「若者に受け入れられる研修動画」
をご提案いただける会社を探していました
記載している内容はインタビュー時(2020年12月)の情報となるので、情報が古くなっている可能性がございます。制作した動画は社内研修用のため、非公開とさせていただきます。
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悩み・課題
- 各拠点任せになっていた教育、研修を変えたい(脱属人化)。
- 研修動画を若い世代に受け入れられるコンテンツにしたい。
- 一方的な講義動画ではなく、実践に近い動画コンテンツを制作したい。
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効果・結果
- 最低限身につけておく知識をツール化できた。
- 若い世代からとても好評だった。
- 実務に沿った形の動画に仕上がった。
西山様と竹森様の職務についてお聞かせいただけますでしょうか?
池田:本日はお時間をいただきありがとうございます。まずはじめに、西山様と竹森様の職務についてお聞かせいただけますでしょうか。
西山様:営業本部、営業企画部、ショールーム企画グループに所属している西山です。ショールームの支援とアドバイザー教育などを担当しています。
竹森様:営業本部、営業企画部、販売特販グループに所属している竹森です。営業前線を管理する部門において、研修担当者という立場で、社内では若手社員の研修、社外ではお取引先様向けのセミナーなど担当しております。
まず、当社の状況について少しお話しします。当社はチープ・ガバメント、いわゆる各拠点に権限を与えて事業運営を行なっておりまして、社員の教育や研修についても各拠点の裁量で進められてきました。
しかしながら、時代の変遷とともに、従来の教育・研修体制では対応できないことも増えてまいりました。このコロナ環境下という特殊な状況を契機に、会社全体としてきちっとした教育体制の構築が必要だろうと考え、社内のプロジェクトを進めています。
今回どのような経緯で研修用の動画を制作したのでしょうか?
西山様:もともと、ショールームのアドバイザーだけが見る動画コンテンツはありましたが、あくまでも対象がアドバイザーのみでした。今回はアドバイザーだけでなく、全社員を対象として、事務系も営業も当社商品の特徴をきちんと理解できるようなコンテンツを制作したいと思い、動画制作に着手いたしました。
竹森様:西山さんが進めていたプロジェクトの動画(社内向け研修動画)を見たところ、非常に良い出来栄えだったので、弊社の取引先(販売代理店)用にも転用できないかと考えました。
新人研修に使うということは、経験の浅い人にもわかるように伝えるということなので、リフォーム業者や営業活動で訪問する先、ターゲット先にもタカラスタンダードの良さを伝えるために、良いツールになるのではないかと思いました。
営業マンのスキルによって、説明の仕方がバラバラだったという事情もありましたので、今回制作した動画を活用して、若手でもベテランでも、タカラスタンダードの商品がきっちりと伝えられるようにしたいと思いました。
池田:営業スキルが属人化されていたので、基準を作るために今回の動画を活用されているということですね。
竹森様:はい、アドバイザーについても同様に、OJTを現場に任せきりになってしまった点もあるので、最低限身につけるべきスキルは、全員が習得している状態にして、底上げを図りたいと考えていました。
動画であれば、「いつでも」「どこでも」「何度でも」、繰り返し腑に落ちるまで見ることができますから、スキルの定着には有効だと思いました。
当社はもともと、人材教育については惜しみない投資をする会社です。新入社員の集合研修なども全員が一堂に集まって一定の期間研修活動を行うなど、企画運営してまいりました。
しかしながら、従来の方法では、習得レベルに差が出たり、属人化してしまう点が否めなかったので、別のやり方を模索していたところで、動画コンテンツにたどり着いたというわけです。今回コロナという特殊な状況がありましたが、発想の転換として、一気に進めたいと思いました。
今回の動画制作において、特に意識したこと、取り入れたことなどあればお聞かせいただけますでしょうか?
西山様:ビッドウェブ社からは、話し手が一方通行に伝える研修動画ではなく、より実務に沿った形で研修動画を制作してみてはどうかと、企画提案がありました。
制作する上で特に意識したことですが、今この時代ならではの動画。デジタル世代と呼ばれる若い世代が、興味を持って視聴する映像のトーン、キャッチーなテイストに仕上げたい、というリクエストをしました。
制作した動画については、視覚的にも聴覚的にもわかりやすいと好評で、今風の動画に仕上げていただいて満足しています。
今回VIDWEBにご依頼いただいた決め手は何でしょうか?
