいか、どのような環境で動画撮影を行いたいかを明確にすることが大切です。

この記事ではそんな中から、初心者の方が動画を撮る場合と、そこから一歩踏み出した中級者の方が本格的な撮影に挑戦したい場合について、どんな機材を用意するのが良いかを考えていきたいと思います。

この記事を読む事で、使用するべき機材の種類や、それぞれの機材の用途などを理解できるようになりますので、これから動画撮影のための機材を購入する方は、ぜひ参考にしてみてください。

カメラやその関連の基本的な機材

まずは動画撮影において一番基本的な機材であるカメラについて解説します。クオリティの高い動画を撮影するには、どのような機材を準備するべきでしょうか?

今回カメラやその関連の基本的な機材として紹介するのは以下の5つです。

  • ビデオカメラ
  • 一眼レフカメラ
  • 各種レンズ
  • スマートフォン
  • マイク

ビデオカメラ

ビデオカメラ

家電量販店などで買える価格も手頃なビデオカメラを、業務用ではないという意味で「民生機」と呼ぶことがあります。こう書くとなんだか性能が低そうなイメージを持たれてしまう可能性がありますが、全くそんなことはありません。フルHDは高画質の4Kで撮れる機種も珍しくないですし、画質も総じてキレイです。ビデオカメラの中には簡単な編集機能を備えているものもあります。

「とりあえず動画を撮って簡単に編集したい」といった目的であればこういったビデオカメラで十分でしょう。軽量で扱いやすいというメリットもあるので、「気軽に長時間の撮影をしたい」という目的に対しては、以下で紹介する一眼レフよりもこういったビデオカメラのほうが適していることがあります。

一眼レフカメラ

一眼レフカメラ

YouTuber的なカジュアルなブログ動画などが大流行する一方で、画作りにこだわった映画的な映像を撮りたい人も増えています。そのようなニーズに応えるアイテムが一眼レフカメラです。

「画作り」といっても漠然としていますが、ここでは「被写体の背景がボケている映像」について考えることにします。映像のさまざまな要素の中でも背景ボケは映画的な雰囲気を表現するのに極めて有効だからです。

背景をぼかすにはある程度の大きさのレンズが必要になります。顔の前に人さし指を立てて、最初に右目だけで、次に左目だけで指を見ると、指に対し背景がズレて見えますね。少し感覚的な説明になりますが、このズレの大きさが、左右の目の幅サイズのレンズがもしあった場合に得られるボケの度合いだと考えて頂いておおむね間違いではありません。

一眼レフはレンズもイメージセンサーも大きいので、このようなボケを実現できるのです。映画撮影用の大きなカメラとレンズでも同じ効果が得られますが、一眼レフのほうがはるかに安価で取り回しも楽なので、一眼レフの動画撮影機能を使った作品が多く作られるようになりました。

もちろん、一眼レフのメリットは背景をぼかせることだけではありません。レンズが大きいとたくさんの光を取り込めるので暗いところでの撮影が可能になります。オートフォーカス機能が非常に優れているのも最近の一眼レフの特徴です。こういった機能の多くは、動画撮影の際にもそのまま活かすことができます。

一眼レフカメラ

ちなみにコンパクトなボディに大きなレンズの付いたミラーレスカメラでも背景はぼかせます。一眼レフに比べて軽量な機種が多く取り回しも楽なので、入門機としてもおすすめです。

各種レンズ

一眼レフやミラーレスカメラは、装着するレンズによって撮れる画が変わります。だからといって、最初からたくさんのレンズを持つ必要はありません。基本的な2本のレンズを使い分けるだけでも、幅広い撮影が可能になります。ここでは、ズームレンズと単焦点レンズの特徴や用途、使い方などについて確認していきましょう。

