店舗内動画(インストア動画)制作の基本

2019年5月21日

店舗内動画(インストア動画)制作の基本

動画の配信チャンネルは、インターネットだけではありません。これまであまり注目されていなかったリアル店舗での商品プロモーション用動画が、動画制作コストの低下に伴い重要なプロモーションツールとして台頭してきています。商品の魅力や使用方法をわかりやすく説明したものから、テレビCMのようなイメージ重視のものまで、動画を使った店頭プロモーションは消費者にアピールする為には欠かせないツールとなっています。今回は販促に効果的なインストア動画の制作についてご紹介します。

なぜインストア動画は販促に効果的なのか?

店頭や店舗内に動画が流れていると、つい見入ってしまうインストア動画。インストア動画が店頭プロモーションに効果的な理由を探ってみましょう。

●インストア動画とは?

インストア動画とは販売促進を目的として店舗で流す動画のことをいいます。販促には店員の接客が重要です。しかしながら、店舗に訪れる客の中には店員に話しかけられるのが苦手という人もいます。

そういう場合に商品の特徴や魅力、使い方を解説するインストア動画を流しておけば、客は店員に話しかけられたり、自分から話しかけたりせずに、商品情報を理解できます。また、店員の数が少ない店舗で、一人ひとりに十分な接客ができない場合にもインストア動画が大いに力を発揮するでしょう。

●インストア動画が販促に効果的な理由

情報が氾濫している街中では、ポスターやチラシは埋没しがちでなかなか目立たないものです。しかし、アイキャッチ効果の高いインストア動画なら店の前を通り過ぎただけでも目に留まり、店内誘導のきっかけ作りに役立ちます。

ざわついた店頭では音量を大きくしたり、重要なポイントには字幕を入れたりと、設置場所の環境に合わせた情報提供ができる点も魅力です。

消費者は商品の使用方法の説明や、ユーザーの使用シーンを見ることで自分の生活に落とし込んでイメージしやすくなり、「これなら私にも使えそう」と納得感を持って購入することができます。

インストア動画は、店内誘導や商品説明以外にもブランディングとしての効果が期待できます。例えば、店内のリニューアルを行うには高額な費用がかかりますが、ブランドイメージやコンセプトに合わせたインストア動画を導入するだけで、店内の雰囲気を変えることが可能です。照明や音楽を組み合わせると、よりインパクトのあるイメージを演出することができます。

インストア動画制作のポイント

「うちの店舗にもインストア動画を導入しよう」となった際、どのような点に注意して制作すれば良いでしょうか。インストア動画の制作ポイントをご説明します。

●ターゲットを明確にする

「誰に向けた動画なのか」を明確にして制作しましょう。商品を届けたいターゲットを具体的に設定し、動画の中に相手に対する呼びかけを入れておくことで自分事だと認識してもらい、注意を引くことができます。動画の内容が自分に合ったものであれば、呼びかけられたターゲットは商品に関心を持ち、購買など最終目的の行動へ繋げることができます。

●商品のデモンストレーションを流す

高額な商品の場合、ターゲットは商品について理解を深めてから購入したいと考えるものです。商品紹介や使い方のデモンストレーション動画は、「私でも使えるかな?」という購入前の不安を解消し、心理的なハードルを取り除くことができます。

動画はたくさんの情報を提供できますが、あまりに情報を盛り込みすぎるとポイントがぶれ、何を言いたいのかわからない動画になるおそれがあります。デモンストレーション時の商品説明は、簡潔かつ明確にポイントをまとめたものにしましょう。

●ストーリー性とテンポの良さを意識する

変化に乏しい映像がダラダラと続く動画では、通りがかる人の足を止め、客を魅了することは難しいでしょう。情報が氾濫している街中で動画を見てもらうためには、ストーリー性やテンポの良さを意識することが大切です。
動画は、視覚と聴覚の両方に訴えることができる媒体なので、音楽も効果的に使いましょう。ストーリーやテンポに合った音楽を取り入れることで、より印象に残る動画に仕上がります。

●作り手のインタビューを入れる

作り手や開発者のインタビューの中には、商品開発に懸けた情熱やアピールポイントを熱く語っているものがあり、つい見入ってしまうことがあります。作り手や開発者本人が商品へのこだわりを語ることで説得力が増し、ユーザーの心を動かしたり、「そんなに熱意を持って作られた商品なら、きっと良い物に違いない」と安心感を与える効果があります。また、他社との差別化という点でも役立ちます。
この手法は生鮮食品から家電、車など幅広い分野で活用されています。

思わず足を止める!インストア動画の事例

販促として活用されているインストア動画の中から、見本となる動画の事例をご紹介します。

●株式会社アキタフーズ きよらグルメ仕立て CM「おそろい篇」


卵黄にこだわり、調査研究を重ねた結果、卵黄の脂質が食感や旨味などの“たまごのおいしさ”を左右することを突き止めたアキタフーズの高級たまご「きよら」。卵は見た目では、その違いが分かりにくいので、その良さやイメージを伝えるために卵売り場で流している動画です。有名人の映像と和やかなBGMがスーパーで買い物をしている人の足を止めさせます。

●新ラガーズハイ店頭VP動画


サッポロビール「ラガーズハイ」の店頭動画です。スピード感のある爽やかな映像と音楽を使用し、商品の特徴である「颯爽としたのどごし」を言葉だけでなく全体のイメージとしてうまく伝えています。イオングループ限定販売の商品として、イオンの店頭で使用するために作成されたものです。

●レヴール フレッシュール 店頭モニター用PV(生シャンプー)


女性誌の美容部門で高く評価されていることを強調することで、商品のターゲットを明確にしています。ターゲットと同世代である使用者の「生シャンプーって聞いただけで絶対使ってみたい!」という声を紹介したり、他のシャンプーと違う商品の特徴を「進化」と表現することで商品の価値を訴求しています。髪のケアが気になる女性なら、思わず足を止めてしまう店頭動画です。

まとめ

動画を流す環境とターゲティングを考慮した動画を制作する事が大切です。インストア動画は、視聴環境を考慮して作成することがポイントです。リッチな動画を作成しても、周囲の雑音や障害物でターゲットに届かなければ販促として活用する意味がありません。
どのような動画を制作すればターゲットに「自分事」と思ってもらえるのか、商品の必要性を感じてもらうにはどうすればいいか、あらかじめ綿密に計画を立ててインストア動画にトライしてみてください。

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