池田:動画制作会社を決定する際に、弊社以外にも声がけをしていたと思いますが、選定の理由についてお聞かせ願えますでしょうか。
西山様:正直にいうと、金額は他社の方がコストメリットがありましたが、若いターゲットに刺さるクリエイティブと提案力が決め手でした。視聴対象のメインが若い世代だったので、いかにして若い人に見てもらえるか、見続けたいと思う仕掛けを作れるかどうかが、選定のポイントでした。
池田:ありがとうございます。費用の件、次回改善とさせていただきます。笑
制作を進める上で、ネックになった点などありましたか?
西山様:原稿の初稿が出てきた時に、完成度がとても高いと思いました。担当いただいた飯田ディレクターの理解力が高く、アウトプットのレベルが非常に優れていました。
池田:ありがとうございます。竹森様はいかがでしょうか。
竹森様:原稿作成の際に、担当の飯田ディレクターが的確にポイントをまとめてくれて、リターンのレスポンスが早いことも印象的でした。こちらのリクエストの意図をよく汲み取っていただき、修正もスムーズにご対応いただきました。人によっては流してしまうことも、細かい点まで気づいてくれて柔軟に対応いただきました。
完成した動画について、感想を教えていただけますでしょうか?
西山様:思った以上に完成度が高かったです。要は、今風に作って欲しかったのですが、若い人が受け入れられる、最先端をいくようなデジタルコンテンツが欲しかったので、こちらのリクエストを汲み取って仕上げてくれました。
同じ素材を渡していても、静止画で表現する会社もあれば、動かしながら見せる会社もあります。興味を持ちながら視聴できる動画に仕上がったのかなぁと感じています。
竹森様:新入社員研修や若手研修を実施する上でも、コロナ環境下におけるデジタル化が遅れていましたが、このタイミングでこういうコンテンツが作れたことは、今後の事業運営において大きなヒントになりました。
デジタルネイティブ世代に対しては、視覚情報、聴覚情報を駆使して伝える。世代に合わせた形でコンテンツを制作することができました。
「社内のコンテンツを充実させることで、社外の営業支援にもつながること。」これが一番の気づきでした。
研修動画の制作する上で、費用対効果についてはどうお考えですか?
西山様:費用対効果の判断はこれからになると思います。このコンテンツは基本中の基本で、今後は応用のフェーズ、次のフェーズと次のカリキュラムができてくると、より成果につながるコンテンツができるかと思います。
竹森様:次に目指すべきところは、他社の主力店に営業活動をする際に、ただ商品のPRをするのではなく、メーカーならではのノウハウも合わせて伝えられるようにしたいと思います。
商品だけのPRだけでは、もう受け入れられない時代なので、いかにして付加価値を伝えられるか。それは、ユーザーへの提案の仕方や、接客時の注意点など、ユーザーに寄り添った提案は具体的にどんな導きをするのかなども伝えられるようなカリキュラムを作りたいと考えています。
池田:モノではなく、コトもサポートするコンテンツを考えられているということですね。
今後の展望についてお聞かせください
竹森様:今は中止になっていますが、対外向けのセミナーで、タカラホーロースクールというセミナーを33年間開催してきました。今はオフラインでのセミナー実施が難しくなっていますが、タカラだからできる営業支援、人づくりは今後も踏み込んで実施していきたいと思います。
今後の会社の構想としては、今までアナログにどっぷりの会社でしたが、デジタル化、オンライン化が進んでいる世の中なので、eラーニングのコンテンツも充実を図っていこうという考えも芽生え始めています。
池田:今後社内でのデジタル化を進める上で、本コンテンツがお役に立てれば嬉しく思います。
最後になりますが、VIDWEBにメッセージをお願いします
西山様:今回制作に携わったスタッフさん、カメラマンさん、音声さん、マイクさん、飯田ディレクターを含めて丁寧にご対応いただけたことは印象的でした。何回か動画制作に携わった経験はありますが、撮影現場でのこだわり、各カットに対するこだわりを、ここまで追求するチームは初めてでした。
妥協せずに最後まで粘り強く対応してくれた結果、良い動画が作れたのだと思います。
池田:あたたかなお言葉ありがとうございます。撮影チームの温度感が動画内で伝われば嬉しく思います。
本日は、貴重なお時間をいただきありがとうございました!
タカラスタンダード株式会社
タカラスタンダードは、水まわり専業メーカーとして、長年にわたり研究開発を続けてきました。そこで培った経験と実績をもとに、「ホーロー」という素材で、ひとつ上の上質な暮らしをご提案いたします。
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