【事例付き】ベンチャー企業の採用動画で差をつける!作り方のポイントと制作会社の選び方

動画制作
公開日:2024年11月29日 / 最終更新日:2024年11月28日
【事例付き】ベンチャー企業の採用動画で差をつける!作り方のポイントと制作会社の選び方
桔梗 素直
桔梗 素直 株式会社VIDWEB クリエイティブコミュニケーション部

限られたリソースで効率よく人材を獲得したいベンチャー企業にとって、採用動画は競争を勝ち抜くための強力な武器です。

人材獲得競争が激化する中で、かっこいい採用動画によって企業の魅力を効果的に伝え、自社のファンを増やすことができます。

桔梗 素直

本記事では、ベンチャー企業がターゲットの心をつかむ、魅力的で効果的な採用動画を制作するためのポイントを、具体的な事例を交えながら解説していきます。

【この記事の要約】
  • 採用動画は、求職者とのコミュニケーションを深める重要なツール
  • 企業理念やビジョンを自然に伝え、活発なコミュニケーションシーンを多く取り入れる
  • 長期的なパートナーシップを築ける動画制作会社を選択する

ベンチャー企業に採用動画が必要な理由とは?

事業拡大を目指すベンチャー企業では、採用シーンで動画を活用する事例が増えています。

その理由は、主に以下の3つです。

  • 企業の「熱気」を伝えられる
  • ミスマッチを減らせる
  • 多様なプラットフォームで活用できる

それぞれについて詳しく説明します。

企業の「熱気」を伝えられる

採用動画を通して、言葉や画像だけでは伝えきれない、臨場感や熱意を効果的に伝えられます。

例えば、社員同士が活発に議論している様子や、リラックスした雰囲気のオフィス、困難なプロジェクトに立ち向かうチームの姿などをリアルに映し出すことで、視聴者は、ベンチャー企業ならではの大胆なビジョンと、それを実現しようとする社員たちの熱意を、肌で感じることができます。

求職者は、採用動画を通して、自らのキャリアを輝かせる企業像を具体的にイメージできるようになるのです。

ミスマッチを減らせる

採用動画を活用することで、入社後の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを減らせます。

事業を拡大していくベンチャー企業にとって、企業文化にマッチした人材の確保は、成長を加速させる重要な要素です。求職者は動画を通して企業文化や職場環境をより深く理解し、自らの価値観やキャリアプランと照らし合わせて、企業のビジョンや求める人物像との適合性を判断できます。

これにより、入社後のギャップを減らし、早期離職を防ぐ効果が期待できます。また、企業のビジョンに共感する人材を惹きつけ、エンゲージメントを高めることも可能です。

多様なプラットフォームで活用できる

採用動画の魅力は、その汎用性の高さにあります。一度制作すれば、以下のように多様な方法で活用できます。

  • 企業サイトや求人サイトでのメイン動画として掲載
  • SNSで縦型のショート動画にして配信
  • スカウトメールに添付して候補者の興味を引く
  • 採用イベントでのプレゼンテーション素材として使用

このように、一つの動画から多様なコンテンツを生み出せることは、時間やリソースが限られるベンチャー企業にとって大きなメリットとなります。

ベンチャー企業が採用動画を制作する際のポイント

自社の魅力を最大限に引き出す採用動画を制作するために、以下のポイントを押さえましょう。

  1. 企業理念は経営者や社員が自然体で語る
  2. 自己成長の機会はターゲット層にもっとも近い社員の経験談を共有する
  3. 社内での活発なコミュニケーションシーンを多く盛り込む
  4. 社員が主役の採用動画をシリーズ化する

それぞれについて説明します。

1.企業理念は経営者や社員が自然体で語る

採用動画で企業理念やビジョンに共感してもらうには、肩ひじ張らずに自然体で話すことが大切です。経営者やリーダーは熱意が先行して長々と語りたくなってしまうものですが、そこはぐっとこらえて、要点を絞って短く伝えましょう。

