テロップ(telop)とは、映像に重ねて表示する文字や図形のことです。辞書では、テレビの画面にカメラを通さずに文字や図形、写真などを映し出す装置と、その装置で映す文字や図形の両方を指す言葉として説明されています。当社では、企業の動画やSNSの動画で画面に出す、名前や肩書き、話の要点、数字、話している言葉などの文字を、テロップと呼んでいます。
テロップは、もとは米国のグレイ社(Gray Research & Development Company)のテレビ用投影装置の商標「TELOP」です。日本の辞書(デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典)は television opaque projector(テレビジョン・オペーク・プロジェクター)の略と説明しています。一方で、1949年に米国の放送業界誌に載ったメーカーの広告は、TELevision Optical Projector(テレビジョン・オプティカル・プロジェクター)の頭文字としています。どちらが元の語かは資料によって分かれるため、この記事では両方を示しています。
当社が確かめた英語の主要な辞書には telop の見出しがなく、英語で画面の文字を指して telop と言っても、通じにくいと当社は考えています。英語では、画面の下側に出す名前や肩書きの文字は lower third、翻訳の字幕は subtitles のように、用途ごとに呼び分けます。
この記事では、テロップの語源と意味の広がり、英語での言い方、字幕・キャプションとの違いを、辞書や当時の資料をもとにご説明します。後半では、動画を制作会社に頼むときに、テロップについて決めておきたいことを、当社の制作の進め方からまとめています。
テロップの語源と意味の広がり
テロップは、もともと画面に出す文字そのものではなく、テレビ放送で文字や絵を映し出す装置の名前でした。日本大百科全書(ニッポニカ)は、テロップを、テレビ画面に文字や図形、写真などを映し出すための装置、またはこの装置に用いる反射カードと説明し、アメリカのグレイ社の商品名だとしています。カードの寸法は125×100ミリメートルとあります。
1950年のメーカーの広告によれば、この装置は、不透明なカードや写真、ガラスのスライドなどを差し込んで、テレビの画面に映すことができました。米国のテレビ業界でも、1950年代には TELOP がこの装置で映すカードの呼び名としても使われていたことが、当時の用語集や制作の手引きから分かります。
略語の元の語は、資料によって次のように分かれます。
| 資料 | テロップを何の略としているか |
|---|---|
| デジタル大辞泉、精選版 日本国語大辞典 | television opaque projector |
| 日本大百科全書(ニッポニカ) | 正式な名称は television opaque-card projector |
| メーカーの広告(1949年3月、米国の放送業界誌) | TELevision Optical Projector |
opaque は「不透明な」、optical は「光学式の」という意味です。当社が調べた範囲では、どちらが正しいかを決める資料は見つかっていません。
精選版 日本国語大辞典は、テロップを英語の telop から来た言葉とし、元は商標名だったとしています。当社が確かめた辞書に、テロップを「和製英語」とするものはありませんでした。一方で日本では、装置の名前が画面に出す文字そのものを指すようになり、デジタル大辞泉は、字幕、スーパーインポーズ、キャプションをテロップの類語に挙げています。
テロップは英語で何と言うか

英語の telop は、Cambridge Dictionary をはじめ、当社が確かめた英語の辞書4つのいずれにも見出しがありません。誰でも編集できる英語版のオンライン辞書(Wiktionary)には、テレビの用語として「テレビの画面に重ねた文字や画像」という意味が載っていますが、例文は1969年の米国のテレビ制作の手引きです。今の英語で画面の文字を伝えるときは、用途ごとに次のように言い分けます。表の WCAG 2.2 は、Web技術の標準を定める国際的な団体(W3C)が、Web上の情報を誰もが使えるようにするためにまとめた指針です。
| 日本語での呼び方・場面 | 英語 | 説明 |
|---|---|---|
| 画面に重ねる文字の総称 | on-screen text、text overlay | 辞書の見出し語ではなく、「画面上の文字」「重ねた文字」をそのまま言う表現 |
| 名前・肩書き・場所のテロップ | lower third(ロワー・サード) | 画面の下側の、文字が欠けずに映る範囲に重ねるグラフィック(Wiktionary)。lower third は「下の3分の1」という意味 |
| テレビの画面の下の、文字の帯(米国) | chyron(カイロン) | テレビの画面の下の部分を覆う、文字の入った帯を指すブランド名(Cambridge Dictionary) |
