「日本語版と同じ動画を英語でも」と依頼したとき、見積もりが思ったより高くなることがあります。逆に、驚くほど安く済むこともあります。この差は、翻訳の難しさだけでなく、元の動画がどう作られているかに大きく左右されます。
多言語動画は、翻訳の問題ではなく設計の問題です。テロップを差し替えられる形で持っているか、ナレーションを差し替えやすい構成になっているか、話す人の口元がどれだけ映っているか。元動画の作りによって、2言語目以降にかかる費用と納期は大きく変わります。
当社が制作した多言語動画の事例8件を見ると、方式は字幕、吹き替えナレーション、AI音声、二言語構成の4通りに分かれ、制作期間は1ヶ月から4ヶ月でした。既存の日本語版から英語版を派生させた案件では、AI音声のナレーションを使って1ヶ月で納品しています。
この記事では、多言語動画の4つの方式の使い分けと、2言語目以降の費用と納期がどこで決まるかを、当社の8事例の作り方の違いとあわせてご説明します。
多言語動画とは。海外向けとインバウンド向けで作り方が分かれる
多言語動画とは、1本の動画を複数の言語で見せられるようにした動画、あるいは日本語以外の言語で見せるために作った動画のことです。日本語版に英語の字幕を足したもの、日本語版のナレーションを中国語に差し替えたもの、最初から英語版として作ったものは、いずれも多言語動画に含まれます。
作り方を考えるうえで先に分けておきたいのが、どこで誰が見る動画かという点です。
1つは、海外市場に向けた動画です。海外の展示会、販売代理店、海外の取引先や海外拠点の採用など、見る人は海外にいます。当社の事例では、海外向けの製品PR動画や、海外の投資家や取引先に見せる英語版の事業紹介動画がこれにあたります。
もう1つは、日本に来る人、日本で暮らす人に向けた動画です。訪日観光客、留学生、在留外国人が対象で、見る場所は日本国内か、来日前の海外です。こちらは対象が4つに分かれ、言語の決め方も変わります。インバウンド向けの作り方はインバウンド動画の作り方で整理していますので、本記事では海外市場向けと、既存の動画を多言語に派生させる場合を中心に扱います。
当社の多言語動画の事例8件を用途で並べると、次のようになります。
| 用途 | 見る人・場所 | 当社事例の例 |
|---|---|---|
| 海外向けの製品紹介・販促 | 海外の展示会、販売代理店、クライアント | リコー様 プロジェクター紹介動画(中国語版)、住友電気工業様 海外向けPR動画、スタンレー電気様 深紫外線技術の紹介(英語版制作) |
| 海外向けの事業紹介 | 国内外のセミナー、招待講演、商談、海外の取引先 | Arithmer様 事業紹介動画(英語ナレーション・日本語字幕)、UMI様 英語版事業紹介動画 |
| 海外展開を見据えた広報 | 海外の関係者 | 荒井商事様 名古屋会場オープンPV(英語テロップ) |
| 海外からの留学生募集 | 海外の受験生 | 京都先端科学大学様 インバウンド向け学部PR動画、昭和女子大学様 ベトナム人留学生向け紹介動画 |
多言語動画の相談で多いのは、まず英語版を作り、反応を見てから他の言語に広げたいという進め方です。この進め方は合理的ですが、2言語目以降を足しやすいかどうかは、最初の1本をどう作るかで決まります。次の章から、その判断に必要な方式の違いを見ていきます。
多言語動画の方式は4つ。字幕・吹き替え・AI音声・二言語構成の使い分け

多言語動画の作り方は、映像をどう扱い、音声と文字をどう差し替えるかで4つに分かれます。
| 方式 | 映像 | 差し替えるもの | 向いている動画 | 言語を増やしたときの費用 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 字幕(テロップ) | そのまま使う | 画面の文字 | 出演者が話す動画、展示会で音を出せない場面 | 翻訳とテロップの再配置。最も小さい | 文字量が言語で変わり、レイアウトの調整が要る。読む負荷がかかる |
