コロナの影響で行動自粛が呼びかけられるなか、セミナーやイベントなども相次いで中止となっています。これを機にウェブを使ったセミナーやライブ配信を始めようと考えている企業は多くなっています。
今回は、有名なウェビナーツールの中からおすすめのツール10個と、ウェビナーツールを選ぶ際のポイントを紹介します。
ウェビナーとは
ウェビナーとは、ウェブとセミナーを掛け合わせてできた言葉です。インターネット上でセミナーを行うことを指し、会場や交通費などがかからないため、配信者側も視聴者側もメリットの多い形態のセミナー開催手法と言えます。
配信方法はリアルタイム配信と録画配信があり、リアルタイム配信は視聴者とのコミュニケーションを取りながら進められます。そのため、距離感が近くセミナー内容に対しての理解度が高まることが期待できるのが特徴です。
また、録画配信は視聴者の都合のいい時間に視聴できるうえ、繰り返し視聴できるというメリットがあります。
おすすめのウェビナーツール10選
数あるウェビナーツールのなかでもおすすめのツールを10個厳選して紹介します。
掲載している情報は記事執筆時点の情報です。最新情報は必ず各社公式ウェブページを参照してください。
Zoom ビデオウェビナー
Zoom ビデオウェビナーは、Web会議ツールとしておなじみのZoomにオプションとして付属しているウェビナーツールです。
質疑応答や注意インジケーターから、視聴者が何に一番興味を示しているかを分析できるため、マーケティングにも役立てることができます。また、シンプルで分かりやすいUIで、初めての方でも感覚的に操作できるため、ウェブ初心者をターゲットとしたウェビナーにも最適です。
特徴
- ウェブ初心者でも使いやすいUI
- 視聴者の反応を細かく分析できる
会社名 | Zoomビデオコミュニケーションズ |
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価格 |
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公式ページ | https://explore.zoom.us/ja/products/webinars/ |
コクリポ
業界標準の1/10の価格でウェビナーを開催できるコクリポ。専用のソフトが不要なのですぐに始められ、マルチデバイスにも対応しています。フリープランは最大60分、3人の同時接続が可能なので、小規模なウェビナーにおすすめです。
また、回線切断を最大限に抑止しているため、300名規模の大きなウェビナーでも安定した映像が提供でき、視聴者にストレスを与えることもありません。
特徴
- 300名規模のセミナーが1時間3,500円で配信できる
- スマートフォンやタブレットでの視聴可能
会社名 | 株式会社コクリポ |
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価格 |
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公式ページ | https://promote.cocripo.co.jp |
V-CUBEセミナー
V-CUBEセミナーは、Web会議システムやテレビ会議システムを提供する会社「株式会社ブイキューブ」が開発したウェビナーツールです。これまでに5,000社以上の企業がV-CUBEセミナーを導入しており、高いセキュリティと24時間365日の万全なサポート体制で信頼を得ています。
8つのスタジオを完備しているため、撮影場所に困っているという方や本格的な機材で撮影したいという方におすすめです。
特徴
- スタジオを完備しているため、より本格的なセミナー動画を配信できる
- サポートが手厚い
会社名 | 株式会社ブイキューブ |
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価格 | お問い合わせ |
公式ページ | https://jp.vcube.com/eventdx/vcube-seminar |
FreshVoice Webinar
FreshVoice Webinarは、最大50名までの同時配信が可能なウェビナーツールです。アプリやソフトのインストールは不要で、視聴者側もメールに添付されたURLをクリックするだけでウェビナーを受けられるため、敷居の低さが受講率を上げる手助けをしてくれるでしょう。
無料トライアルも実施しているため、まずは試してみてはいかがでしょうか。(※5/16現在急激なユーザー増加により新規の申し込みを制限中)
特徴
- 視聴方法が簡単
- 挙手機能で質問が簡単
会社名 | エイネット株式会社 |
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価格 | お問い合わせ |
公式ページ | https://www.freshvoice.net/ |
Giga Cast
Giga Castは、セミナーの告知や参加申し込みページの作成、アンケートの集計などさまざまな機能を取り揃えているウェビナーツールです。資料への書き込みがリアルタイムで行えるため、ポイントや強調したい箇所をすぐさま共有できるのが嬉しいポイント。
料金形態も豊富で、ウェビナーツールでは珍しいプリペイド制もあり、小規模なウェビナーや年に数回の利用頻度の方におすすめです。
特徴
- 資料にリアルタイムで書き込み可能
- 料金形態が豊富
会社名 | ロゴスウェア株式会社 |
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価格 |
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公式ページ | https://powerlive.logosware.com/ |
Live On
Live Onは、独自の圧縮技術で海外からの接続でもタイムラグを極限まで抑えたスムーズな動画配信が可能なウェビナーツールです。