| せりふや音を文字にしたもの(耳の聞こえにくい方に向けたもの) | captions(キャプション) | 内容の理解に必要な、話の内容と、話以外の音の情報を、映像と同期して文字などで示すもの。国によっては subtitles と呼ぶ(WCAG 2.2) |
| 外国語の翻訳 | subtitles(サブタイトル) | 画面の下に出す、話している内容や、それを別の言語に訳した文字(Cambridge Dictionary) |
| 視聴者が表示を切り替えられる字幕 | closed captions(クローズドキャプション) | 画面に出すかどうかを視聴者が選べる字幕(Cambridge Dictionary、WCAG 2.2) |
| 映像に焼き込まれ、消せない字幕 | open captions(オープンキャプション) | 表示を消せないキャプション(WCAG 2.2) |
表の出典: Cambridge Dictionary、Wiktionary、W3C「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.2」(ウェブアクセシビリティ基盤委員会の日本語訳を参照)
日本語でいうテロップを英語で伝えるなら、総称は on-screen text、画面の下側に出す名前や肩書きなら lower third、話の内容の文字なら captions か subtitles と、何の文字かを分けて伝えるほうが、取り違えられにくいと当社は考えています。telop と書くときは、on-screen text のように説明を添えてください。
テロップと字幕・キャプション・スーパーの違い
辞書の上では、テロップ、字幕、キャプション、スーパーは近い意味の言葉で、はっきりとは分けられていません。デジタル大辞泉は、テロップの類語に字幕、スーパーインポーズ、キャプションを挙げ、字幕を「映画・テレビなどで、題名・配役・説明などを文字で映し出した画面」と説明しています。広い意味では、テロップは字幕も含めて、画面に重ねる文字すべてを指します。この記事のテロップも、この広い意味で使っています。
そのうえで動画の制作では、何を文字にしたものかで呼び分けることが多いと当社は考えています。字幕と分けて呼ぶときの当社の整理は、次のとおりです。
| 呼び方 | 何を文字にするか | 主に使われる場面 |
|---|---|---|
| テロップ(字幕と分けて呼ぶとき) | 名前や肩書き、話の要点、数字など、伝えたいことを選んで画面に足す文字 | テレビ番組、企業の動画、SNSの動画 |
| 字幕 | 話している言葉や、その翻訳 | 外国語の映画や動画、音を出さずに見る動画 |
| キャプション | 話の内容に加えて、効果音や話し手など、音の情報を文字にしたもの | 耳の聞こえにくい方に向けた動画 |
| スーパー | 映像に文字を重ねること、また重ねた文字 | 外国映画の字幕(字幕スーパー) |
日本では、耳の聞こえにくい方に向けたキャプションも、一般に字幕と呼ぶことが多くあります(WCAG 2.2の日本語訳の訳注)。
スーパーは、スーパーインポーズ(superimpose。英語で「重ねる」)の略です。もとは写真や映画で、2つの画を重ねて焼き付けることを指す言葉です。日本大百科全書と世界大百科事典(旧版)によれば、日本で最初に外国映画へ日本語の字幕を焼き込んだのは、1931年に日本で上映された『モロッコ』です。日本語のキャプションには、写真や挿絵に添える説明文という意味もあります。
テロップで話の要点を出していても、話の内容をすべて文字にしたことにはなりません。WCAG 2.2 は、キャプションを、話の内容だけでなく効果音や音楽、話し手など、内容の理解に必要な音の情報まで伝えるものと定義しています。耳の聞こえにくい方に向けて、音の情報まで文字にした字幕(キャプション)を付けるなら、要点のテロップとは別に考える必要があると当社は考えています。
YouTubeで動画に字幕を付ける手順は、YouTube動画に字幕をつける方法でご説明しています。
テロップの種類
ここでは広い意味のテロップ(字幕を含む)を、画面に出す目的で分けます。主に次のように分けられます(当社の整理)。
- 名前・肩書きのテロップ: 話している人の名前や役職、所属を示す
- 要点のテロップ: 話の要点や見出しを、短い言葉で示す
- 発言のテロップ: 話している言葉を、そのまま、または短くまとめて文字にする
- 翻訳のテロップ: 外国語の話を訳して示す
- 数字のテロップ: 売上や件数、日付などの数字を示す
- 補足のテロップ: 場所や日時、商品名、注意書きなどを補う
どのテロップをどれだけ入れるかで、画面の見え方と、あとで直す手間が変わります。次の章で、発注する前に決めておきたいことをご説明します。
動画を発注するときにテロップで決めておくこと