| 吹き替えナレーション | そのまま使う | 音声 | ナレーション主体の製品紹介、会社紹介 | 翻訳、ナレーターの手配、収録。言語の数だけ収録費がかかる | 言語で音声の長さが変わる。ナレーターの手配に時間がかかる |
| AI音声 | そのまま使う | 音声 | ナレーション主体の製品紹介、事業紹介、マニュアル | 翻訳と音声の生成。収録費がかからない | 固有名詞の読みや感情表現の調整が要る |
| 二言語構成 | 1本に2言語を収める | 差し替えない | 留学生募集や国内外のセミナーなど、2つの言語の人が同時に見る動画 | 最初から2言語で設計する。後から足すものではない | 尺が伸びる。言語の切り替えの設計が要る |
この4つの方式とは別に、既存の動画を派生させるのではなく、最初から別の言語版として映像を企画・制作するパターンがあります。製品の仕様が地域で違う場合や、見せる相手に合わせて構成を変える場合に選びます。事例の章でご紹介します。
字幕(テロップ)で対応する場合
映像と音声はそのまま使い、画面の文字を翻訳して置き換える方式です。出演者が日本語で話す動画や、展示会のように音を出せない場所で流す動画に向いています。
費用の面では最も軽い方式ですが、翻訳して貼るだけでは終わりません。日本語で1行に収まっていた文が、他の言語では2行になることがあります。文字が増えれば、表示する時間も長く要ります。翻訳した文をそのまま流し込むと、読み切れないうちに次のカットに移る字幕になります。当社では、翻訳の段階で映像の尺に合わせて文を短くし、テロップの位置と表示時間を調整し直しています。
当社が制作した荒井商事様の名古屋会場オープンPVは、日本語版に加えて海外展開に向けた英語テロップを作成しています。
YouTubeで配信する動画であれば、字幕機能を使って多言語の字幕を載せる方法もあります。設定の手順はYouTube動画に字幕をつける方法で解説しています。ただし、展示会や商談で流す動画、ダウンロードして配布する動画には使えないため、映像に組み込む字幕とは使い分けが要ります。
吹き替えナレーションで対応する場合
映像はそのまま使い、ナレーションの音声を別の言語で作り直す方式です。ナレーション主体の製品紹介や会社紹介に向いており、見る人は文字を読まずに内容を追えます。
費用は言語の数に応じて増えます。言語ごとにナレーターを手配し、スタジオで収録するためです。当社のサイトでは、3分程度の外国語ナレーションの費用相場をスタジオ費込みで20万円から30万円程度としています。3言語に広げれば、この収録費が3回かかります。
期間の面でも、ナレーターの手配と収録日の調整が要るため、字幕より時間がかかります。一方で、人の声で語られる映像は温度が違います。ブランドの動画や、人の想いを伝える動画では、この方式を選ぶ理由があります。
当社が制作した京都先端科学大学・工学部様のインバウンド向け学部PR動画は、海外の受験生に向けて英語ナレーションで制作しました。住友電気工業様の海外向け製品PR動画は、アメリカを中心とした海外展開を前提に、ナレーションまで含めて当社が制作し、アメリカ在住のご担当者様に確認をいただきながら納品しました。海外向けの動画では、現地の人に受け入れられるテイストになっているか、BGMやカット割りに違和感がないかを、現地の人の目で確かめる工程が効きます。
AI音声で対応する場合
ナレーションをAIの音声で生成する方式です。ナレーターの手配と収録が要らないため、言語を増やしたときの費用と期間を最も抑えられます。
当社は、AI音声読み上げのボイスゲート(VOICE GATE)を開発・提供しており、英語やスペイン語の地域差を含めて45の言語・地域の音声を生成できます。法人・事業者向けのサービスで、大学、病院、自治体、企業に使われています。既存の動画を多言語化する動画多言語化サービスでは、このAI音声による外国語ナレーションを無料で提供しており、言語の種類が増えても追加費用はかかりません(編集費用と翻訳費用は別途かかります)。
