動画制作・映像制作会社なら株式会社VIDWEB(ビッドウェブ)
用語集

タイムラプスとは

VIDWEBコラム編集部 VIDWEBコラム編集部
公開日:2021年11月25日 / 最終更新日:2021年11月25日
タイムラプスとは
Pocket

タイムラプスとは、一定間隔で連続撮影した静止画をつなげ、早回し再生してコマ送り動画のように見せる撮影技法を指します。英単語の元の意味は、time(タイム/時間)とlapse(ラプス/経過)という単語を組み合わせた用語となります。日本語で低速度撮影や微速度撮影と呼ばれることもあります。

理科の教材ビデオで、星や雲といったゆっくり動いている風景を定点観測したコマ送り動画をよく見かけるように、この技法自体はカメラ撮影がデジタル化する前から存在しています。スローモーションとは真逆の動画なので、長時間の変化を短時間でユーザーに視聴してもらえるのです。

近年は、タイムラプスを撮影する機能が搭載されているスマートフォンのカメラアプリも数多くリリースされており、とても簡単に実践できる撮影技法の一つになっています。専門知識がなくても気軽に印象的な動画を撮影できるので、InstagramやTikTokといったSNSの動画投稿でもこの撮影技法を取り入れている人もいます。

タイムラプスに向いた動画の種類

実際にどのような種類の動画がタイムラプスに向いているのかを具体的な事例を通して解説します。

風景の変化/キヤノン

キヤノンから発売されているEOS 5Dsというカメラのタイムラプス動画撮影機能を紹介した動画です。

さまざまな風景を事例として、東京のある1日をタイムラプス動画機能で紹介しています。このようにある風景の移り変わりを時間経過で見せていく動画に、タイムラプスの撮影は向いています。人や車の動きなども風景と一緒に撮影することで人々の生活風景も描写できるので、導入部分や場面をつなげるトランジション部分に、風景のタイムラプス動画を効果的に用いている企業CMも数多く存在します。

星空の観察/株式会社ビクセン

ビクセンから発売されているポータブル赤道儀・星空雲台「ポラリエ」のタイムラプスムービーを紹介した動画です。

星空の撮影のように、軌道が決まっている天体の動きにタイムラプス動画は最適な技法です。歴史的建造物と組み合わせて星空をタイムラプス撮影すれば、その観光スポットの新しい魅力を伝えることもできます。

植物の成長/National Geographic

地理学、環境学、人類学などを専門に扱うNational Geographicが公開しているさまざまな花の開花を撮影した動画です。

ゆっくりとした変化で長時間経過を追えるタイムラプス動画撮影によって、植物の成長を動きのある変化として視聴できます。園芸関係や教材など植物の成長と直結しているビジネスは限られていますが、化粧品や芳香剤など植物由来の香料が使われているフレグランス関連商品の紹介に用いることで、効果的に香りのイメージを伝えることができます。

イラスト等の制作過程/KDDI

KDDIがYouTubeで公開しているイラスト作成のタイムラプス動画です。

イラストレーターの沼田光太氏は、KDDIが運営している情報メディアである「TIME&SPACE」で連載されている連載マンガ「デジカル大ちゃん」の作者です。動画は、そのメインキャラクターのデジカル大ちゃんを描く制作過程を撮影しています。

このような物の制作過程にもタイムラプス撮影は向いています。企業のキャンペーンにフリーハンドで描かれたキャラクターやマンガを用いている場合は、制作過程をタイムラプス撮影動画で配信することで作家のファンもサイトに呼び込むことが可能になります。

タイムラプス動画の撮影方法

タイムラプス動画を撮影するには、プロユースの定点観測カメラ、高性能なスマートフォン端末、デジタルカメラのいずれかを用意する必要があります。それぞれの撮影方法を以下に簡単に説明します。

定点観測カメラ(タイムラプスカメラ)

