テンプレートで簡単に動画編集ができるサービス7選・おすすめ利用シーン

動画制作
公開日:2020年2月5日 / 最終更新日:2022年10月27日
テンプレートで簡単に動画編集ができるサービス7選・おすすめ利用シーン
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VIDWEBコラム編集部
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動画制作をこれから始めようと思っている方の中には、「自分には動画編集のスキルがないから無理だ」「使いこなせる自信がないな…」と諦めている方も多いのではないでしょうか?その悩みはテンプレートを活用することで解決することがきます。とはいえ、テンプレートで簡単に編集できるソフトはたくさんあり、どのソフトをどのように活用すれば良いのか分かりづらいのが現状です。

この記事ではテンプレートとは何か、というところから、テンプレートでの動画制作に向いている編集ソフトやサービスについて詳しく説明しています。動画編集はテンプレートを上手に使えば、高いクオリティのものが短時間で作れるようになるので、ぜひ参考にしてください。

テンプレートを使った動画制作とは?メリットやツールの概要を紹介

テンプレートを使った動画制作とは一体どのようなものでしょうか?メリットやデメリットを詳しく説明していきます。

動画テンプレートとは?写真・動画を差し替えるだけで簡単に制作できる

一般的なテンプレートの意味は、型板や枠組みを指します。英語で表記すると「template」です。

動画制作のテンプレートとは、モーションやアニメーション、テロップなどがパッケージになったデータのことです。動画制作・映像制作の中で最も時間がかかるモーショングラフィックスやアニメーションの部分は、一から動画制作を始める方が数日で身につけられるような技術ではありません。プロが作ったテンプレート、枠組みを利用することで、映像素材・テロップの差し替えだけで、まるでプロが仕上げたかのような動画を短時間で制作することが可能になります。

使うソフトやテンプレートによっても異なりますが、テンプレートを使って動画制作をする場合は以下の3ステップで完了します。

  1. テンプレートを選ぶ
  2. 動画素材を自分で用意する(もしくは購入する)
  3. テンプレートにあてはめる

自分で一から動画を作れるようになるには時間がかかり、人や業者に頼むと想像以上にお金がかかる場合があるため、テンプレートを使って動画制作をすることは、コスパが良いといえます。そのため、動画制作のテンプレートはコストをなるべく抑えたい企業や、動画制作に関する知識が不足している企業などに活用されています。

動画素材を使った編集工程とテンプレート編集の違い

動画素材とは動画を作るための元になるクリップのことです。例えば、TVドラマや映画などは複数の動画素材クリップをつなげて1本の映像になっています。これらの動画素材は自分でアングルや使う場面を考えて撮影するか、販売もしくは無料で提供されている動画素材を購入することで入手することができます。

動画素材は無編集の状態のクリップであるため、まず使う場面だけをトリミングして残します。その上からテロップ(テキスト)を入れたり、モーショングラフィックスを加えたり、色味を変更することで映像作品になっていくのです。動画制作・映像制作で必要となる工程は、ざっくり以下の通りになります。

  • 動画素材をトリミングする
  • 必要に応じてテロップを入れる
  • エフェクトを追加する
  • 効果音・BGMを挿入する
  • 動画の雰囲気に合わせて色を変更する(カラーグレーディング)

動画素材を元に自分で制作して行く場合、「バラエティ番組のようにしたい」と思えば、テロップを言葉に合わせて入力していくことや、派手な装飾をつけると「バラエティっぽい動画」に近づけることができます。またPVや映画・ドラマなどの雰囲気にしたいという場合も、自分の裁量でデザインや雰囲気を決めて、上記の手順を踏んで編集すれば良いでしょう。しかし動画素材を元に完全にオリジナルで動画制作をする場合、編集ソフトを思い通りに動かせることが前提となります。オリジナリティが高い分、技術も必要になるため、動画制作に時間をかけられない方や初心者には不向きです。

テンプレートはモーションやテロップがパッケージになったものなので、自分で行うのは、動画素材のカットのみです。エフェクトやモーション・アニメーションなどが備わっているので、あとは自分の好きなテンプレートを選べば完了します。

自分の好きな文字を入力することや、BGMの変更、効果音の挿入が可能なテンプレートはたくさんありますが、モーションやエフェクト自体を微調整することはできないと考えておいて良いでしょう。たとえ、調整の項目があったとしても動かし方が分からないケースも多々あるのが現状です。テンプレートは簡単かつ直感的にある程度のクオリティを保った動画制作・映像制作が可能ですが、自由度は多少劣ります。