【自然体で語るための工夫】

  • 台本を用意せず、自分の言葉で話す
  • 社員との対談形式にする
  • いつもの職場を背景に撮影する

採用動画の視聴者は未来の仲間です。社員のインタビューや具体的なエピソードを交えながら、企業理念やビジョンが生まれた背景にある「想い」を伝えることで、より深く共感してもらえます。

2.自己成長の機会はターゲット層にもっとも近い社員の経験談を共有する

ターゲット層と年齢や経験が近い社員の経験談を共有することで、求職者は「自分ごと」として捉えやすくなり、共感を呼ぶことができます。例えば、変化の激しい時代を生き抜くZ世代をターゲットとする場合、彼らが将来の変化に対応できる「成長機会」を明確に示すことが重要です。

【Z世代の求職者が共感しやすい具体的なエピソード】

  • 入社1年目の社員が受けた研修内容と、その後の成長の軌跡
  • 若手社員が挑戦したプロジェクトと、そこで習得したスキル
  • 社内のキャリアパス制度と、自己成長の可能性

これらのエピソードを社員の体験談として紹介することで、Z世代の求職者は「自分もここで成長できる」と実感し、入社意欲を高めることができます。

3.社内での活発なコミュニケーションシーンを多く盛り込む

社員同士が協力して仕事に取り組む様子や、活発な意見交換が行われている様子などを盛り込み、求職者に対して働きやすい職場環境であることをアピールしましょう。

特にZ世代など若手人材を採用ターゲットにする場合、就職後の不安要素として「人間関係」を挙げる人が多いという調査結果があります。VIDWEBが実施したアンケートによると、就職後の不安要素として最も多かったのが「人間関係(59.1%)」でした。

Z世代の方が就職後の不安として挙げたのは「人間関係」が最多

(引用元:https://vidweb.co.jp/news/20241128/

そのため、Z世代を採用するには、具体的には、以下のようなシーンを盛り込むと効果的です。

  • 社員同士が笑顔で会話している様子
  • チームで協力して仕事に取り組んでいる様子
  • 社員同士が気軽に意見交換している様子

これらのシーンを通して、社内の活発なコミュニケーションをアピールすることで、Z世代の求職者から「ここでなら安心して働けそう」と思ってもらえるでしょう。

4.社員が主役の採用動画をシリーズ化する

近年では、社員一人ひとりにスポットを当て、彼らの個性や魅力、仕事への想いを伝える動画が主流になっています。これは、等身大の社員の姿を通して、企業文化や働き方をより具体的にイメージできるため、求職者からの共感が得やすくなるためです。

さらに、社員を主役にすると、会社紹介動画や職業紹介動画とは異なり、シリーズ化しやすくなります。視聴者の反応を見ながら毎年動画を制作することで、例えば、社員のインタビュー内容や動画の構成、BGMなどをブラッシュアップし、より採用マーケティングを強化できます。

以下は、弊社が制作している社員が主役の採用動画の例です。

社員が主役のシリーズ化に適した動画例

一日密着動画(VIDWEB制作)

https://vidweb.co.jp/work/benichu-3/

ある社員の一日に密着し、仕事内容や職場の雰囲気を伝える動画です。求職者は、具体的な仕事内容や、社員同士のコミュニケーション、職場の雰囲気などを知ることができます。

インタビュー(VIDWEB制作)

https://vidweb.co.jp/work/nipponroad/

社員にインタビューを行い、仕事への想いややりがい、キャリアパスなどを語ってもらう動画です。求職者は、社員の生の声を聞くことで、企業の理念やビジョン、働き方などをより深く理解できます。

対談・座談会(VIDWEB制作)

https://vidweb.co.jp/work/eps-holdings-4/

複数の社員による対談や座談会形式の動画です。異なる部署や役職の社員が、それぞれの視点から仕事や会社について語ることで、多様な働き方やキャリアパスを紹介できます。

【活用事例】ベンチャー企業の採用動画5選

ここでは、ベンチャー企業の採用動画を紹介します。

SmartHR採用コンセプトムービー

※他社の事例です。

労働にまつわる複雑な社会課題に対し、SmartHRがどのようにアプローチしているのかを社員の言葉で伝えています。年齢や職種の異なる様々な社員が出演し、それぞれの思いを語っているため、新卒から経験者まで幅広い層に響くアプローチとなっています。