ズームレンズ

多くの方がレンズと聞いて想像するのはこのズームレンズではないでしょうか。ズームインやズームアウトができるレンズのことをズームレンズと呼びます。

例えば、人物とその背景を最初にズームアウト側で広めに撮影したとします。続けて人物に寄った画を撮りたい場合、カメラマンが人物に寄って行かなくてもズームインできるので、そのような臨機応変な画作りが求められる撮影にも向いています。

ただし、特にズームアウト(広角)側では、上に書いた背景をぼかす効果はあまり大きくありません。そのため、画作りにこだわった映画的な映像を撮りたい方は、別のレンズと組み合わせる必要があります。

単焦点レンズ

単焦点とは「焦点距離(=写真や映像の画角)が固定されている」という意味です。言い換えれば、ズームレンズとは違って、ズームインやズームアウトができないレンズということになります。しかし、その代わりに例えば50mmの単焦点レンズであればいわゆる一眼っぽいボケを出すことができます。

人物に寄って行きたかったらカメラマンが動くしかないので、臨機応変さが求められるドキュメンタリー的な撮影よりも、じっくり画作りを追求するような撮影で活躍するレンズと言えるかもしれません。

ここまでズームレンズと単焦点レンズのそれぞれのメリットとデメリットを紹介しましたが、さまざまな画角で撮るためにズームレンズを1本、ぼかすために単焦点レンズを1本持っておけば、あまり不便を感じることなくさまざまな映像を撮影することができるはずです。

スマートフォン

ビデオカメラや一眼レフカメラを用意せずに動画撮影を行いたい方は、お手持ちのスマートフォンを活用することが可能です。近年のスマートフォンは比較的クオリティの高い動画を撮影できるようになっており、個人ブログ用の動画などを撮影するには十分でしょう。

スマートフォンの最大のメリットは、機動性といっても過言ではありません。一眼レフカメラなどと比較すると動画の表現の幅が制限されるため、業務的な映像作品のメインカメラとして使うのは難しいですが、非常に小回りが利くのでサブカメラとして使われることはあります(例えば「シン・ゴジラ」の一部カットはiPhoneで撮られています)。

もちろんSNSに投稿するためのカジュアルな動画など、スマートフォン撮影でも十分なケースは多いでしょう。スマートフォンアプリで編集した動画をそのままSNSにアップロードできるので、データ移行の手間を省けます。

以下の記事では、PicPlayPost(ピックプレイポスト)やMagisto(マジスト)など、スマートフォンで簡単に動画編集ができるアプリについて紹介しています。スマートフォンで動画撮影から編集まで完結させたい方は、チェックしてみてください。

マイク

インタビューや役者のセリフなど、音声をしっかり録音したい場合にはカメラのほかにマイクがあるとベターです。多くのカメラには内蔵マイクが備わっていますが、話者の近くにマイクを差し出せないのでクリアな音質で録音できないケースも少なくありません。そのような問題を解決してくれるのがピンマイクなどの外部マイクです。

周囲の音をただ録音するだけであったらカメラの内蔵マイクで十分ですが、小さな音でもしっかりと拾いたい場合に外部マイクは役立ちます。特にピンマイクは口元で声を拾えるので、インタビューや役者のセリフなどを拾いやすいのが特徴です。また、屋内で録音する場合は、一般的に据え置き型のスタンドマイクなどを活用します。

マイクについては「動画撮影に最適な「マイク」の基礎知識と選び方」で詳しく解説しています。ご興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

カメラワークや画作りのための機材

せっかくカメラが高性能でも、撮った映像がブレていては台無しです。しかし、映像を安定させるためのツールを利用せずに、動画撮影を行うのは大変な作業といえるでしょう。

ここからは安定したカメラワークを実現するための機材を4つご紹介します。カメラワークや画作りのための代表的な機材は以下の通りです。

  • 三脚
  • スライダー
  • ジンバル
  • 照明機材

それぞれの機材の特徴や用途について紹介しますので、動画撮影の目的にあわせて必要な機材を用意しましょう。

三脚

定点固定で動画を撮りたい場合には三脚は必須です。カメラを台の上に固定できるので、手で撮影した状態よりも安定しやすくなります。

あえてカメラを動かしたいわけではないけれど手持ちで撮っている、という動画を動画サイトやSNSなどでよく見かけます。狙いでない手ブレは避けたいところですが、どんなに気をつけても手持ちだとカメラは揺れてしまいます。そういった際はぜひ三脚を導入してみてください。