動画テンプレートのメリット・デメリット

動画テンプレートを使った際のメリットとデメリットを知っておきましょう。

動画テンプレートのメリット

  • 動画制作の時間を大幅に短縮することができる
  • クオリティの高い動画制作ができる
  • 作ってもらうよりコストを削減できる

動画制作の時間を大幅に短縮できること、これがテンプレートの最大のメリットです。編集ソフトを扱えるプロでさえ、時間短縮や労力削減のためにテンプレートを使用することがあります。それくらい動画制作・映像制作には時間がかかるということです。

自分で挑戦してみたけれど、思うように編集ができない経験をしたことがある方も珍しくないと思います。また、完成はしたものの、素人感が抜けないなんて状態もよく見受けられます。

場数を踏むと徐々に動画制作のスキルは上達していくものですが、そこまで時間をかけることができない初心者にとっては、テンプレートを使うことである程度のクオリティを担保できます。

テンプレートを利用することで、費用面でもメリットを得られます。どんな映像を作りたいかにもよりますが、基本的に動画制作・映像制作を業者に頼む場合は最低でも10万円、高くなると数百万円の予算が必要になります。テンプレートを使用する場合、1本1万円前後で作れるものも多く存在します。そのため、コストを抑えたい方にとっては、強い味方になることは間違いありません。

動画テンプレートのデメリット

  • パターンが同じなのでオリジナリティが出せない
  • 基本的にパソコンが必要
  • 微調整ができないor難しい

テンプレートはパターンが決まっているので、オリジナリティを出しづらい点が懸念されるでしょう。色や文字の変更はできますが基本的な動きは同じなので、人気のテンプレートを使用した場合、見る人が見ればテンプレートだと分かってしまいます。自分が選択したテンプレートと同じテンプレートを使った他人の動画を見た場合も同じことがいえます。

また、テンプレートには、動画のテイストによってマッチするテンプレートとマッチしないテンプレートが存在します。例えば企業向けの堅い動画を作りたいのにPOPなテンプレートを使ってしまうと、動画素材が良くても動画全体における雰囲気が崩れてしまいます。作りたい動画の雰囲気にマッチするものがすぐに見つかれば良いのですが、時間をかけて探さないと見つからないこともあります。

さらに、動画編集はWEB上で編集を行うクラウド型や、MacやWindowsなどのパソコン端末で編集を行うソフト型などの形式がありますが、そのどれもが基本的にパソコンを必要とします。最近ではiPhoneなどのスマートフォンに対応しているものもあるのでパソコンの操作が苦手、パソコンを持っていない方はスマートフォン対応のアプリや編集ソフトを選ぶことも可能です。

テンプレートの微調整、編集ができるかは編集ソフトによって異なりますが、仮にこのような機能が搭載されていたとしてもある程度の編集ソフトの知識が必要です。作りたい動画が会社のプロモーションビデオなど、重要で高度な技術が必要なものは、動画制作会社などのプロに依頼する手もあります。ただし、費用を抑えるには会社選びを慎重に行わなくてはいけません。以下の記事では、VIDWEBを含めた動画制作会社を比較して紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

動画制作会社選びに迷ったら読みたい記事

テンプレート型動画制作ツールの種類(クラウド型、ソフトウェア型など)

テンプレートを使用できる動画制作ツールには、WEB上で編集が完結するクラウド型と、パソコンにソフトをインストールして使うソフトウェア型が存在します。

クラウド型動画制作ソフトとは、WEB上で動画制作が可能なサービスです。利用者はネットワークに接続されたパソコンもしくはスマホ経由で、テンプレートをダウンロードして動画編集を行います。

クラウド型の動画編集ツールは、そのサービスを提供しているページ内で完結するため、より簡単にテンプレートを選び、早く編集を完了させることが可能です。クラウド型動画編集ツールの強みはサービスがスマホに対応していれば、スマホ内でも完結させることができる点です。

ソフトウェア型の動画編集ツールは、パソコンにインストールして使うタイプのツールです。一度インストールしてしまうと、インターネットに接続していなくても動画編集を行うことができます。

クラウド型はブラウザ上で編集が完結することが特徴でしたが、ソフトウェア型の場合はプラグインのインストールなどを行うことで、機能を拡張して使うことが可能です。テンプレートも、そのテンプレートを作った会社が提供しているものだけでなく、他者が作ったものでもインターネットでダウンロードして使うことができます。