テロップは、撮影や編集のあとに足す仕上げの作業に見えますが、どこで流すか、あとで直すかによって、構成の段階から作り方が変わります。当社は、展示会の会場で音を出さずに流す動画なら、構成案と絵コンテを作る段階でテロップの設計を固めています。当社が制作の中で確かめていることから、発注の前に社内で方針を決め、構成の段階で制作会社とすり合わせておきたいことを6つにまとめました。
音を出せる場所で流すか
展示会のブースや店頭、電車の車内の画面、SNSの投稿などは、音を出さずに見られることが多い場所です。こうした場所で流す動画は、テロップと映像だけで内容が伝わるように作ります。当社は、展示会のブースで流す動画は音声なしでテロップを主体にした構成、ステージで流す動画は音響とBGMを活かした構成と、分けて作ることをご提案しています。SNS広告の動画も、音なしで見られる前提でテロップを設計しています。
当社が制作した株式会社セイワ様の商品紹介動画では、店頭や展示会など音声が出せない場面でも内容が伝わるよう、製品のポイントをテロップで補っています。会場で読める文字の大きさの目安など、音を出さずに伝える設計は、展示会動画の作り方でご説明しています。
縦型か横型か
当社は、縦型(9:16)の動画は音なしで見られる前提でテロップを主役にし、横型(16:9)の動画は音声を前提に映像とナレーションを主役にして、設計を分けています。縦の画面では1行に入る文字が少なく、SNSの縦型の配信面では、画面の下にアカウント名や説明文が、右端に高評価やコメントのボタンが重なります。重なる位置は配信面や端末によって変わります。当社は、縦型の動画では、テロップを短く大きくし、画面の端を空けて置いています。詳しくは縦型動画とはでご説明しています。
あとで差し替える情報があるか
数字や年号、役職、組織名など、時間がたつと変わる情報をテロップで出しておくと、映像を撮り直さずに直しやすくなります。当社は、会社紹介動画では、経営者の交代や数字の更新、組織の改編を見込んで、テロップやナレーション、図版を差し替えやすい構成で設計しています。IR動画(株主や投資家に向けた動画)では、数字をテロップにして差し替えやすくし、動画の本編と、四半期ごとに変わる部分を分けて作る設計にも対応しています。
差し替えるつもりがあるなら、そのことを構成の段階でお伝えください。最初から差し替えを見込んだ構成にできます。
多言語に広げるか
日本語のテロップを入れた動画は、テロップとナレーションを差し替えて、言語ごとの版を作れます。当社が多言語の動画のご相談を受けたときに最初に確かめることの1つは、テロップを差し替えられる形で持っているかどうかです。完成した映像にテロップが焼き込まれたデータしかないと、文字を消すために映像の作り直しが要ることがあります。外国語に広げる予定があるなら、テロップの入っていない映像と編集データを残してもらうかを、発注の前に制作会社と確かめておいてください。
日本語で1行に収まっていた文が、ほかの言語では2行になることもあります。当社は、翻訳の段階で映像の長さに合わせて文を短くし、テロップの位置と表示する時間を調整し直しています。
最初から外国語に広げることが決まっていれば、作り方の段階から備えられます。当社が制作した株式会社リコー様のインタラクティブホワイトボードの紹介動画では、横長の画面比率(シネマスコープ)を採用して、多言語に広げるときに字幕を入れやすくしています。ソフトウェアの紹介動画で、ほかの言語に広げやすいよう、テロップを入れない版を作ったこともあります。言語ごとの作り方と費用は、多言語動画の制作ガイドでご説明しています。
シリーズで体裁をそろえるか
同じ形式の動画を何本も作る場合は、1本目でテロップの書体や色、置く位置を決めておくと、2本目以降がそろいます。当社は、学部ごとに作る大学の紹介動画では、オープニングや構成、テロップのデザイン、BGMの共通の形式を決めてから量産しています。講義を何本もまとめて収録する教育の動画でも、1作目で講師の話し方やスタジオのセットとあわせてテロップの形式を決めておくと、2作目以降の費用を大きく抑えられます。
当社は、ブランディングの動画では、お客様のブランドガイドライン(ブランドの見せ方の決まり)にある指定の色や書体などを踏まえて、映像のトーンを設計しています。テロップの書体や色にも決まりがあれば、1本目の前に制作会社へ渡してください。
テロップの原稿と表記を誰が決めるか
テロップの文字は、社名や商品名、役職、数字の書き方が1字でも違うと、初稿(最初に通して見られる形にした映像)や公開のあとに直す手間が生まれます。発注する側では、社名や商品名の正式な表記、商標の印の付け方、役職の書き方、数字の単位といった表記の決まりを、発注の前にまとめておいてください。当社は、IR動画では、会計の基準や通貨の書き方の違いを踏まえて数字のテロップを設計し、開示資料と数字が合っているかも確かめています。
テロップの文言を発注する側と制作会社のどちらが用意するか、表記の最終確認を誰がするかも、最初に決めておいてください。よくある表記の揺れの見本は、初稿の見方の章にまとめています。
