【事例あり】1日密着動画で採用力アップ!YouTube活用で企業の魅力を最大限アピールする方法

動画制作
公開日:2024年11月22日 / 最終更新日:2024年11月21日
【事例あり】1日密着動画で採用力アップ!YouTube活用で企業の魅力を最大限アピールする方法
山畑 達也
山畑 達也 株式会社VIDWEB 代表取締役社長

採用難時代、Z世代の心をつかむカギは「共感」です。 1日密着動画は、企業の採用力アップに効果的なツールとして注目されています。職場の雰囲気や社員の生の声をリアルに伝えることで、企業の魅力が伝わり、求職者からの共感を呼ぶことができます。

山畑 達也

本記事では、1日密着動画が企業の採用力を高める理由や、YouTubeやSNSを活用した効果的な発信方法、さらに具体的な制作事例を紹介します。

【この記事の要約】
  • 1日密着動画が採用力を強化する仕組み
  • YouTubeやSNSでの効果的な動画発信方法
  • 実際の事例を通じた1日密着動画の活用例

採用難時代を勝ち抜く!1日密着動画が選ばれる理由

採用難時代において、多くの企業が1日密着動画を制作しています。

それはなぜなのでしょうか?

Z世代の本音とは:アンケート結果

VIDWEBが実施したアンケートによると、Z世代の学生は就職活動において、「楽しく働けるか」「ワークライフバランス」を重視する傾向にあります。

従来のように、企業理念や社風を堅苦しい言葉で表面的に紹介するよりも、1日密着動画で実際の職場環境や社員の姿を見せることで、より効果的に企業の魅力を伝え、Z世代の共感を呼ぶことができるのです。

1日密着動画がZ世代の心をつかむ理由は、主に以下の3点にあります。

  • 企業文化や雰囲気を効果的に伝えられる
  • 入社前の不安を軽減し、企業に対する安心感を高める
  • 多様なコンテンツ展開で多くの求職者にリーチできる

それぞれについて説明します。

企業文化や雰囲気を効果的に伝えられる

企業選びに失敗したくない学生は、企業のリアルな姿を知りたがっています。

1日密着動画が適している理由:アンケート結果

VIDWEBが実施したアンケートでは、「入社後のギャップをなくすために必要なコンテンツ」として、社員の1日密着動画が最も多く選ばれました。

1日密着動画を通して、職場の雰囲気や社員同士のコミュニケーション、仕事内容などをありのままに見ることで、まるで自分がそこで働いているかのような疑似体験ができます。企業理念や社風も、言葉で説明されるよりも、実際の職場環境や社員の姿を通して視覚的に理解しやすくなるでしょう。

入社前の不安を軽減し、企業に対する安心感を高める

Z世代は、入社後のキャリアや人間関係に不安を感じやすい傾向があります。

入社前の不安要素:アンケート結果

VIDWEBが実施したアンケートでも、「就職後に不安に感じていること」として、人間関係が最も多く挙げられました。

このような不安を解消するために、1日密着動画が効果的です。社員インタビューや日常業務のシーンを通して、実際の人間関係やチームワークを見せることで、企業の風通しの良さや働きやすさを視覚的に伝え、Z世代の求職者の不安を軽減できます。

さらに、特殊なスキルが必要な業務やクライアント対応の場面を紹介することで、求職者に「自分にもできそう」と感じてもらい、応募を促進する効果も期待できます。

多様なコンテンツ展開で多くの求職者にリーチできる

1日密着動画は、さまざまなプラットフォームで活用できるため、多くの求職者にリーチできます。

就活の情報収集でよく利用するチャネル:アンケート結果

VIDWEBが実施したアンケートによると、学生は就職活動で企業のWebサイト、採用ポータルサイト、YouTube・SNSなどを利用しています。

1日密着動画は、これらすべての媒体に掲載でき、求職者に強いインパクトを与えられます。例えば、YouTubeチャンネルで1日密着動画をシリーズ化したり、社員のインタビュー部分を切り取ってSNSで発信したりするなど、多様なコンテンツ展開が可能です。