実例があります。当社が制作したUMI様の英語版事業紹介動画は、既存の日本語版から英語版を派生させた案件で、ナレーションにボイスゲートを使い、制作期間は1ヶ月でした。
ただし、テキストを入れて生成すれば終わりではありません。この案件でも、機械的な読み上げにならないよう、人間のナレーターに近い発音を目指して調整しています。私たちがAI音声を使うときに手を入れているのは、次の3点です。
- 固有名詞の読み。社名、製品名、地名は、綴りのとおりに読むと違って聞こえることがあります。読み方を指定するか、表記を変えて読ませます
- 区切りと速度。文の切れ目と間の取り方を調整し、映像のカットに合わせます。速度と高低はボイスゲートの画面で変えられます
- 感情の起伏が要る部分の見極め。製品の仕様や事業の説明はAI音声で十分ですが、人の想いを語る場面や、ブランドの世界観を音で作る場面は、ナレーターの声のほうが向いています
法務や安全に関わる注意喚起のように、一言一句の正確さが求められる音声は、生成後に必ず該当言語の話者に聞いてもらいます。AI音声の使いどころは、費用を抑えるためだけでなく、動画の役割で決めています。
なお、ボイスゲートは2026年10月1日からサービスの仕様が変わります。無料の利用枠は月20,000文字までとなり、無料プランでは音声を使う際にクレジット表記が必要です。自社で生成して動画に使う場合は、ボイスゲートのページで現在の条件をご確認ください。
二言語を1本に収める構成
ナレーションや字幕を差し替えるのではなく、1本の動画の中に2つの言語を組み込む方式です。2つの言語の人が同じ場で見る動画や、片方の言語を話す出演者の声をそのまま届けたい動画で選びます。
当社が制作した昭和女子大学様のベトナム人留学生向け紹介動画は、ベトナム語と日本語を組み合わせた二言語構成です。実際に在学しているベトナム人留学生が日本語でキャンパスライフを語り、ベトナムの若者が内容を直感的に理解できるよう、翻訳対応も含めて一括で制作しました。留学先で日本語を話す先輩の姿を見せながら、母語でも内容が追える形にしています。
Arithmer様の事業紹介動画も、ナレーションを英語で収録し、テロップを日本語で入れた二言語の構成です。国内外のセミナーや招待講演、商談で使うため、1本で日本語と英語の両方の視聴者に対応させました。映像の中で言語を切り替えるのではなく、音声と文字に言語を分担させる作り方です。
この方式は、あとから言語を足すものではなく、最初から2言語で設計するものです。昭和女子大学様のように映像の中で言語を切り替える場合は、尺が1言語の動画より伸び、切り替えをどこに置くかで映像の流れが変わります。3言語目以降に広げる予定があるなら、二言語構成ではなく、字幕かナレーションの差し替えで設計するほうが後の展開が楽です。
費用と納期はどう増えるか。元動画の作りで決まる

2言語目以降の費用を考えるとき、まず押さえておきたいのは、何が消えて何が増えるかです。
日本語版を作る費用の大半は、企画と構成、撮影、CGやアニメーションの制作、編集にかかっています。別の言語に派生させる場合、この部分はそのまま使えます。増えるのは、翻訳、ネイティブチェック、ナレーションの収録または生成、テロップの再配置と音声の差し替え、言語ごとの書き出し、現地での確認です。当社の料金ページでも、多言語展開する場合には動画の再編集費用が発生する場合があると整理しています。
つまり、2言語目以降の費用は、主に、翻訳と、方式に応じたテロップの再配置または音声の制作に集約されます。ゼロから作り直すのとは桁が変わります。
ただし、これは元動画が派生しやすい形で作られている場合の話です。私たちが多言語動画の相談を受けたとき、最初に確認するのは次の4点です。
- テロップを差し替えられる形で持っているか。完成した映像にテロップが焼き込まれた状態のデータしかない場合、文字を消すために映像から作り直すことになります。編集データと、テロップの入っていない映像を残しておくことが、多言語展開の前提です