オプションにはコールセンター機能やアプリケーション共有機能もあり、ほかのアプリを視聴者と共有することができます。また、操作権を譲渡することで視聴者が操作することも可能です。
14日間の無料トライアルを実施しており全ての機能が試せるため、まずは体験してみてはいかがでしょうか。
特徴
- 独自の技術で高画質・高音質
- 他アプリケーションの共有可能
会社名 | ジャパンメディアシステム株式会社 |
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価格 |
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公式ページ | https://www.liveon.ne.jp/ |
millvi
millviは高いセキュリティ対策で700社以上の会社が導入しているウェビナーツールです。アクセス制限や動画を暗号化することで、認証していないユーザーからのアクセスを防ぐことができます。
また、動画内にリンク付き画像を挿入できるため、コンバージョン率をUPさせるにはうってつけです。操作も簡単で、ウェビナー初心者の方でも簡単に使いこなせるようなUIテンプレートが10種類あります。30日間の無料トライアルがあるため、まずはじっくり試してみると良いでしょう。
特徴
- クリック可能な画像が挿入できる
- UIのテンプレートが10種類と豊富
会社名 | 株式会社エビリー |
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価格 | 初期費用…100,000円
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公式ページ | https://millvi.jp/ |
Adobe Connect
Adobe Connectは、最大1,500名までの接続が可能なウェビナーツールです。付属しているCMSに画像やテキストを挿入するだけで、デザイン力・訴求力の高い告知ページやウェビナー通知メールを送ることができます。
また、メールのテンプレートも用意されており、視聴後のサンキューメールや不参加者へのフォローアップメールも自動送信できるのも特徴です。1カ月間の無料トライアルがあるので細かい操作方法など実際に体験してみてはいかがでしょうか。
特徴
- 大規模なウェビナーにも対応している
- 録画容量が無制限
会社名 | アドビ システムズ 株式会社 |
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価格 |
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公式ページ | https://www.adobe.com/jp/products/adobeconnect.html |
Skype
無料のビデオ通話で有名なSkypeですが、少人数のウェビナーやオンライン会議でも利用可能です。グループビデオ通話は最大10名まで接続できます。
録音や画面共有など、ウェビナーで使う機能は一通り揃ってるため、元々Skypeを使っていて新しいウェビナーツールの使い方を覚えるのはちょっと面倒、という方におすすめです。
特徴
- リアルタイムの字幕機能あり
- 登録者数が多いため、視聴者側も安心して参加しやすい
会社名 | マイクロソフト コーポレーション |
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価格 | 無料 |
公式ページ | https://www.skype.com/ja/ |
Jストリーム
ウェビナーをトータルサポートしてくれるJストリームは、年間1,800件以上のライブ配信実績があるウェビナーツールです。配信中も経験豊富な技術者が手助けしてくれるため、初めてのウェビナーで不安という方でも安心してウェビナーに集中できます。
また、自社のネットワークにより高画質・高音質な映像を安定して提供できるため、フリーズやノイズなどによるストレスが少ないのが嬉しいポイントです。配信後のアクセス数や平均視聴時間などのデータも提供してくれるため、次のウェビナーを更に良いものにするための課題を洗い出すこともできます。
特徴
- 撮影から配信までをトータルサポート
- 安定したネット回線でストレスフリー
会社名 | 株式会社Jストリーム |
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価格 | お問い合わせ |
公式ページ | https://www.stream.co.jp/ |
ウェビナーツールを選ぶときのポイント
これまでに10個のウェビナーツールを紹介しましたが、最終的には一つのツールに絞らなければいけません。ここではウェビナーツールを選ぶ際のポイントを紹介します。
使いやすさ
配信者側にとっても視聴者側にとっても、視聴するまでの工程が少なく操作方法が簡単な方が無駄なストレスがかかりません。
視聴方法や操作方法が難しいと、視聴者からの「やり方が分からない」 という問い合わせに対応しなければならなくなるため、お互い手間が増えてしまいます。
アプリのインストール不要、会員登録不要、複雑な操作は不要など、ウェビナーを視聴するまでの敷居が低く、ネット初心者でも使いやすいツールの方がターゲットがどんな層でもオールマイティに対応できるでしょう。
映像の質
ウェビナー内容がどんなに良くても、映像が粗かったり音声が途切れてしまっては視聴者に不快感を与えかねません。 高画質・高音質に対応したツールを使用することで、 タイムラグのないスムーズなウェビナーを提供することができます。
まずは無料で試してみよう
以上、 さまざまなウェビナーツールを紹介しましたが、ツールによって使える機能や最大接続人数が異なります。また実際に操作してみないと使い勝手の良さはわからないものです。
今回紹介したウェビナーツールの中には無料トライアルがついているものもあるので、まずはいくつかのツールを試し、自分に合ったツールを厳選してみてはいかがでしょうか。