タイムラプスカメラと呼ばれるプロユースの定点観測カメラを用意すれば、説明書や撮影ガイドに従って操作することで簡単にタイムラプス動画を撮影できます。また、定点観測カメラには少しずつアングルを変えてタイムラプス撮影することが可能なパン撮影(カメラを固定したまま、フレーミングを水平・垂直に移動させる撮影技術)機能を搭載している機種が多くあります。一般のユーザーも十分に購入可能な価格帯の機種も販売されていますが、主に業務用としてライブカメラや建築現場の記録用に使用されています。

デジタルカメラ

ミラーレス一眼などのデジタルカメラの多くに、「タイムラプス動画撮影」や「インターバル撮影」といった機能が搭載されています。タイムラプス動画撮影機能は、その名前の通りの機能なので、説明書やガイドに従えば簡単にタイムラプスを撮影できます。インターバル撮影機能は、グルーピングした画像群を使ってPCでタイムラプス動画に加工する必要があります。いずれも撮影自体は簡単ですが、カメラ設定に露出モードやホワイトバランスなどの基礎知識が必要になるので、デジタルカメラに不慣れな方には不向きです。

スマートフォン端末

【iOS】
標準のカメラアプリにタイムラプス機能がiOS8から搭載されています。「カメラ」アプリを起動し、画面下部にある撮影モードをスワイプして「タイムラプス」を選択してから「撮影」のアイコンをタップすることでタイムラプス動画を撮影できます。撮影を終えたい場合は「停止」アイコンをタップします。iOSのタイムラプス撮影は、インターバルが自動で調整されます。App Storeから純正カメラアプリ以外のタイムラプス機能搭載のカメラアプリをダウンロードすることも可能です。

【Android】
Androidは機種によって標準カメラアプリにタイムラプス機能が搭載されていないものがありますが、Google Playからタイムラプス撮影が可能なカメラアプリをダウンロードすることで対応可能です。それぞれのカメラアプリによって撮影方法は異なるので、アプリの操作ガイドやヘルプ機能で確認しましょう。

タイムラプス動画撮影の注意点

タイムラプス動画を撮影する際に注意すべき点についても説明します。

カメラをしっかりと固定する

タイムラプス撮影では、カメラが少しでも動いてしまうとブレた映像になります。安定した三脚やスマホスタンドを用意し、しっかりと機材や端末を固定した状態で撮影することが大切です。

バッテリーを十分に充電した状態で撮影を開始する

タイムラプス撮影は長時間になるので、バッテリーが切れないように注意が必要です。十分なバッテリー状態で撮影が開始できるように予め充電しておきましょう。場合によってはモバイルバッテリーやポータブル電源を利用することも必要です。

撮影時間はあらかじめ計算しておく

タイムラプス撮影が例えば30fps(1秒間に30枚の写真が使われるフレームレート)の場合、9,999枚で約333秒の動画になります。これを5秒のインターバルで撮影する場合は、約28分の時間が必要になります。フレームレートやインターバルは、撮影目的によって適正な値を設定しないと編集が大変になるので、撮影時間を予め設定しておくことが大切です。

屋外の撮影は天候の変化も考慮する

風景や天体を撮影する場合は、天候の変化も考慮に入れておきましょう。特に強風や豪雨などによって撮影続行が不可能になるケースもあるので注意しましょう。

技術の進歩によって簡単になったタイムラプス動画撮影

以前は、高価な機材が必要で設定もプロカメラマンレベルの専門知識が必要だったタイムラプス動画撮影ですが、技術の進歩によって誰でも撮影可能な技法になっています。

スマートフォンによる撮影は特別な機材も不要ですので、本記事でタイムラプスという用語をしっかり理解して撮影にチャレンジしてみましょう。

Pocket

関連記事
コンテとは 2020年9月3日
ディーンの法則とは 2020年4月16日
ビットレートとは 2021年11月17日

PAGE TOP