- 出演者の口元がどれだけ映っているか。ナレーション主体の構成なら音声の差し替えは簡単ですが、話している人の顔が長く映る動画で音声だけ別の言語にすると、口の動きと声が合わなくなります。この場合は字幕のほうが自然です
- 言語で変わる音声と文字の長さ。同じ内容でも、言語によってナレーションの長さが変わります。日本語のナレーションに合わせてカットを詰めた映像は、別の言語では音声が収まらないことがあります。日本語版の段階で、カットに余裕を持たせておくと差し替えが楽になります
- 固有名詞の読みと表記。社名、製品名、人名、地名を各言語でどう書き、どう読むかは、翻訳者もナレーターもAIも判断できません。発注側で一覧を用意しておくと、確認の往復が減ります
翻訳を自社で用意する場合、翻訳費用はかかりません。ただし、映像用の翻訳は文書の翻訳と違い、テロップの文字数や音声の尺に収まる長さで書く必要があります。翻訳文をいただいたあとに、映像に合わせて短くする調整は当社で行っています。
納期は、当社の8事例では1ヶ月から4ヶ月でした。既存の日本語版から英語版を派生させたUMI様の案件は1ヶ月で、映像から作った案件は2ヶ月から4ヶ月です。派生の場合は、翻訳とネイティブチェックに要する期間と、現地の確認者の返答にかかる時間が納期を左右します。
多言語動画の制作事例8件。方式別の作り方の違い

当社が制作した多言語動画の事例8件を、方式別に並べます。
| 事例 | 言語・方式 | 映像表現 | 用途 | 制作期間 |
|---|---|---|---|---|
| リコー様 プロジェクター紹介動画(中国語版) | 中国語版として制作 | 3DCG | 海外向け販促、展示会 | 3ヶ月 |
| スタンレー電気様 深紫外線技術の紹介 | 日本語版と英語版を制作 | 3DCG+アニメーション | 展示会、セミナー、営業ツール | 3ヶ月 |
| 住友電気工業様 海外向けPR動画 Lynx 製品紹介 | 海外向けにナレーション込みで制作 | 実写 | 海外の展示会、販売代理店 | 2ヶ月 |
| 京都先端科学大学・工学部様 インバウンド向け学部PR動画 | 英語ナレーション | 3DCG+アニメーション+実写 | 海外の受験生向け学部PR | 4ヶ月 |
| Arithmer様 事業紹介動画 | 英語ナレーション+日本語テロップ | アニメーション | 国内外のセミナー、商談 | 2ヶ月 |
| 荒井商事様 名古屋会場オープンPV | 英語テロップ | 実写+ドローン | 広報、会社紹介 | 2ヶ月 |
| UMI様 英語版事業紹介動画 | 既存の日本語版からAI音声で英語版を派生 | アニメーション | 事業紹介、展示会 | 1ヶ月 |
| 昭和女子大学様 ベトナム人留学生向け紹介動画 | ベトナム語と日本語の二言語構成 | 実写 | 留学生募集 | 3ヶ月 |
映像表現、用途、制作期間は各事例ページの記載によります。方式の分類は当社の整理です。
制作期間は、1ヶ月が1件、2ヶ月が3件、3ヶ月が3件、4ヶ月が1件です。8件のうち6件が2ヶ月から3ヶ月に収まっています。
映像そのものを別の言語版として作った事例
リコー様のプロジェクター紹介動画(中国語版)は、海外向けの販促用に制作した製品紹介動画です。プロジェクターは販売地域によって色味が異なるため、この動画では中国市場向けの黒色筐体モデルを使いました。製品そのものが地域で違う場合、日本語版のナレーションを差し替えるだけでは済みません。内部の機能を3DCGの透過表現で見せる構成で、機密性の高いパーツについては意図しない情報開示を防ぐため、表現の方法を協議して決めています。海外向けの製品動画では、何を見せてよいかの線引きが日本語版と変わることがあります。
スタンレー電気様の深紫外線技術の紹介動画は、紫外光源を使った製品ブランドの特徴と技術を、3DCGと2Dグラフィックで説明した動画で、日本語版に加えて英語版を制作しました。技術の説明が中心の動画は、映像の大半をCGとグラフィックが占めるため、英語版の制作では映像を活かしてナレーションとテロップを差し替える形が取れます。