企業の動画に字幕は必要か。法律で決まっていること
日本では、企業の動画に字幕を付けることは、法律で一律に義務づけられてはいません。ただし、2021年に改正された障害者差別解消法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が2024年4月1日に施行され、事業者による合理的配慮の提供が義務になりました。事業者は、事業を行うに当たって、障害のある人から社会的障壁(社会の中にあるバリア)を取り除いてほしいという意思の表明があり、その負担が過重でないときは、障害の状態などに応じて、必要かつ合理的な配慮をしなければなりません(第8条第2項)。内閣府の事例集には、授業で使う動画に字幕を付けてほしいという申出に、字幕を付けるか、書き起こしたテキストを作って応えた例が載っています。
合理的配慮を的確に行うために、施設の構造の改善や設備の整備、職員の研修などを前もって進めておくこと(環境の整備)は、努力義務です(第5条)。国の基本方針は、不特定多数の障害のある人を主な対象として前もって行う取り組みを環境の整備とし、その例に、情報を円滑に得たり使ったり発信したりできるようにすること(情報アクセシビリティの向上)を挙げています。デジタル庁のウェブアクセシビリティ導入ガイドブックも、ウェブアクセシビリティへの取り組みを、合理的配慮を提供するための環境の整備として努力義務と説明しています。法律の改正の内容は、内閣府の障害を理由とする差別の解消の推進のページで確かめられます。
WCAG 2.2 は、収録済みの動画の音声にキャプションを付けること(ページの文章の代わりとして置いた動画で、そう明記しているものを除く)を、適合レベルのうち最も基本のレベルAの達成基準にしています。日本の規格 JIS X 8341-3:2016 は、WCAG 2.0 と同じ内容の規格ですが、JISは任意の国家規格です(法令の技術基準などに引用された場合は、その法令の中で強制力を持ちます)。総務省の「放送分野における情報アクセシビリティに関する指針」(字幕放送などの普及の目標を定めたもの)は、放送事業者に向けたもので、企業がWebで公開する動画に直接かかるものではありません。
当社は、社外に公開する動画では、申出があったときに字幕か書き起こしで応えられるよう、ナレーションや話の原稿を残しておくと対応しやすくなると考えています。
初稿でテロップを確かめるときの見方
初稿が届いたら、テロップは次の点を見てください。
- 誤字と表記: 社名や商品名、役職、数字、商標の印が、自社で決めた書き方と合っているか
- 読み切れるか: 表示されている間に読み終わるか。当社は、読み終わる前に切り替わるテロップは無いのと同じだと考えています
- 隠れないか: SNSに縦型で載せる動画で、画面の下や右端のボタンに文字が重なっていないか
- 音を消して伝わるか: 音を出さない場所で流す動画は、音を消して最後まで見て、内容が伝わるか
- 流す場所で読めるか: 展示会の大きなモニターなど、離れて見る場所で流す動画は、その距離で文字が読めるか
当社の経験では、テロップの誤字や脱字は、気をつけていればそれほど起きません。初稿のあとの直しで起きやすいのは、同じ言葉の書き方がそろわない表記の揺れです。商標の印(®や™など)を付けるかどうかも、初稿のあとによく直す点です。よくある表記の揺れを、当社の見本として次の表にまとめました。
| 種類 | 揺れの例 | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 送り仮名 | お問い合わせ/お問合せ、申し込み/申込み | どちらの送り方にそろえるか |
| 漢字とかな | 下さい/ください、出来る/できる | 漢字で書くか、かなで書くか |
| カタカナの長音 | サーバー/サーバ、ユーザー/ユーザ | 語の終わりの「ー」を付けるか |
| 英字と数字の全角と半角 | ABC/ABC、2026年/2026年 | 全角と半角のどちらにそろえるか |
| 社名の書き方 | 株式会社〇〇/(株)〇〇/〇〇 | 「株式会社」を付けるか、略すか |
| 製品名の大文字・小文字と空白 | 〇〇 Pro/〇〇Pro/〇〇 PRO | 大文字と小文字、空白の入れ方 |
| 単位や記号の全角と半角 | %/%、kg/kg | 全角と半角のどちらにそろえるか |
| 商標の印 | 〇〇®/〇〇™/〇〇 | 付けるか。付けるなら、どの言葉に、最初に出るときだけか毎回か |
表の「決めておくこと」は、発注の前にまとめておく表記の決まりにも、そのまま使えます。
テロップの文言の直しは、構成の変更や撮り直しとは、修正の扱いが違うことがあります。修正の回数と、どこからが追加費用になるかは、見積もりの段階で確かめてください。修正の指示の出し方は、動画制作の依頼から納品までの流れでご説明しています。
テロップについてよくある質問
テロップとは何の略ですか?