このように、1日密着動画を効果的に活用することで、企業名や業界だけでなく、職種名や撮影場所の地域名で検索する求職者にもアプローチでき、これまでリーチできなかった層にも企業の魅力を伝えられます。

1日密着動画のコンテンツ例

1日密着動画では、企業の働きやすさや魅力を視聴者に直接的に感じてもらうことが重要です。

リアリティのある映像で、朝のルーティン、業務風景、休憩中のリラックスした様子など、社員の一日を時系列に沿って映し出すことで、視聴者に「まるで自分がその企業で働いているかのような」臨場感を与えられます。

コンテンツ例内容
朝のルーティン社員がどのように一日をスタートするか、出勤前の準備や通勤の様子、オフィスに到着するまでのプロセスなど。
ミーティング風景実際の会議やブレインストーミングセッション(アイデア共有)の様子。チームの協力体制やコミュニケーションスタイルを示すことで、働きやすさや企業文化をアピールする。
日常業務社員が日々行っている具体的な業務内容を紹介。
チームとの交流同僚とのコミュニケーションやチームワークの様子。ランチタイムやブレイクタイムの交流、共同作業の場面を通じて、職場の人間関係やチームの雰囲気を伝える。
休憩時間社員がリラックスする時間や趣味を楽しむ様子。カフェでの休憩やオフィス内のリラックススペースでの過ごし方など、働きやすさをアピールできる。
特別プロジェクト通常業務とは異なる特別なプロジェクトやタスクに取り組む様子。新規プロジェクトの立ち上げやイベント準備など、企業のダイナミックな側面を紹介。
企業文化の紹介企業のミッションやバリュー、働き方改革などの取り組みを紹介。社内イベントやボランティア活動、ダイバーシティ推進の様子を通じて、企業の価値観を伝える。
使用するツールや技術日常業務で使用するソフトウェアやハードウェアを紹介。
インタビュー(個人の語り)社員自身の考えや感じていること、キャリアに対するビジョンを語る。仕事に対する情熱や個人的な目標が明確に伝わる。
同僚やクライアントからのメッセージ社員に対する評価、外部との関係性を示すことで、仕事ぶりをより多角的に伝える。
一日のまとめその日の業務や達成感を振り返るシーンを追加する。
休日の過ごし方ワークライフバランスを重視する企業文化をアピールできる。
山畑 達也

自社の特色や目標層に合わせて、求職者が「ここで働く自分」を具体的にイメージできるようなコンテンツを工夫してみましょう。

1日密着動画の制作手順を5ステップで解説

ここからは、1日密着動画の制作手順を、5つのステップに分けて説明します。

  1. 目的とターゲットを明確にする
  2. ストーリーテリングを意識した企画構成
  3. 撮影許可と社内調整
  4. プロフェッショナルな撮影技術の導入
  5. 魅力的な動画編集

各ステップのコツや注意点も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.ターゲットを明確にする

1日密着動画の制作を始める前に、誰に見てほしいのか、ターゲットを明確にしましょう。新卒採用、経験者採用、特定の職種への応募者など、ターゲット層の年齢、経験、スキル、価値観などを具体的にイメージすることが大切です。

例えば、新卒採用向けの動画なら、若手社員のフレッシュな視点や、成長できる環境をアピールする内容に。経験者採用であれば、経験者ならではの視点で、より専門的な業務内容やキャリアパス、社風などを伝える必要があります。

ターゲットを定めたら、動画の目的を達成するために、どのような指標(KPI)で効果を測定するか決めましょう。

指標には以下のような項目があります。

  • 応募者数の増加
  • 企業認知度向上
  • 自社サイトへのアクセス数増加
  • 動画視聴回数
  • 動画視聴時間
  • 視聴後のアンケート結果

これらの指標を事前に設定しておくことで、動画の効果を客観的に評価できます。

2.ストーリーテリングを意識した企画構成

1日密着動画は、単なる記録映像ではありません。求職者の共感を得て、企業の想いや魅力を効果的に伝えるためには、ストーリーテリングが重要です。

社員が仕事で直面する課題、それを乗り越えたときの達成感、チームで協力して目標を達成する喜びなど、共感できるポイントをちりばめることで視聴者は感情移入し、その会社で働く自分を想像できます。