テンプレートで簡単に動画制作できるサービス7選を紹介

ここからはテンプレートで簡単に動画制作ができるサービスを7つ紹介していきます。サービスによって、提供しているプランやサポート内容、導入費用などが大きく変わってきます。自分に合ったテンプレート選びの参考にしてください。

LightMV(ライト・MV)

LightMV(ライト・MV)

LightMV はクラウド型の動画編集サービスで、インターネットにつながるスマホ、パソコンなどの端末から利用することが可能なサービスです。テンプレートが場面別で見やすく、スマートフォンに特化した縦撮り素材用のテンプレートも含めて、800種類以上のテンプレートを用意しています。

旅行の思い出や、誕生日の思い出など、スマホの写真から手軽にスライドショーにできる機能が、若い世代を中心に人気を集めています。

さらに、有料会員になると無料でHD動画を作成する機能や、クイック動画作成機能などを利用することが可能です。編集可能な素材の制限を50から100にまで拡大し、ロゴなしの動画を作成できます。

初心者でも簡単な操作で動画編集を完了できるので、興味のある方はサービスの詳細について確認してみてください。

CM STUDIO(CM・スタジオ)

CM STUDIO(CM・スタジオ)

CM STUDIO はクラウド型の動画編集サービスで、パソコンからの利用が可能です。ビジネスシーンに特化した豊富なテンプレートが魅力で素材もCM STUDIOで探すことができます。

実際に株式会社サンケイアイやヤマトフィナンシャルなど、さまざまな業界の企業が活用しています。

会員登録し、動画を制作したあとで決済するシステムなので、気軽に動画を作れるのがポイントです。また、複雑な契約手続きや月額利用料、ソフトのインストールは必要ありません。

フォーマットは400種以上の中から最適なものを選択できます。動画が完成してから気に入った場合にのみ、クレジットカード等で購入する流れです。

ホームページやSNSで配信する動画や、社内イベント・展示会などのシーンで公開する動画がほしい企業におすすめします。

Renderforest(レンダーフォレスト)

Renderforest(レンダーフォレスト)

Renderforest はクラウド型の動画編集サービスで、パソコンからの利用が可能です。アニメーションを使ったテンプレートからシンプルなロゴのアニメーションまで、多彩なテンプレートが豊富にそろっていて、購入する前段階で完成形をイメージしやすいのが特徴です。

Salesforce(セールスフォース)やSONY MUSIC(ソニー・ミュージック)、BBCなどの大手企業も利用しています。

商品やサービスをプロモーションするための動画テンプレートが圧倒的に多いので、明確な目的がある人におすすめです。

さらに、動画制作だけでなく、ホームページやオリジナルロゴの制作も行えます。このようなクリエイティブに関連するツールを一貫させたい企業はRenderforestが向いているでしょう。

tollite(トリテ)

tollite(トリテ)

tollite(トリテ) は「あなたにいちばんlitteな動画サービス」というキャッチコピーを掲げるクラウド型の動画編集サービスで、パソコン、アプリを使うことでスマホからの利用が可能です。ただしスマートフォンを使う場合でも編集段階でパソコンが必要になります。

ヤマハが提供しているサービスでテンプレートを使ったビジネス動画を手軽に早く制作できることが特徴です。特にアプリと連携すると、テンプレートに合わせて動画の撮影指示をしてくれるので、動画素材を持っていない場合でも、スマホで動画を簡単に撮影して制作することができます。

企業の製品紹介動画やプロモーション・キャンペーン動画、セミナー告知などのコンテンツだけでなく、マニュアル動画や研修動画など社内に向けたコンテンツも制作することが可能です。

PhotoCinema+(フォト・シネマ・プラス)

PhotoCinema+(フォト・シネマ・プラス)

PhotoCinema+ はソフトウェア型の動画編集サービスで、パソコンにソフトをインストールして利用することができます。トラベルやペット動画、ミュージックビデオなど、さまざまなシーンに合わせたテンプレートが同梱されているので、インストールしてすぐに動画編集をスタートすることができます。もちろん用途に合わせてテンプレートを追加することも可能になります。

同サービスは全7種のシナリオテンプレートを収録しており、フレーズ148種類以上、編集効果80種類以上用意しているので、こだわりのつまった動画を目指せます。初心者でもストーリー性のある動画を作れる「シナリオモード」や、素材を用意するだけで動画制作が完了する「おまかせモード」、ほとんどの部分を自分で編集する「じぶんでモード」から編集モードを選択することが可能です。