海外向けに最初から作り、現地の人が確認した事例
住友電気工業様の海外向け製品PR動画は、海外の展示会や販売代理店、クライアントへの説明で使うために制作しました。実写の製品カットにテロップとアニメーションを重ね、多くの配線がつながった状況でも取り付けと取り外しが簡単にできる様子を、作業のデモで見せています。
この案件で特徴的なのは、アメリカ在住のご担当者様に確認をいただきながら納品した点です。海外向けの動画では、現地の人に受け入れられるテイストになっているか、BGMやカット割りに違和感がないかが、視聴のうえで大事な要素になります。日本にいる担当者だけで判断せず、現地にいる人の目を通す工程を入れています。
1本で2つの言語の視聴者に対応した事例
Arithmer様の事業紹介動画は、複数のAIソリューションを1本で端的に伝える動画で、国内外のセミナーや招待講演、商談で使う想定でした。テロップを日本語で入力し、ナレーションは英語で収録することで、1本の動画を日本語話者と英語話者の両方に見せられる形にしています。言語ごとに別の動画を書き出すのではなく、音声と文字で言語を分ける方法です。
昭和女子大学様の動画は、前の章でご紹介したベトナム語と日本語の二言語構成です。Vlogとドキュメンタリーの要素を融合させ、現在のキャンパスライフと将来の姿を行き来する構成にしています。
既存の日本語版からAI音声で派生させた事例
UMI様の英語版事業紹介動画は、当社が以前に制作した日本語版の事業紹介動画をもとに、英語版として制作したものです。映像はアニメーションのため、口元の問題がなく、ナレーションの差し替えで英語版が成立します。ナレーションにはボイスゲートを使い、機械的な読み上げにならないよう発音を調整しました。担当した工程は編集のみで、制作期間は1ヶ月です。日本語版が差し替えやすい形で作られていれば、2言語目はこの規模で作れます。
多言語動画の制作を依頼する前に決めておくこと
多言語動画の見積もりと納期を読みやすくするために、依頼の前に自社で決めておきたいことを挙げます。
- どこで誰が見るか。海外の展示会か、海外の代理店やクライアントか、海外拠点の採用か、留学生か。見る場所と相手で、字幕かナレーションかの向き不向きが変わります
- 言語と地域。同じ英語でも、アメリカ、イギリス、オーストラリア、インドで音声のアクセントは違います。ボイスゲートでも英語は4つの地域に分けて音声を用意しています。中国語も地域で文字と音声が分かれます。届けたい国を決めてから言語を選びます
- 方式。字幕、吹き替えナレーション、AI音声、二言語構成のどれにするか。決めきれない場合は、動画の用途と出演者の映り方を制作会社に伝えると、方式の提案を受けられます
- 将来足す言語。まず英語版を作り、あとから他の言語に広げる予定があるなら、最初の1本をその前提で設計します。テロップを差し替えられる形で残し、カットに余裕を持たせておきます
- 翻訳を誰が用意するか。自社に該当言語の担当者がいれば翻訳費用を抑えられます。映像に合わせた調整は制作会社側で行えます
- 現地の確認者。海外向けの動画では、現地にいる人に見てもらう工程を入れると、テイストの違和感を納品前に直せます。誰に確認してもらうかを決めておきます
- 固有名詞の読みと表記。社名、製品名、人名、地名の各言語での表記と読み方の一覧を用意します
- 納品の形。言語ごとに別の動画ファイルにするか、1本の中で言語を切り替えるか、YouTubeの字幕機能で対応するか。配信先によって変わります
当社には、海外での映像制作経験のあるバイリンガルやトリリンガルのプロデューサーが在籍する海外チームがあり、オンラインで現地とやりとりしながら進めています。海外での撮影が必要な動画については、海外撮影・海外ロケの進め方で、現地クルーと連携する体制と費用の構造を解説しています。
多言語動画でよくある質問
多言語動画は何言語まで対応できますか?
