会社説明会の動画は、説明会のどこで、どれだけの持ち時間の中で流すかを先に決めると、長さも本数も作り方も決めやすくなります。冒頭で会社の全体像を見せるなら数分のダイジェスト(要点をまとめた短い版)、事業や職種ごとの説明の合間に挟むなら短い動画を数本、説明会そのものを録画で置き換えるなら章に分けた長い動画です。そのうえで、質疑応答と座談会は動画で置き換えず、人が受ける形がよいと当社は考えています。
当社は、会社説明会動画のご相談をお受けするとき、初回のヒアリングで、新卒か中途か、どの場面で誰に見せるかを整理し、そのうえで本数と尺(動画の長さ)を決めています。ここでいう「場面」は、説明会のどこで流すかです。
この記事では、会社説明会動画を作る新卒・中途の採用ご担当者に向けて、会社説明会動画とは何か、説明会での動画の流し方3パターン、長さの目安と当社の事例の長さをご説明します。そのうえで、録画で置き換えるときの作り方、質疑応答と座談会の分け方、採用日程からの逆算、公開するときのルール、費用と制作期間をお伝えし、最後に1回の撮影からの書き出し方と参考になる事例をご紹介します。採用日程と公開のルールは、2026年10月時点で公表されている、2027年度卒業・修了予定者(主に2028年3月に卒業・修了する学生)についての要請をもとにしています。
会社説明会動画は、説明会のどこで流すかで決まる
会社説明会動画は、流す場所によって、冒頭で流す、事業や職種ごとに分けて挟む、説明会そのものを録画で置き換える、の主に3つに分かれます。どれを選ぶかで、動画の長さ、本数、撮影のしかた、公開の範囲が変わります。
動画の長さと流す位置より先に、説明会の進行と持ち時間を決めることを、当社はおすすめしています。まず、説明会の持ち時間のうち、担当者が話す時間と、質疑応答や座談会の時間を確保します。次に、残った時間のどこに動画を置くかを決めます。置く位置と使える時間が決まれば、動画の長さも決まります。
会社説明会動画を新しく撮影するなら、採用サイトや広告に使う動画も同じ撮影素材から書き出せる(用途ごとに長さや形を変えて作れる)よう、使う場面をすべて挙げてから撮影の計画を立ててください。当社の事例にも、会社全体の紹介1本と事業部ごとの紹介2本がそろって採用時の企業説明に使われているものや、長編・ダイジェスト・動画広告用を作り分けたものがあります(事例の章でご紹介します)。
会社説明会動画とは。説明会の中で流す動画と、説明会そのものを録画した動画
会社説明会動画は、企業が採用のために開く会社説明会で使う動画です。同じ呼び方で、主に2つのものを指します。
1つは、担当者が進める説明会の途中で流す、会社紹介や社員の話などの数分の動画です。説明会の主役は担当者で、動画はその一部です。
もう1つは、担当者が話す説明の部分をまるごと収録して編集し、決まった時刻に流したり、いつでも見られる形で置いたりする動画(録画配信)です。こちらは動画が説明の部分の代わりになるので、長さは置き換える説明の部分の持ち時間に合わせます。
この記事でご説明する3つの流し方のうち、冒頭で流す形と、事業や職種ごとに分けて挟む形が前者、説明会そのものを録画で置き換える形が後者にあたります。
説明会の中で流す動画は、採用サイトに置く会社紹介動画と同じ撮影素材から作れます。違うのは、説明会の持ち時間と、前後で担当者が話す内容に合わせて、長さと中身を決める点です。
会社説明会で動画を使うメリット
当社は、会社説明会で動画を使うメリットを、次の4つと考えています。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 説明をそろえられる | 回や担当者が変わっても、会社の説明の中身が同じになる |
| 会場では見せにくい場所を見せられる | 職場や現場、遠くの拠点の様子を映像で見てもらえる |
| 担当者が同じ説明を繰り返さずに済む | 決まった説明を動画に任せた部分は、回ごとに担当者が話さなくてよい。録画で置き換えれば、担当者は質疑応答や座談会に絞って出られる |
| 説明会の外でも使える | 同じ撮影から、採用サイトや広告に使う版も書き出せる |