インタビューは自然な演出で親近感を

視聴者の心を動かすには、社員の生の声を届けることが重要です。仕事への情熱、会社のカルチャー、働きがいなど、飾らない言葉で語ってもらうことで、親近感が増し、共感を生み出せます。

インタビューは堅苦しい雰囲気ではなく、まるで友人に話しかけるような、自然な形で進めましょう。また、仕事中の真剣な表情だけでなく、ランチタイムの笑顔や、仕事終わりのリラックスした様子など、さまざまな表情を捉えることで、より人間味あふれる動画に仕上がります。

企業理念やビジョンは自然な形で

企業理念やビジョン、最新設備などは、動画のテーマに合わせて自然な形でストーリーに組み込みましょう。

例えば、インタビューの中で、会社のビジョンに共感したエピソードを語ってもらう、最新設備を導入した背景や、それによって生まれた変化について話してもらうなど、社員の言葉を通して伝えることで、視聴者の心に響くものになります。

3.撮影許可と社内調整

動画を撮影する際は、社内だけでなく社外での撮影も検討することで、より魅力的な映像になることがあります。街並みを映すこと自体は、基本的には著作権侵害にはなりませんが、撮影許可が必要な建造物や私有地もあります。

事前にロケハンを通じて、撮影許可が必要な場所や私有地を把握しましょう。許可が必要な場合は、事前に撮影許可を得るようにし、私有地などは映り込まないようにアングルを調整するなどの対応が必要です。

また、社内で撮影する際は、撮影箇所の整理整頓や、照明・音響など撮影環境を整えておくことも大切です。出演者には事前に撮影班とコミュニケーションをとれるタイミングを設け、撮影内容や流れを共有しておきましょう。

4.プロフェッショナルな撮影技術の導入

近年、社内で撮影したカジュアルな動画も増えていますが、企業が発信する動画の場合、制作意図によっては、軽い印象を与えてしまうことがあります。特に若年層には、安心感や信頼感を与えられない可能性があります。

映像品質を通してプロフェッショナルな印象を与えるためには、以下の点に注意しましょう。

項目内容
安定したカメラワーク三脚やジンバル(手ブレを補正する機材)などを活用する。
適切な照明シーンに応じて自然光や照明機材を使って調整する。
クリアな音声ピンマイクやガンマイクを活用する。
Bロール(ストック映像)の品質オフィス風景、パソコンの画面、書類をめくる手元、街並みなど、メインの映像を補足する映像品質にもこだわる。

5.魅力的な動画編集

魅力的な動画に仕上げるには、プロの編集技術が不可欠です。単に映像をつなぎ合わせるだけでなく、効果音やBGM、テロップ、グラフィックアニメーションなどを効果的に活用することで、視聴者の心をつかむ動画を制作しましょう。

効果音・BGM

オフィスや工場など、シーンに合った効果音やBGMを加えることで、臨場感を高め、視聴者に現場の雰囲気をリアルに感じてもらえます。

テロップ・字幕

テロップや字幕は、動画の内容を分かりやすく伝え、視聴者の理解を促進します。重要なキーワードを強調したり、話者の言葉を文字で表示したりすることで、視聴者の集中力を維持し、メッセージを効果的に伝えられます。

モーショングラフィックス

矢印や図形を使った説明、トランジション(エフェクト)によるスムーズなシーンの切り替えなど、視覚効果を加えることで、動画の見栄えを格段に向上させ、視聴者を飽きさせない魅力的な動画に仕上げられます。