さらに、「PhotoCinema+ Business」や「PhotoCinema Wedding」など明確な用途に合わせて異なる商品パッケージがラインナップされているため、迷うことなく始めることができます。

RICHKA(リチカ)

RICHKA(リチカ)

RICHKA はサブスクリプションモデルのクラウド型動画編集サービスで、パソコンから利用することができます。月額制で使い放題、作り放題の新しいテンプレート動画編集サービスで、毎月数百種類のテンプレートが追加されるのが特徴です。

動画自動生成ソフト広告・メディア業種でシェアNo.1、導入実績400社以上を誇るなど、多くの企業から信頼を集めています。実際にYahoo!Japan(ヤフー・ジャパン)やセブン銀行、SoftBank(ソフトバンク)などの大企業も利用しているサービスです。

テンプレートが多いので多岐にわたるジャンルを幅広くカバーしていますが、動画広告やWEB動画コンテンツに特化しており、SNS用のテンプレートも多く存在します。

操作が簡単なので誰でも動画などのコンテンツを量産できるだけでなく、最短1本数分程度で完成を目指すことが可能です。また、Facebook(フェイスブック)やYahooからパートナーとして公認されており、動画配信を最適化できます。

Filmora(フィモーラ)

Filmora(フィモーラ)

FilmoraはWindowsとMacに対応しているインストール型の動画編集サービスです。世界150ヶ国、7700万以上のユーザーに利用されており、ユーザーから高い評価を集めています。

動画講座やチュートリアル動画、サポートセンターなど、サポートを徹底している点が特徴的です。また、ビジネスシーンに向けた動画編集サービスや、ウエディングで使用できる動画編集サービスなどもシリーズとして展開しています。さらに、Filmora Windows版 新バージョン10.5では、Filmoraで使用できるエフェクトは20,000を超えるなど、豊富な素材がそろっている点も魅力です。

テンプレートの動画制作とプロの動画制作の利用シーン

テンプレート動画を使った方が良い場面、使わない方が良い場面についても知っておくと便利です。

結婚式ムービーはテンプレートを活用した動画制作におすすめ!

テンプレートを使った動画制作のおすすめシーンは結婚式ムービーの制作です。結婚式ムービーは式場に依頼すると5万円~10万円ほどかかります。一概にはいえませんが、ほとんどの結婚式ムービーのクオリティはそこまで高く無く、テンプレートを使った動画でもしっかりした結婚式ムービーを作ることが可能です。

結婚式ムービーは、式場で流す以外にも、思い出として保管するものでもあります。やはり自分の好きなBGMを使って、好きなタイミングで場面を切り替えるなど、テンプレートを使った自由度の高い編集の方が向いているといえます。コストも抑えることができるので一石二鳥ですね。

ビジネスに活用する動画はプロに依頼!

ビジネスで活用する動画は、動画制作会社などのプロへ依頼することをおすすめします。企業のブランディング動画や商品紹介動画、サービス紹介動画、人事戦略の肝となる人材採用を目的とした動画、営業ツールの動画化、周年記念動画など、その動画が大きな役割を担うほど、目的やターゲットユーザーの絞り込み、企画構成、表現方法や訴求ポイント等々を熟知しているプロへ依頼して制作することをおすすめします。

VIDWEB(ビッドウェブ)は日本全国はもとより、世界中の優秀な映像クリエイターと連携しているため、ありとあらゆる動画制作が可能です。商品紹介動画を得意とするクリエイター、ブランディング動画を得意とするクリエイター、バズる企画作りが得意なクリエイターなど、クライアントのニーズをしっかりと拾い上げ、高品質な動画に仕上げることが可能な VIDWEB(ビッドウェブ)にぜひご相談ください。

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【まとめ】テンプレートを使った動画制作のメリット

  • テンプレートを使用すると写真や動画素材を入れ替えるだけでクオリティの高い動画制作ができる
  • テンプレートを使うと自分で編集する箇所が少ないので、時間を大幅に短縮することができる
  • テンプレートを使った動画はパターン化されているものがある
  • テンプレートを使用する編集ソフトにはクラウド型とソフトウェア型があり、クラウド型はブラウザ上で完結して、ソフトウェア型はパソコンにインストールする
  • テンプレートを使った動画制作は、ある程度自分の裁量で編集ができるので結婚式ムービーに向いている
  • ビジネスシーンで使う動画はプロへの依頼がおすすめ
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