当社が2024年9月に18歳から29歳の男女110名に行ったZ世代の就活意識・動画利用状況の調査(出典:VIDWEB)では、応募を検討している企業の情報を集めるときに、「テキストだけの企業紹介」と「動画も交えた企業紹介」のどちらが理解が深まるかを聞きました。「動画も交えた企業紹介」が61.8%、「どちらともいえない」が27.3%、「テキストだけの企業紹介」が10.9%でした。説明会について聞いた設問ではありませんが、会社の説明に動画を交える意味を考える材料になります。
会社説明会動画に入れる内容
当社は、会社説明会動画に入れる内容を、主に次の4つに整理しています。
| 内容の種類 | 説明会での役目 |
|---|---|
| 会社の概要と沿革、理念 | 会社の全体像をつかんでもらう |
| 事業の仕組み | 何をしている会社かを、図や現場の映像で見せる |
| 働く人と職場 | 社員の話や1日の様子で、入社後の姿を思い描いてもらう |
| 制度と働き方 | 研修や配属、働き方の制度を整理して見せる |
この4つは、1本に全部入れるとは限りません。冒頭で流す短い動画は会社の概要と働く人の雰囲気に絞り、事業の仕組みや制度は、担当者の説明に残すか、分けて挟む動画や録画の章に回すなど、流し方に応じて入れ分けます。
募集要項や選考の日程のように、年度や回で変わる情報は動画に入れず、スライドや担当者の説明に回すと、同じ動画を長く使えます。
当社の同じ調査では、入社前のイメージと入社後のギャップをなくすためにはどのような動画コンテンツがあれば良いと思うかも聞きました(複数回答)。社員の1日密着動画が51.8%、会社紹介動画が44.5%、オフィスツアー動画が30.0%、採用説明会動画が24.5%、座談会動画が16.4%でした。会社説明会動画の中身を聞いた設問ではありませんが、当社は、会社説明会動画にも、会社の説明だけでなく、働く人や職場を見せる場面を入れることをおすすめしています。
本編の構成のパターンは、会社紹介動画の事例と構成パターンでご説明しています。
会社説明会での動画の流し方は3パターン
ここでは、開会、会社の説明、事業や職種の説明、質疑応答、座談会の順に進む説明会を例に、動画を置く場所を3つに分けてご説明します。

冒頭で流す(ダイジェスト)
開会のあいさつの後に、会社の全体像をまとめた短い動画を流し、その後は担当者が説明を続ける形です。当社は、説明会の冒頭で流す動画は、2分から4分を目安にご提案しています。
冒頭の動画は、会社の全体像と雰囲気に絞り、数字や制度の詳しい話は担当者の説明に残すと、動画とその後の説明が重ならずにつながる、というのが当社の見方です。冒頭のダイジェストは、採用サイトに置く長い動画と同じ撮影から書き出せます(後の章でご説明します)。
事業や職種ごとに分けて挟む
事業部や職種ごとに短い動画を用意し、担当者の説明の合間に1本ずつ流す形です。当社は、事業の数が多い会社や、職種によって働き方が大きく違う会社に向いていると考えています。
分けて作るときは、1本ごとに話題を1つに絞り、長さを1本あたり2分から5分ほどにそろえることを推奨しています。説明の合間に挟む動画が長いと、担当者の説明と内容が重なりやすくなるためです。
分けて作っておくと、組織の変更があった事業の動画だけを作り直すこともできます。当社は、登場する社員の異動や組織の変更を見込む場合、該当する場面だけを差し替えやすい構成で制作しています。
説明会そのものを録画で置き換える
説明会の説明の部分を収録して編集し、決まった時刻に流すか、いつでも見られる形で置く方法です。いつでも見られる形にすれば、学生は授業のない時間に見られます。遠方の学生に会場まで来てもらわずに済む点は、オンラインで開く説明会と同じです。政府の就職・採用活動に関する要請も、公平・公正で透明性の高い採用選考活動の例として、遠隔地の学生に対するオンラインでの説明会や試験・面接の実施を挙げています。要請が挙げているのはオンラインで開く説明会で、録画には触れていません(要請の中身は、後の「採用日程から逆算した会社説明会動画の段取り」の章でご紹介します)。
会社説明会そのものを収録した事例は、当社の実績ページの「採用・リクルート動画」の一覧にはありません。この項と、後の「会社説明会を録画で置き換えるときの作り方」の章は、当社がセミナーの収録で行っている作り方をもとにご説明します。
当社は、セミナーの長い録画から、章ごとのダイジェスト(5分から10分)、要点のハイライト(3分)、SNSで広げる短い動画(60秒)などを作ることができます。説明会の録画も、章に分けておくと、見たい部分から見てもらえます。