三脚を使って、左右や上下にカメラを振るような撮り方をすることもできます。

スライダー

三脚を使ってカメラを左右に振る撮り方では、カメラ自体の位置は変わりません。それに対しスライダーはカメラ自体を動かせる機材です。スライダー本体はレールのような構造で、そこにカメラを乗せて滑らせながら撮影します。レールに対するカメラの向きを変えることで、横移動も前後移動も可能になります。

カメラ自体が動くことによる映像的なダイナミズムは三脚では決して実現できないものです。ランクアップした動画を撮影したい方や、新たな表現技法に挑戦したい方は、スライダーを購入してみましょう。

なお、初心者の中にはこのような機材を入手しても、使いこなせるか不安という方も少なくありません。以下の記事では動画編集・制作技術の勉強方法を解説しています。動画制作の基本的なことから動画撮影のスキルまでしっかりと身につけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ジンバル

スライダーはカメラを直線的にしか動かせません。もっと自由にカメラを動かしたい場合には手で持つしかありませんが、それだけだとブレの激しい映像になってしまいます。

そのブレを低減する機材がジンバルです。ジンバルはカメラを取り付けられる回転台が付いた手ブレ補正装置のことを指します。
スマートフォンを乗せるための簡易的なアクセサリーから、大きなカメラに対応した本格的な機材、GoProやドローンなどのカメラを取り付けられるものまで、さまざまな種類があります。

歩きながら撮影をする場合や自撮り撮影を行う場合など、ジンバルを利用することでブレのない動画を撮影することが可能です。

ジンバルを使えばどのような撮影が可能になるかは、参考動画をご覧頂ければ幸いです。

照明機材

撮影環境が暗い場合にはそこに照明を足して明るさを確保する必要があります。光に制限がある状態で照明機材を使わずに動画を撮影すると、粗い映像になってしまう可能性があるため注意が必要です。

バッテリーで稼働するバッテリーライトなら電源がない場所でも使えるし、移動しながら照らすこともできるので便利です。もちろん明るさを確保する目的だけでなく、明暗のコントラストを作り出す目的にも照明は使えます。

例えば、照明機材を使用して影を出したり、ハイライトを出したりすることで印象深い映像を実現することが可能です。

照明については「照明・ライトを使った動画撮影とは?」で詳しく解説しています。メインライトやサブライトを使用した効果的な照明のテクニックなどについても紹介していますので、ぜひご確認ください。

最適な機材の組み合わせを考えてみよう

ここまで、動画撮影に役立つ代表的な機材をご紹介してきました。しかし最初に書いたように撮影の内容によって必要な機材は変わります。

例えばカメラの流れるような動きが一番重要という場合には、ジンバルを最優先して他は妥協する、という方針が結果的に正しいこともあります。夜間に暗い場所でロケをするならバッテリーライトを最優先すべきでしょう。ライトがない状態で一眼レフを使って撮るより、ライトをつけてスマートフォンで撮るほうが良い結果が得られる場合もあります。

このように有限のリソースをどう配分するかを適切に判断することは、動画の質を保つために重要です。

まずは動画の目的や妥協できない点をはっきりさせた上で、それを実現するために最適な機材の組み合わせを考えてみてください。この記事がその参考になれば幸いです。

なお、本記事では動画撮影について紹介しましたが、動画編集について知りたい方は以下の記事をご参照ください。プロも使用する有料編集ソフトをはじめとした主要な動画編集ソフトを紹介しています。

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