当社の動画多言語化サービスでは、日本語、英語、中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、タイ語、ヒンディー語、韓国語、マレー語、インドネシア語の13言語に対応しています。AI音声のボイスゲートは、英語やスペイン語の地域差を含めて45の言語・地域の音声を生成できます。ナレーターによる収録の場合は、言語ごとにナレーターを手配します。
AI音声のナレーションは違和感がありませんか?
生成したままでは、固有名詞の読みや文の区切りに違和感が出ることがあります。当社では、読み方の指定、区切りと速度の調整、映像のカットに合わせた間の取り方を行ってから動画に載せています。UMI様の英語版事業紹介動画では、この調整を経て、機械的な読み上げを避けた自然なナレーションに仕上げています。ただし、人の想いを語る場面やブランドの世界観を音で作る動画では、ナレーターの声のほうが向いています。動画の役割で使い分けています。
既存の日本語動画を多言語化できますか?
できます。当社の動画多言語化サービスは、日本向けに制作された既存の動画を翻訳・多言語化し、再編集するサービスです。外国語ナレーションはAI音声で無料、編集費用と翻訳費用は別途かかります。他社で制作した動画でも対応できますが、テロップが焼き込まれた映像しか残っていない場合は、文字を消すために映像の作り直しが要ることがあります。編集データの有無を先にご確認ください。
動画の翻訳だけ自社で用意しても大丈夫ですか?
大丈夫です。自社で翻訳される場合、翻訳費用はかかりません。ただし、映像用の翻訳は、テロップの文字数と音声の尺に収まる長さで書く必要があります。文書の翻訳をそのまま流し込むと、読み切れない字幕や、映像に収まらないナレーションになります。翻訳文をいただいたあと、映像に合わせて短くする調整は当社で行いますので、逐語訳のままお送りいただいて問題ありません。固有名詞の表記と読みの一覧を添えていただくと、確認の往復が減ります。
まとめ: 方式を先に決めれば、2言語目以降の費用は読める
多言語動画の費用と納期は、翻訳の量だけでなく、元の動画がどう作られているかで大きく変わります。字幕、吹き替えナレーション、AI音声、二言語構成の4つの方式は、映像を活かして何を差し替えるかが違い、言語を増やしたときの費用の増え方も違います。
2言語目以降で増えるのは、翻訳と、方式に応じたテロップの再配置や音声の制作です。テロップを差し替えられる形で残し、カットに余裕を持たせ、固有名詞の一覧を用意しておけば、これらの工程は小さく収まります。当社の事例では、既存の日本語版からAI音声で英語版を派生させた案件を1ヶ月で納品しています。
まず英語版を作り、反応を見てから広げる進め方であれば、最初の1本を派生しやすい形で設計しておくことが、あとの言語の費用を読みやすくする最も確実な方法です。
既存の動画を多言語にする場合は、動画多言語化サービスで外国語ナレーションを無料でご用意しています。海外での撮影を含む動画は、海外撮影・海外ロケの動画制作・映像制作でエリア別の料金の目安をご案内しています。
1,000社5,000本の実績