会社説明会動画の長さは、流し方と持ち時間で決める
会社説明会動画の長さは、流し方ごとに次を目安にしてください。
| 流し方 | 長さの目安 | 決め方 |
|---|---|---|
| 冒頭で流す | 2分から4分 | 会社の全体像と雰囲気に絞る |
| 事業や職種ごとに分けて挟む | 1本あたり2分から5分ほど | 1本に話題を1つ。本数は説明する事業や職種の数で決める |
| 録画で置き換える | 本編は説明の部分の持ち時間に合わせる。章ごとのダイジェストを作るなら5分から10分 | 説明会で話していた内容を章に分ける |
いずれも当社の目安で、説明会の持ち時間や、担当者が話す時間によって変わります。説明会の持ち時間から、担当者の説明と、質疑応答や座談会の時間を先に引き、残りの時間に動画を置くと、長さを決めやすくなります。
参考に、会社説明会動画に限らず、当社が制作した採用向けの動画の長さもご紹介します。当社の実績ページの「採用・リクルート動画」の一覧にある事例のうち、本文に採用の目的や使い方が書かれているお客様の事例(以下、採用向けの事例)は25本あります(2026年10月時点)。

実績ページに載せている動画の長さを見ると、2分以内が4本、2分を超え5分以内が11本、5分を超え10分以内が7本、10分を超えるものが3本で、中央値(短い順に並べたときの真ん中の値)は4分15秒でした。この25本は、会社説明会で使う動画に限らず、採用サイトやYouTubeに置く動画も含みますが、数分の動画が中心です。10分を超える3本のうち2本は、社員の座談会を前編と後編に分けた動画です。長い内容は、1本にまとめず、本数で分ける作り方もあります。
会社説明会を録画で置き換えるときの作り方
説明会を録画で置き換えるときは、当日の説明をそのまま録画するのではなく、録画で見られることを前提に作り直してください。当社がセミナーや説明会の動画で大事にしているのは、視聴者が途中で離れず、途中から見ても理解できる編集です。作るときに決めることは、主に次の5つです。
- 年度や回で変わる情報を外す。説明会の日程、応募の締め切り、選考の流れ、その回の登壇者の紹介は録画の中で話さず、案内のページや資料に置きます。録画を作り直さずに、翌年度も使える部分が増えます
- 章に分ける。会社の概要、事業、働く人、制度のように章を分け、章ごとに見出しを付けます。見たい章から見てもらえ、事業や制度が変わったときは、その章だけを撮り直せます
- 公開の範囲と時期を決める。誰でも見られる形で置くか、申し込んだ人だけに見せるかを決めます。新卒の説明会で、広報活動の開始日より前に公開するなら、誰でも見られる形にとどめます(公開のルールの章でご説明します)
- 質疑の受け方を決める。録画を流した後に質疑応答だけをライブで受ける形や、質問を受け付ける窓口を案内する形があります。Zoomの疑似ライブ(予定した時刻に録画を流す配信)には、録画の再生が終わった後にライブへ切り替える設定があります。1回の疑似ライブに追加できる録画は1本だけなので、章ごとに別の録画を作った場合は、そのまま続けて流すことはできません(切り替えは設定するときに選んでおく必要があり、使えるライセンスや流せる録画にも条件があります)
- 直し方を決める。制度や数字が変わったときに、どの章を誰が直すかを決めておきます。スライドや映像にナレーションを重ねて説明する章なら、ナレーションは、当社のAI音声サービスのボイスゲート(VOICE GATE)を使えば、再収録なしで差し替えられます。登壇者が映って話す章は、その章だけを撮り直します
録画を流す機能(Zoomの疑似ライブや、終了後に録画を見せるオンデマンドの配信)の違いは、ウェビナーのやり方でご説明しています。
会社説明会の質疑応答と座談会は、動画にせず人が受ける
当社は、会社説明会のうち、どの参加者にも同じ内容を伝える説明を、流し方に応じて一部または全部動画に任せ、質疑応答と座談会は人が受ける形を推奨しています。参加者が聞きたいことは人によって違い、その場で聞いて答えをもらえることに、説明会に参加する意味があると考えているためです。
録画で説明会を置き換える場合も、質疑応答の場は別に設けます。ライブで質問を受ける回を決めておくか、質問の窓口を案内に書いておくと、録画を見た人が質問できる場を残せます。
