ホワイトボードアニメーションとは?効果・活用事例・作り方を詳しく解説

動画制作
公開日:2022年7月29日 / 最終更新日:2022年7月27日
ホワイトボードアニメーションとは?効果・活用事例・作り方を詳しく解説
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VIDWEBコラム編集部
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ホワイトボードアニメーションは、物事をわかりやすく伝えたいときに役立つアニメーション技法です。

日本ではまだ知名度が低く「自社の商品やサービスに使えるのか」「活用方法がいまいちわからない」といった担当者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ホワイトボードアニメーションの効果やメリット、制作のポイントについて解説します。活用事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ホワイトボードアニメーションとは?

ホワイトボードアニメーションとは、白い背景に手書きで描写していく流れを映像化したアニメーション動画のことです。米国では動画の制作技法の一つとして浸透しており、ホワイトボードアニメーション専用の制作会社も多く存在しています。

作り方は、実際にホワイトボードに手書きして撮影する方法と、専用の制作ツールを使う方法があります。文字やイラストを用いてわかりやすく説明できるため、映像化が難しいとされる無形商材や商品・サービス紹介動画に活用されています。

ホワイトボードアニメーションの効果・メリット3つ

ホワイトボードアニメーションによって得られる効果を3つ紹介します。

  • 記憶に定着しやすい
  • 最後まで観てもらいやすい
  • コストを抑えられる

記憶に定着しやすい

ホワイトボードアニメーションは、視聴者の記憶に定着しやすいという特徴があります。

英国の心理学者リチャード・ワイズマンは、自身の紹介動画として「自分が話している動画」と「ホワイトボードアニメーション」の2パターンを作成して調査を行いました。それぞれの動画を視聴したチームにテストを行ったところ、ホワイトボードアニメーションを視聴したチームの方が、正答率が15%高いという結果が出ています。

企業はホワイトボードアニメーションを活用することで、自社のサービスやコンセプトを効率的かつ効果的に伝えられます。

最後まで観てもらいやすい

ホワイトボードアニメーションは、最後まで視聴してもらいやすいコンテンツです。

視聴者は人の手によって文字やイラスト、図形が形作られていく過程から目が離せません。「次は何が描かれるのだろう?」といった興味から、動画を見続けてしまうのです。

動画の視聴維持率が高いほど、自社の商品やサービスに興味を持ってもらえる機会が増えます。ホワイトボードアニメーションによって認知度やコンバージョン率の向上も狙えるでしょう。

コストを抑えられる

ホワイトボードアニメーションは、実写撮影に比べて低コストです。

実写撮影はカメラマン、出演者、ロケ地、スタジオ、撮影機材などが必要で、規模が大きくなるほどコストも膨れ上がります。対してホワイトボードアニメーションは、専用の制作ツールと動画編集にかかわるスタッフのみで作成できます。

スモールスタートができるため、これから動画マーケティングに取り組みたいと考えている企業におすすめです。

ホワイトボードアニメーションの活用シーン4選

ホワイトボードアニメーションの活用事例を4つ紹介します。

1.ツール紹介「VideoScribe」

ホワイトボードアニメーションの制作ツール「VideoScribe」の紹介動画です。1分程度の内容でテンポよくツールの試用版を訴求しています。

【動画の特徴】

  • アクセントカラーは1色(スカイブルー)
  • 1分5秒の短尺
  • 音声はナレーションとBGM

2.サービス説明「リノベる株式会社」

リノベーションのデザインや施工から、中古マンション・住宅の物件探しまでサポートする「リノベる。」

のサービス説明動画です。「リノベる。」がユーザーに提供しているサービスと、物件を探しているユーザーが希望の間取りで暮らすまでの流れが描かれています。

【動画の特徴】

  • アクセントカラーは2色(スカイブルー・イエロー)
  • 3分7秒の短尺
  • 音声はナレーション、効果音、BGM

3.イベント紹介「東京2020 夏季オリンピック」

東京2020大会で行われる55競技を紹介する「One Minute, One Sport」の新体操編です。静止画と字幕を組み合わせて競技のポイントをわかりやすく解説しています。

【動画の特徴】

  • 手書き描写の撮影
  • 1分28秒の短尺
  • 音声は効果音、BGM

4.商品紹介「兵神装備株式会社」

さまざまな液体を脈動なく移送できるモーノポンプの商品紹介動画です。パーツの名前や数値の表記、液体の流れを矢印で示すことで、誰でも構造が理解できる動画に仕上がっています。

【動画の特徴】

  • ユーザーが理解しやすいよう遅めのテンポ
  • 1分21秒の短尺
  • 音声はナレーション、効果音

ホワイトボードアニメーションの作り方とは?

ホワイトボードアニメーションは、自社で制作する方法と、制作会社に依頼する方法があります。

自社で制作する

ホワイトボードアニメーション専用の制作ツールを使えば、自社でホワイトボードアニメーションを制作できます。外部に依頼するよりもコストを削減できますし、社内に動画制作のノウハウを蓄積することもできます。

ホワイトボードアニメーションを自社で制作する流れは以下の4ステップです。

1.絵コンテを描く

絵コンテとは、ホワイトボードアニメーションの設計図のようなものです。手書きまたは絵コンテ作成ツールを使い、カットごとの構図、動き、尺を決めていきます。構成にもよりますが、動画1分あたり絵コンテ4枚(文字数にして250〜300文字程度)が目安です。

2.キャラクターや文字の配置も

ホワイトボードアニメーションの制作ツールには、テンプレートや素材が用意されています。ツールに絵コンテを落とし込み、カットごとに素材を配置していきます。ロゴや商品など、オリジナルの素材が必要なときは、ホワイトボードアニメーションのテイストに合わせて作成しておきましょう。

3.画面の切り替え&イラストや文字を動かす

カットごとに配置した素材をどう動かすか決めていきます。シーンの切り替え、テロップの出し方などで動画の品質が大きく左右されます。

4.BGMやナレーション音声を入れて動きを調整

ホワイトボードアニメーションに音声ファイルを差し込み、シーンの切り替えや文字・イラストの動きを連動させていきます。最後に微調整して完成です。

制作会社に依頼する

動画の制作会社に依頼すれば、自社で制作するよりもクオリティの高い動画が制作できます。

専用の制作ツールはとても便利ですが、やはりプロに作ってもらうのとは違います。テンプレートを元に作成すれば構図や素材が他社と被ってしまうこともあるでしょう。視聴者がそれに気づいてしまえば、商品やサービスに対して安っぽいイメージを抱いてしまうかもしれません。

プロに依頼すればオリジナルの素材で制作できますし、ジャンプカットやテロップなどの編集技術で動画をテンポよく展開させられます。

まとめ:ホワイトボードアニメーションは実力のある制作会社に依頼する

動画マーケティングにホワイトボードアニメーションを活用すれば、多くのユーザーを惹きつけて見込み客にしたり、コンバージョンにつなげたりできます。

ただ、ホワイトボードアニメーションはシンプルゆえに差別化が難しいです。専用の制作ツールを使えば社内でも制作できますが、伝えたいことが多くなりすぎて描写が高速になったり、カットをつなぐテンポに違和感を覚えてしまう動画は少なくありません。

株式会社VIDWEBは動画活用を支援する会社です。ホワイトボードアニメーションを含む幅広いジャンルの動画に対応しています。高品質な動画を低コストかつスピーディーに提供できますので、まずはお気軽にご相談ください。

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