社員インタビュー動画の作り方と自社制作の事例6選|費用相場も解説

動画制作
公開日:2022年5月27日 / 最終更新日:2026年8月27日
社員インタビュー動画の作り方と自社制作の事例6選|費用相場も解説
桔梗 素直
桔梗 素直 株式会社VIDWEB クリエイティブコミュニケーション部

採用活動に社員のインタビュー動画を使う企業が増えました。求人票や説明会では伝わりにくい「実際に働いている人がどんな人か」を、短時間で伝えられるためです。

ただし、社員に話してもらえば良い動画になるわけではありません。誰に出てもらうか、どの形式で撮るか、どこで公開するか。この3つで仕上がりが変わります。

この記事では、当社が制作した6本の事例とあわせて、社員インタビュー動画の作り方を解説します。

社員インタビュー動画とは

企業が自社の従業員にインタビューして制作した動画です。採用活動のオンライン化とSNSの普及にともない、求職者が企業を知る手段として動画の比重が上がっています。

文章や写真では伝わらない、話し方や表情、職場の空気が伝わることが最大の特徴です。

制作目的と活用シーン

求人・採用活動で使う場合

目的は大きく2つです。会社そのものを知ってもらうことと、仕事内容を理解してもらうことです。

求職者は入社後の自分を想像しながら見ます。だからこそ、遠い立場の役員よりも、数年後の自分に重なる社員のほうが響きます。

人事業務の一環として制作する場合

社内向けに使うケースもあります。他部署の仕事を知ってもらう社員教育、企業理念や行動指針を浸透させる社内啓蒙などです。

活用シーンは、自社の採用サイト、求人情報サイト、採用イベント、社内イベント、社内研修と幅広く広がります。

社員インタビュー動画を制作するメリット

  • 文章より気軽に見てもらえる
  • 企業や仕事の魅力を、働く人の言葉で伝えられる
  • 出演した社員のモチベーション向上につながる
  • 採用と社内広報の両方で使える

社員インタビュー動画の3つの型

社員インタビュー動画の3つの型は見せるものが違う。1人フォーカス型・密着ストーリー型・対談座談会型の見せるものと向いている場面を比較した図

1人フォーカス型

1人フォーカス型は、社員1人に焦点を当て、募集職種ごとの仕事内容を紹介する型です。職種別に複数本を作れば、求職者は自分が応募する職種の動画だけを見られます。

当社が制作した伊藤忠丸紅鉄鋼の東京AP社員紹介動画は、事務職と一般職の社員インタビューを軸に、職務内容をインフォグラフィックスで補う構成にしました。話だけでは伝わりにくい業務の全体像を、図解で補っています。制作期間は4ヶ月です。

密着・ストーリー型

密着・ストーリー型は、1日の動きに同行し、働く場面そのものを見せる型です。インタビューの受け答えだけでなく、実際の業務風景が素材になります。

伊藤忠丸紅鉄鋼の海外勤務の1日密着シリーズは、海外拠点の社員に密着し、勤務風景からランチや移動、プライベートの場面までを撮影しました。撮影は各国を拠点とする日本人クリエイターを手配し、現地での撮影後に日本で編集しています。制作期間は2ヶ月、費用帯は300万円以上です。

対談・座談会型

対談・座談会型は、複数の社員が同席して語り合う型です。1対1では出てこない、相手の発言に反応した言葉が拾えます。

EPSホールディングスの採用向け企業グループ紹介は、別々のグループ会社に所属する従業員が集まる座談会を、前編と後編の2本に分けて制作しました。複数のカメラアングルを使い、自然な会話の流れと表情を捉えています。制作期間は4ヶ月です。

自社制作の事例6選

上記3本に加えて、次の事例も参考になります。

ワークポートの採用動画は、複数名のインタビュー素材に、人やオフィスのインサート素材を織り交ぜた構成です。目に見える製品がない人材紹介の事業のため、「人」の魅力が学生に伝わるよう設計しました。質問内容をコーポレートカラーの背景色テロップで表示し、いま何について話しているのかが分かるようにしています。制作期間は2ヶ月、費用帯は49万円以下です。

HmletJapanの動画は、事業のPRポイントと採用メッセージを1本で両立させました。入居者と社員に出演してもらい、暮らしぶりや人のつながりを描いています。1本の動画をブランディングと採用の両方で使う設計です。制作期間は2ヶ月です。

事例制作期間費用帯
伊藤忠丸紅鉄鋼 東京AP社員紹介動画1人フォーカス4ヶ月60秒以上記載なし
伊藤忠丸紅鉄鋼 海外勤務の1日密着 タイ編密着2ヶ月60秒以上300万円〜
EPSホールディングス 座談会 前編座談会4ヶ月60秒以上記載なし
EPSホールディングス 座談会 後編座談会4ヶ月60秒以上記載なし
ワークポート 採用動画複数名インタビュー2ヶ月60秒以上〜49万円
HmletJapan ブランディング・採用向け動画兼用2ヶ月60秒以上記載なし