一方で、座談会を録画した動画には別の使い方があります。社員同士の会話を収録しておけば、説明会の前に、社員の雰囲気を見てもらう素材になります。当社は、録画した座談会を当日の座談会の代わりにするのではなく、当日に話を聞く前の手がかりとして使う形を想定しています。座談会を含む社員インタビューの型と作り方は、社員インタビュー動画の作り方でご説明しています。
質疑応答で出た質問を回ごとに記録しておくと、多く出た質問への答えを、次の年度の動画や資料に入れられます。
採用日程から逆算した会社説明会動画の段取り
新卒の会社説明会で動画を使うなら、使い始める日から逆算して着手します。政府が2026年3月に経済団体などに出した2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請(内閣官房ホームページ)では、2027年度卒業・修了予定者(主に2028年3月に卒業・修了する学生)の日程を、次のとおり原則として定めています。
| 日程 | 要請の原文 | 2027年度卒業・修了予定者の場合 |
|---|---|---|
| 広報活動開始 | 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降 | 2027年3月1日以降 |
| 採用選考活動開始 | 卒業・修了年度の6月1日以降 | 2027年6月1日以降 |
| 正式な内定日 | 卒業・修了年度の10月1日以降 | 2027年10月1日以降 |
この日程には例外があり、春休み以降に行われる専門活用型インターンシップ(2週間以上)を通じて高い専門的知識や能力があると判断された学生については、6月より前に採用選考へ移れるとされています。例外にあたらない学生の採用選考は、原則どおり6月1日以降です。なお、この要請は法律ではなく、政府が経済団体などを通じて企業に協力を求めているものです。
広報活動の開始の起点は、自社の採用サイトや、求人広告会社、就職支援サービス会社が運営するサイトなどで、学生の登録の受け付けを始める時点です。この日程は、日本国内の大学、大学院修士課程、短期大学、高等専門学校の卒業・修了予定者が対象です(大学院博士課程(後期)に在籍している院生は、この限りではないとされています)。ここでは、広報活動の開始日の2027年3月1日に、説明会で動画を使い始める場合を例にします。
会社説明会動画の制作期間は、当社の採用向けの事例25本(長さの章と同じ)の制作期間(実績ページの仕様欄の値)を目安にできます。1か月から4か月で、中央値は3か月でした。出演する社員の日程の調整や、海外の拠点で撮影するかどうかで幅が出ます。当社は、この3か月に社内の確認の予備として1か月を足し、使い始める日の4か月前を着手の目安にしています。2027年3月1日に使い始めるなら、2026年11月初めが着手の目安です。

撮影については、当社は採用シーズンや説明会の日程から逆算して、撮影の2か月から3か月前にご相談いただくことをおすすめしています。作る手順は、企画と構成、撮影と編集、社内の確認の順です。11月に着手すれば、11月から12月に企画と構成、1月に撮影と編集を進め、2月を社内の確認と、遅れたときの予備に充てる段取りが組めます。
中途採用の説明会や、通年採用・秋採用などで3月1日より後に新卒の説明会を開く場合は、自社で決めた説明会の日から、同じように逆算してください。
会社説明会動画を公開するときのルール
新卒の会社説明会の動画を公開するときは、政府の要請に加えて、国公私立の大学、短期大学、高等専門学校の団体の代表で構成する就職問題懇談会が企業等に出している要請にも、公開のしかたに関わる定めがあります。いずれも2027年度卒業・修了予定者についてのもので、2026年3月24日に出されています。就職問題懇談会の要請は、令和9年度大学、短期大学及び高等専門学校卒業・修了予定者に係る就職について(申合せ)(文部科学省ホームページ)にある、企業等向けの通知文に載っています。
広報活動の開始日より前に公開する場合
就職問題懇談会の要請では、広報活動の開始日より前は、ホームページでの文字や写真、動画などを使った情報発信や、文書や冊子などの文字情報によるPRといった、不特定多数に向けた情報発信にとどめ、学生情報の取得や学生情報を活用した活動は行わないこととしています。広報活動の日程を前もって公表することは差し支えないともしています。
