インバウンド対策動画のポイントと事例

2019年6月10日

インバウンド対策動画のポイントと事例

訪日外国人観光客の増加に伴って、各自治体や企業によるインバウンド事業が盛んになっています。訪日外国人に日本のことを理解してもらうには、文字で説明するよりも動画が効果的です。それぞれの自治体や企業では、より多くの外国人観光客の誘致するため、工夫を凝らした動画を制作しています。ここでは、動画をインバウンド事業に活用する際のポイントと事例をご紹介します。

なぜインバウンド事業に動画が効果的なのか

外国人に限らず観光客は、旅行する前に旅先の情報をWebサイトなどでよく調べ、行きたい場所、宿泊先、食べたい物の見当をあらかじめつけておくものです。その際、わかりやすく印象的な動画を提示できているところは、他のサイトより訴求力が高く、効果的な集客につなげることができます。
自治体はインバウンド事業用の動画を制作することで、それまで注目されていなかったその地方の特色やそこで出来る体験をこれまで以上に紹介し、知ってもらうことができるようになります。これによって外国人観光客を誘致できるようになり、地方経済の活性化につなげることができるでしょう。

●インバウンド事業に効果的な動画のポイント

ターゲット旅行者に合わせたコンテンツ作り
効果的な動画を作成するには、ターゲットとする国別に内容を少し変えると良いでしょう。理由は、国によって習慣やタブー、情報発信に適した時期、興味を引くコンテンツが異なるからです。

地域オリジナルのコンテンツ
外国人観光客には、雰囲気重視の落ち着いた動画よりも、オリジナリティがありインパクトのある動画が好まれます。下記に挙げた佐賀県のインバウンド事業プロモーション用アプリ紹介動画は、ユニークな内容で話題になりました。

観光スポットのマナーや習慣の紹介
ホテルや寺社仏閣などの観光スポットなら、動画によって使い方やマナーについてわかりやすく説明できますので、サービスの向上につながるだけでなく、興味や関心を持たせることができるでしょう。
例えば、西武鉄道が作成した秩父・川越地方のPR動画は、実用的な情報が詰まった旅行ガイドのようになっており、外国人観光客は動画を見るだけで現地を疑似体験でき、楽しみ方を知ることができます。

『Fascinating Trip you don’t wanna miss!! Chichibu & Kawagoe with Seibu Railway』

アニメで紹介
日本のアニメの質の高さは外国でも知られていますので、アニメの使用も効果的です。また、アニメの場合は、アフレコを変更して多言語化しても違和感はあまりありません。愛媛県松山市のプロモーション動画は、地元松山市出身のタレントや声優を起用したオリジナルアニメとして、さまざまな賞を受賞しました。
『松山 アニメ「マッツとヤンマとモブリさん」 水樹奈々/友近』

各都道府県の「外国人観光客向け動画」を見てみよう!

各自治体がインバウンド事業用に作成した動画をいくつかご紹介します。

●鹿児島県


http://kagoshima-trip.jp/(「本物。鹿児島県」PR動画)
ドローンで空撮した動画です。美しい自然を迫力満点の映像でアピールしています。離島の映像を集めた「BIRD’S EYE VIEW OF KAGOSHIMA」と鹿児島県の観光スポットの映像を集めた「KAGOSHIMA Energetic Japan」の2つの動画があります。
英語と日本語で短いキャプションがあるだけで、全編息をのむ美しい光景が広がっています。

●佐賀県

DOGAN SHI・TA・TO
http://saga-travelsupport.com/lp/(SAGA TRAVEL SUPPORT)
短い動画ながらユニークな内容で話題になりました、観光案内アプリ「DOGAN SHI・TA・TO(どがんしたと)の紹介です。全編英語で、内容は観光客向けのスマートフォン用アプリケーションとコールセンターの告知のみと、インバウンド事業を意識した作りです。公式サイトは6カ国語に対応しています。

●石川県


http://www.ladykaga.me/(レディー・カガ)
和風イメージの動画に、Lady Gagaに掛けたタイトル「Lady Kaga」の組み合わせが個性的です。温泉宿・料理店の女将さんや仲居さん、漆器作りのお店のスタッフなど、観光客と接する機会の多い女性たちの働く姿を見せています。
最新作はニューヨーク編で、英語での説明も多く、インバウンド事業を意識しています。

企業・大学による「外国人観光客向け動画」の取り組み

インバウンド事業を強化して外国人観光客を集客したい企業や、留学生を受け入れる大学も動画でアピールしています。

●ANA(全日空)


https://www.ana-cooljapan.com/(IS JAPAN COOL?)
ANAは、外国人から見た日本の魅力を集めたサイト「IS JAPAN COOL?」を運営しています。全編英語で、各都市の見どころをはじめ、「Craftman(職人)」「道(Dou)」「和食」「ショッピング」「ラーメン」「カワイイ」など、人気キーワードごとのディープな特集ページがあり、充実した内容です。

●慶應義塾大学


大学の国際化を進めるために作成した動画です。2分程度の短いものですが、スタイリッシュでリズミカルな映像で、留学生に「日本に留学したらこんな生活が待っている」ということをうまくアピールしています。
セリフはありませんが、内容はわかりやすく、ダンスと日本舞踊など、伝統的な日本と現在の日本を対比して見せるなど随所に工夫が施されています。
http://www.global.keio.ac.jp/en/whychoosekeio/shaping.html(慶應義塾大学英語サイト)

まとめ

動画なら世界に向けたアピールも簡単です。日本を訪れた外国人観光客の数は2018年度、前年度比108%増の3,119万1,856人(出典:日本政府観光局(JNTO))となり、初めて3000万人の大台を突破しました。外国人観光客が国内で消費する経済効果は大きく、政府は東京オリンピックが開かれる2020年に4000万人という目標を掲げています。
インバウンド事業に強力な武器となるのが動画です。動画なら言葉の壁を超え、世界中の人たちにアピールできます。インバウンド事業を強化したい企業のマーケティング担当者は、動画の積極的な導入をおすすめします。

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