M3 新卒採用向け会社紹介動画

※他社の事例です。

入社後の具体的な働き方やキャリアイメージについて、新卒2年目のメンバーが実体験を交えて紹介しています。ビジネスモデルの概要から、カルチャー、そして新卒で入社するメリットまで、網羅的に解説しており、一度視聴すれば疑問が解決するような分かりやすい構成になっています。

【1日密着】新卒2年目のWEBマーケターの1日~株式会社TAPP~

※他社の事例です。

朝の通勤風景から始まる自然体のインタビューが親近感を醸し出します。職務内容を深く掘り下げて紹介し、上司やメンバーとのコミュニケーションシーンも豊富に盛り込んでいるため、入社後の具体的な働き方をイメージしやすい動画となっています。

【就活】コンサル志望→レバレジーズ入社のワケ!慶應内定者インタビュー

※他社の事例です。

大学別の内定者座談会形式で、就活生へダイレクトにアプローチできる構成となっています。就活生が気になるポイントを丁寧に説明し、周囲が金融やメーカーを選ぶ中で、なぜレバレジーズを選んだのか、具体的な理由を挙げており、説得力のある内容となっています。

【社員密着】若き営業マネージャーが目指す未来「情シス管理者をヒーローに」

※他社の事例です。

職種や経歴の異なるメンバーにカメラが密着し、採用目的の建前ではなく、ありのままの姿を通して企業の魅力を候補者に感じてもらうことを目指して制作されています。社員のリアルな声や転職経験者ならではの視点など、共感しやすいポイントが多く盛り込まれており、好感の持てる作品となっています。

ベンチャー企業に最適な動画制作会社を選ぶポイント

採用動画の制作会社を選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。

  • 採用動画の実績
  • 企画力・提案力
  • 予算と納期

それぞれについて説明します。

採用動画の実績

過去の制作事例を参考に、動画のクオリティや制作会社との相性を確認することが大切です。多くの企業の採用動画を手がけ、さらに自社と同じ業界・業種の実績がある会社は、ノウハウが蓄積されており、質の高い動画を制作できる可能性が高いでしょう。

企画力・提案力

採用マーケティングに精通し、効果的な企画や提案ができる会社を選びましょう。過去の事例やデータに基づいた企画を提案する会社は、効果的な採用動画を制作できる可能性が高いです。また、最新の技術やトレンドを取り入れた斬新なアイデアを提案してくれる会社も魅力的です。

予算と納期

予算内で制作できるか、詳細な見積もりを提示してくれるかを確認しましょう。料金体系が明確で、密な打ち合わせを通じて、追加費用が発生しにくい会社が理想的です。採用動画は基本的に毎年更新するものなので、長期的なパートナーとして信頼できる会社を選ぶことが重要です。

採用動画でベンチャー企業の魅力を最大限に引き出そう!

ベンチャー企業にとって、採用動画は企業の熱意やビジョンを伝え、求職者の共感を得るための強力なツールです。そして、動画の品質は企業イメージと密接に結びついており、採用マーケティングにおいて重要な役割を担います。

VIDWEBでは、数多くの企業の採用動画制作実績を持つプロフェッショナルチームが、企画から撮影、編集まで一貫してサポートいたします。

  • 豊富な制作実績に基づいた企画力
  • 高品質な撮影技術
  • 採用マーケティングに基づいた効果的な編集

など、お客様のニーズに合わせた最適な動画制作をサポートいたします。

採用動画の制作に関するご相談は、お気軽にVIDWEBまでお問い合わせください。

桔梗 素直
桔梗 素直 株式会社VIDWEB クリエイティブコミュニケーション部

大学卒業後大手保険代理店に5年間勤務勤務。その後動画市場の将来性を感じ、オンラインスクールにて動画マーケティングや制作方法を学び、VIDWEBへ入社。丁寧親切且つ的確なコンサルテーションと提案に定評があり、クライアントが動画制作によって抱えている課題を親身になって日々解決している。

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