2027年度卒業・修了予定者向けの会社説明会の動画を、2027年3月1日より前に公開するなら、自社のホームページなどで誰でも見られる形にとどめます。当社は、視聴の前に名前や連絡先を登録してもらう形は、学生情報の取得にあたると考えています。登録をお願いする形や、録画した説明会を申し込んだ人だけに配信する形は、広報活動の開始日以降に回してください。
選考に影響しないことを伝える
同じ要請では、会社説明会などのように、学生が参加するかしないかを自分で決められるイベントは、その後の選考活動に影響しない旨を明示し、学期期間中の平日・日中の実施は控えるなど、学生の学業などとの両立に十分配慮することとしています。
当社は、録画で見てもらう説明会でも、案内のページと動画の冒頭か最後に、視聴の有無が選考に影響しないことを書いておくことをご提案しています。録画にしておけば、学生が授業の時間を避けて見られるので、学業との両立にもつながると考えています。
なお、政府の要請は、採用選考活動を、一定の基準に照らして学生を選抜することを目的とした活動としています。具体的には、選考の意思をもって学生の順位付けや選抜を行うもの、または参加しないと選考の次のステップに進めないもののうち、時間と場所(オンラインを含む)を特定して学生を拘束して行う面接や試験などの活動です。エントリーシートの提出や、ウェブテストやテストセンターでの受検のような事前のスクリーニングは、日程や場所などに学生の大きな裁量があることから、採用選考活動とは区別するとしています。説明会の動画の視聴を次の選考に進む条件にした場合にどう扱われるかは、この定義に照らして確かめる必要があります。当社としては、説明会の動画は選考と切り離して使う形をご提案しています。
2028年度以降に卒業・修了する予定の学生についての要請は、2026年10月時点ではまだ出ていません。就職問題懇談会は、令和10年度(2028年度)以降の卒業・修了予定者の就職・採用活動について、経済界と大学などが十分に議論し、見直しの検討を進めることが重要だと考えている、としています。翌年度以降の説明会でも使う動画は、日程が変わることも見込んで、日付を動画の中に入れない作り方にしておくと、作り直す部分を減らせます。
会社説明会動画の費用と制作期間
会社説明会動画の費用は、当社の料金ページにある動画の種類ごとの相場で見ると、説明会の中で流す動画なら「新卒・中途採用向けの動画」の50万円から200万円、説明会を録画で置き換えるなら、近い区分の「セミナー収録動画」の20万円から50万円が目安です(動画の企画や内容、諸条件によって変わります)。会社説明会を収録した事例は公開していないため、セミナーの収録の相場を目安としてお示ししています。当社のセミナー・説明会の動画制作では、スタジオで1日収録し、簡易な編集で仕上げる短いセミナー動画が49万円までの帯、スタジオでの収録と章に分けた編集を含む標準的な形(ライブ配信の設備込みのものを含む)が50万円から99万円の帯が目安です。
説明会の中で流す動画で費用が動く主な要因は、次のとおりです。
- 出演する社員の人数と、撮影する拠点の数。拠点が分かれると、撮影の日数とカメラの台数が増えます
- 1回の撮影から書き出す本数。長編、ダイジェスト、SNS用の縦長の動画、新卒版と中途版のように、同じ素材から作り分ける本数で、編集の工数が変わります
- CGやアニメーションの有無と長さ。事業の仕組みをアニメーションで見せる場合は、描くイラストの量で費用が変わります
- ナレーションと言語の数
- 海外の拠点での撮影。現地のコーディネートと渡航の費用が加わります
会社説明会動画を事業や職種ごとに分けて作る場合は、本数の分だけ編集の工数が増えますが、撮影は1回にまとめることもできます。制作期間は、逆算の章でお示ししたとおり、実績ページの採用向けの事例25本で1か月から4か月、中央値は3か月です。
1回の撮影から、会社説明会用・採用サイト用・広告用を書き出す
会社説明会動画を新しく撮影するなら、採用サイトや広告に使う動画も同じ撮影から作れます。当社は、採用サイト用の長い動画、説明会の冒頭で流すダイジェスト、SNS広告用の短い動画を、1回の撮影素材から書き出すことができます。最初のヒアリングで使う場面をすべて挙げていただければ、撮影の段階から複数の書き出しを想定して構成します。