テロップは、米国のグレイ社のテレビ用投影装置の商標「TELOP」から来た言葉です。日本の辞書は television opaque projector の略と説明していますが、1949年のメーカーの広告は TELevision Optical Projector の頭文字としており、元の語は資料によって分かれます。
テロップと字幕の違いは何ですか?
辞書の上では、テロップと字幕は類語で、はっきりとは分けられていません。広い意味では、テロップは字幕も含めて、画面に重ねる文字すべてを指します。そのうえで動画の制作では、話している言葉やその翻訳を文字にしたものを字幕、名前や要点、数字など伝えたいことを選んで画面に足した文字をテロップと、呼び分けることが多いと当社は考えています。
テレビのテロップは英語で何と言いますか?
英語では、用途ごとに呼び分けます。画面の下側に出す名前や肩書きの文字は lower third、米国でテレビの画面の下に出す文字の帯は chyron、話の内容を文字にしたものは captions、翻訳は subtitles です。総称として言うなら on-screen text と言えます。telop は当社が確かめた英語の主要な辞書に見出しがなく、通じにくいと当社は考えています。
「Telop」とはどういう意味ですか?
もとは、米国のグレイ社のテレビ用投影装置の商標で、不透明なカードや写真、スライドなどを差し込んで、テレビの画面に映す装置でした。米国のテレビ業界でも、1950年代には、この装置で映すカードや絵の呼び名として使われました。日本では、その装置で映す文字や図形を指すようになり、今では映像に重ねて表示する文字や図形を広く指します。
Subtitleとcaptionの違いは何ですか?
subtitles は、画面の下に出す、話している内容や、それを別の言語に訳した文字です。captions は、話の内容に加えて、効果音や話し手など、内容の理解に必要な音の情報も文字などで示すもので、耳の聞こえにくい方に向けたものです。国際的な指針の WCAG 2.2 は、国によってはキャプションを subtitles と呼ぶ、と注記しています。
まとめ: テロップは映像に重ねる文字。英語では用途で呼び分け、発注の前に流す場所やあとの直し方を決めておく
テロップ(telop)は、映像に重ねて表示する文字や図形のことで、もとは米国のグレイ社のテレビ用投影装置の商標です。略語の元の語は、日本の辞書は opaque、当時のメーカーの広告は optical と、資料によって分かれます。当社が確かめた英語の主要な辞書には telop の見出しがなく、通じにくいと当社は考えています。英語では、画面の下側に出す名前や肩書きは lower third、話の内容は captions、翻訳は subtitles と、用途ごとに呼び分けます。
動画を発注するときは、音を出せる場所で流すか、縦型か横型か、あとで差し替える情報があるか、多言語に広げるか、シリーズで体裁をそろえるか、テロップの原稿と表記を誰が決めるかの6つについて、発注の前に社内で方針を固め、構成の段階で制作会社とすり合わせてください。
すでにある動画のテロップやナレーションを外国語の版にする場合は、当社の動画多言語化サービスでご案内しています。テロップが焼き込まれた映像しか残っていないときは、文字を消すために映像の作り直しが要ることがあるため、編集データの有無もあわせてお知らせください。
1,000社5,000本以上の実績