1日密着動画を効果的に運用するポイント

1日密着動画は、求職者に対して、企業のリアルな日常や雰囲気を効果的に伝えられるツールです。しかし、ただ動画を制作するだけでは十分な効果を得ることはできません。

1日密着動画を効果的に運用し、より多くの求職者にアプローチするためには、以下の3つのポイントを押さえましょう。

  • 動画をシリーズ化する
  • 複数のプラットフォームに最適化して配信する
  • 分析と改善を繰り返す

それぞれについて説明します。

動画をシリーズ化する

社員一人一人にスポットを当てた1日密着動画は、コンテンツのネタに事欠きません。シリーズ化して複数公開することで、より多くの求職者にアプローチできます。コンテンツが増えれば、求職者も自分に合った会社を見つけやすくなります。

複数のプラットフォームに最適化して配信する

1日密着動画は人物にフォーカスしているため、編集によってストーリーをつなげやすく、多様なプラットフォームの特性に合わせた動画展開が可能です。

例えば、リクルートサイトやYouTubeでは長尺動画でじっくりと、YouTubeショート、TikTok、Instagram Reelsなどでは短尺動画でテンポよく、それぞれのプラットフォームの特性に最適化して配信することで、効果的に情報を届けられます。

動画SEO対策で分析と改善を繰り返す

1日密着動画を多くの人に見てもらうには、SEO対策が重要です。タイトルと説明文に「1日密着」「Vlog」などのキーワードと、職種名や会社名などを入れましょう。

また、YouTubeアナリティクスなどの分析ツールを活用し、視聴維持率が低い箇所は、思い切ってカットしたり、内容を分かりやすく修正したりするなど、改善を繰り返すことも大切です。

VIDWEBが制作した1日密着動画の事例

VIDWEBでは、伊藤忠丸紅鉄鋼様の新卒採用向けに、海外で働く社員の一日をテーマとした4本のシリーズ動画を制作しました。

複数職種、多様な国での勤務風景を紹介し、ランチやプライベートシーンを含め、海外生活をリアルに描写。企業の多様な働き方や文化を具体的に理解できるため、採用活動の効果向上に貢献しました。

  • 事例1 | タイ・バンコク編
https://vidweb.co.jp/work/benichu

海外生活がよりリアルに伝わるよう、勤務風景だけでなく、ランチや車移動、社外のプライベートシーンも撮影しました。

  • 事例2 | アメリカ・シンシナティ編
https://vidweb.co.jp/work/benichu-2/

職場の外観をドローンで撮影し、勤務風景や社外のプライベートシーンに加え、スケールの大きさを感じられる映像に仕上げました。

  • 事例3 | ドイツ・デュッセルドルフ編
https://vidweb.co.jp/work/benichu-3/

ドイツらしさを全面に表現した映像です。伝統的な街並みの中で、名物グルメやビールを楽しむシーンも盛り込みました。

  • 事例4 | ベルギー・アントワープ編
https://vidweb.co.jp/work/benichu-4/

営業ではなく管理部門でキャリアを積まれた社員を対象とした動画です。別角度の視点から情報を伝えられるよう、シリーズのトンマナを維持しつつ、構成やインタビュー内容を工夫しています。

1日密着動画で企業の魅力を効果的に伝えよう

1日密着動画は、求職者に響く強力な採用マーケティングツールです。

社員インタビューはもちろん、チームで協力してプロジェクトに取り組む様子や、社員同士がランチで談笑する姿、新入社員が先輩社員から指導を受ける場面など、オフィス風景や仕事風景を自然な形で魅力的に映し出すことで、求職者の応募・入社意欲を高められます。

VIDWEBは、数々の企業の採用動画制作実績を持つ動画制作会社です。高品質な撮影・編集技術で、企業の魅力を最大限に引き出し、採用活動を成功に導きます。

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山畑 達也
山畑 達也 株式会社VIDWEB 代表取締役社長

20年以上にわたりオンラインマーケティング、オンライン広告業界に身を置き、数々の新規サービスや新規事業の立ち上げと事業運営、会社経営に携わる。2021年に動画制作から動画広告、動画マーケティングまでを総合的に提供する株式会社VIDWEB(ビッドウェブ)の代表取締役に就任。

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