書き出す順序は、長い本編を先に作り、そこから短い版を切り出すのが基本です。短く撮った素材から長い動画は作れないためです。1日密着動画で本編と短い版を作り分ける考え方は、採用の1日密着動画の作り方でもご説明しています。
新卒向けと中途向けも、1回の撮影で両方の素材を押さえ、新卒版と中途版を別々に書き出せます。新卒向けは成長の環境や職場の雰囲気、中途向けは具体的な業務の内容やキャリアの道筋というように、伝える重心が違います。内定者向けの短い動画も、本編の撮影のときに先輩社員のメッセージや職場の様子を押さえておけば、同じ素材から作れます。
会社説明会動画の参考になる、当社の採用動画の事例
当社の実績ページの「採用・リクルート動画」の一覧に、本文に「説明会」と書かれた事例はまだありません。ここでは、採用時の企業説明や採用イベント、面接の前に使うことや、使う想定が書かれている事例と、説明会での分け方の参考になる作り分けをした事例をご紹介します。長さは実績ページに載せている動画の値です。
| 事例 | 実績ページに書かれている使い方・作り分け | 本数と長さ | 制作期間 |
|---|---|---|---|
| 荒井商事様の企業紹介動画・食品流通事業部紹介・オークション事業部紹介 | 3本とも採用時の企業説明として利用。会社全体の紹介1本と、事業部ごとの紹介2本 | 3本(3分57秒、4分44秒、5分21秒) | 3か月 |
| 日本道路様の採用動画 | YouTubeチャンネルと採用イベントで活用。長編、ダイジェスト、動画広告用を作り分け | 複数本(実績ページの動画は3分33秒) | 3か月 |
| ワークポート様の採用動画 | HP、採用メディア、採用イベントでの視聴を想定 | 1本(3分35秒) | 2か月 |
| EPSホールディングス様の採用向けグループ紹介動画(アニメーションの規模・実績編・海外事業の強み編・キャリアと挑戦編、座談会の前編・後編) | アニメーション3本と、若手社員の座談会の前編・後編 | 5本(アニメーション1分36秒から2分44秒、座談会14分11秒と11分52秒) | 4か月 |
| ウィルオブ・ワーク様の採用PR動画 | 面接を控えた求職者が、事前に会社の事業内容や働き方を理解するための動画 | 1本(5分00秒) | 3か月 |
荒井商事様の3本は、会社全体の歴史やミッション、事業概要を伝える企業紹介動画と、オークション事業部、食品流通事業部の紹介です。3本とも、採用時の企業説明として使われています。実績ページには、説明会で流しているかどうかや、流す順番までは書かれていませんが、全社の紹介を冒頭に置き、事業ごとの紹介を説明の合間に挟む形の参考になります。
日本道路様の採用動画は、「道の先の未知を切り拓く」を採用コンセプトに、長編、ダイジェスト、動画広告用と、使う目的に合わせて複数本を制作しました。YouTubeチャンネルと採用イベントで使われています。どの版をどの場で使っているかは実績ページには書かれていませんが、長さの違う版を作り分けておき、使う場ごとに選ぶ形の参考になります。
ワークポート様の採用動画は、複数名のインタビューに、人やオフィスの映像を織り交ぜた1本です。質問の内容を画面に文字で出し、何について話しているのかが分かるようにしています。HP、採用メディア、採用イベントでの視聴を想定して制作しました。長さは3分35秒で、説明会の冒頭で流す動画の目安(2分から4分)に収まります。
EPSホールディングス様の採用動画は、規模・実績、海外事業の強み、キャリアと挑戦の3本をアニメーションで、若手社員の座談会の前編と後編を実写で制作しました。座談会は別のグループ会社に所属する社員同士で行い、テーマをあらかじめ紙に書いておき、それに沿って話を進めることで、自然な流れで撮影できました。録画した座談会を、当日の座談会の前に雰囲気を知ってもらう素材として使う場合の参考になります。
ウィルオブ・ワーク様の採用PR動画は、面接を控えた求職者が、事前に会社の事業内容や働き方を正しく理解できることを目的にした動画です。説明会の後、面接の前に見てもらう動画を用意する場合の参考になります。
説明会以外の場面も含めた採用動画のタイプごとの事例は、採用動画の事例15選でご紹介しています。
会社説明会動画でよくある質問
会社説明会動画とは何ですか?
企業が採用のために開く会社説明会で使う動画です。大きく分けて、説明会の冒頭や途中に流す数分の動画と、説明会そのものを録画し、決まった時刻に流したり、いつでも見られる形で置いたりする動画の2つがあります。どちらを作るかで、長さと作り方が変わります。
会社説明会の録画配信とは?
会社説明会の説明の部分を録画し、決まった時刻に流したり、いつでも見られる形で置いたりする方法です。当日に参加できない学生にも見てもらえます。録画にするときは、日程や締め切りのように回で変わる情報を外し、章に分けて編集します。新卒の説明会で、広報活動の開始日(2027年度卒業・修了予定者は2027年3月1日)より前に公開するなら、不特定多数に向けた情報発信にとどめ、学生情報の取得や学生情報を活用した活動は行わないことが要請されています。
会社説明会動画の長さはどのくらいが適切ですか?
流す場所で変わります。当社は、説明会の冒頭で流すなら2分から4分、事業や職種ごとに分けて挟むなら1本あたり2分から5分ほどを目安にしています。当社の実績ページで、本文に採用の目的や使い方が書かれているお客様の事例25本では、動画の長さの中央値は4分15秒でした(会社説明会動画に限らず、採用サイトやYouTubeに置く動画も含みます)。
会社説明会の動画は、中途採用でも使えますか?
使えます。新卒の就職・採用活動の日程の要請は、大学などの卒業・修了予定者を対象にしたものなので、中途採用の説明会は自社の募集の時期に合わせて組めます。伝える中身は、新卒向けが成長の環境や職場の雰囲気、中途向けが具体的な業務の内容やキャリアの道筋というように重心が違います。1回の撮影で両方の素材を押さえ、新卒版と中途版を書き出す方法もあります。
一方的な会社説明会にしないには、動画をどう使えばよいですか?
どの参加者にも同じ内容を伝える部分は動画に任せ、質疑応答や座談会の時間は削らずに残す使い方が、当社の考える基本の形です。動画を長く流し続けると、参加者は聞くだけになりやすいため、動画は数分ずつに分けて、担当者の説明と交互に置くことをおすすめしています。
まとめ: 会社説明会動画は、流す場所と日程を決めてから作る
会社説明会動画は、説明会のどこで、どれだけの持ち時間の中で流すかを先に決めると、長さと本数と作り方を決めやすくなります。冒頭で流すなら2分から4分のダイジェスト、事業や職種ごとに挟むなら1本あたり2分から5分ほどの短い動画、説明会そのものを置き換えるなら章に分けた録画です。質疑応答と座談会は、動画にせず人が受ける形を当社は推奨しています。
新卒の説明会で使うなら、使い始める日の4か月前を目安に着手します。2027年度卒業・修了予定者の広報活動の開始日は2027年3月1日で、それより前に公開する動画は誰でも見られる形にとどめ、説明会が選考に影響しないことを明示します。
会社説明会動画は、採用サイトや広告に使う動画と同じ撮影から書き出せます。会社説明会動画をご検討の際は、採用・リクルート動画制作からご相談ください。
1,000社5,000本以上の実績