費用帯は料金ページで予算別の制作事例として公開しているものだけを記載しています。

作り方と制作のポイント

制作の流れは次のとおりです。

  1. 制作の目的と活用方法を決める
  2. 出演する社員を選ぶ
  3. 動画の構成を決める
  4. 撮影場所と関係者を手配する
  5. 撮影する
  6. 編集し、テロップと音声を加える
  7. 配信先の形式で書き出す

時間をかけるべきなのは2番目と3番目です。出演者の選定と構成で、動画の質の大半が決まります。

出演者を選ぶときは、肩書きの高さではなく、求職者との距離の近さを基準にしてください。入社2年目から5年目の社員は、入社前の記憶が残っていて、かつ仕事の実感も語れる位置にいます。

出演者は肩書きではなく求職者との距離で選ぶ。役員・管理職ではなく入社2〜5年目の社員に出てもらう理由を示した図

質問の設計と撮影の実務については、インタビュー動画の作り方を解説した記事で詳しく説明しています。

制作の注意点

出演者の人選は慎重に行ってください。動画は公開後に長く残ります。

肖像権と個人情報の扱い、掲載期間についても事前に本人の同意を得ておきます。特に退職した場合の扱いを決めておかないと、公開を続けるかどうかで判断に迷います。

撮影場所と出演者の調整は早めに始めてください。通常業務の合間に撮影時間を確保する必要があるため、直前の依頼では日程が組めません。

配信場所

配信先特徴
自社の採用サイト応募を検討している人が見る。長めの尺でも見てもらえる
求人情報サイト掲載枠の仕様に合わせた尺と形式が必要
Web広告短く切り出したものを配信する
YouTubeチャンネル蓄積して一覧で見せられる
採用SNS縦型に再編集すると届きやすい

長編を1本作った時点で、短尺への切り出しを想定しておくと、後から追加費用を抑えて展開できます。

費用相場

当社の料金ページでは、採用動画を50万円から200万円の範囲で公開しています。社員インタビューを主軸にした動画もこの区分に含まれます。

実際には、49万円以下で制作したワークポートの事例から、海外での密着撮影を伴う300万円以上の事例まで幅があります。金額を動かすのは次の要素です。

要素内容
出演人数人数が増えるほど撮影と編集の時間が増える
撮影日数と場所複数拠点や海外になると移動費と日数が加算される
カメラ台数2台体制にすると人員と機材が増える
納品本数職種別に複数本、短尺版を作ると増える

費用を抑えたい場合は、1日の撮影で複数名のインタビューをまとめて収録する方法があります。より詳しい内訳は動画制作の費用相場を解説した記事で説明しています。

社員インタビュー動画のよくある質問

社員インタビュー動画の費用はいくらですか?

当社の料金ページでは採用動画を50万円から200万円で公開しています。実例では49万円以下で制作したものから、海外密着で300万円以上のものまで幅があります。出演人数、撮影日数と場所、カメラ台数、納品本数で金額が動きます。

制作期間はどのくらいですか?

当社の事例では2ヶ月から4ヶ月です。国内で複数名のインタビューを1日で収録する場合は2ヶ月、座談会や海外拠点での撮影が絡む場合は4ヶ月が目安になります。

出演した社員が退職したらどうなりますか?

公開を続けるか取り下げるかを、あらかじめ決めておくことをおすすめします。撮影前の同意を得る段階で、掲載期間と退職時の扱いを確認しておくと、判断に迷いません。職種別に複数本を制作しておくと、1本を取り下げても全体が成立します。

何人に出演してもらうのがよいですか?

募集職種の数に合わせるのが基本です。職種ごとに1人ずつ出てもらい、それぞれ短い動画にすると、求職者は自分に関係のあるものだけを見られます。予算を抑えたい場合は、1日の撮影で複数名を収録し、1本にまとめる方法もあります。

まとめ:出演者は肩書きではなく求職者との距離で選ぶ

社員インタビュー動画は、仕事と人の魅力をコンテンツにすることで、採用と社内広報の課題を解決します。

型は1人フォーカス、密着、座談会の3つです。目的と伝えたい相手が決まれば、どの型が適しているかは自然に決まります。出演者は肩書きではなく、求職者との距離の近さで選んでください。

当社は採用・リクルート動画を32件公開しています。会社紹介の動画については会社紹介動画の事例記事、採用動画全般については採用動画の記事で解説しています。

桔梗 素直
桔梗 素直 株式会社VIDWEB クリエイティブコミュニケーション部

大学卒業後大手保険代理店に5年間勤務。その後動画市場の将来性を感じ、オンラインスクールにて動画マーケティングや制作方法を学び、VIDWEBへ入社。丁寧親切且つ的確なコンサルテーションと提案に定評があり、クライアントが動画制作によって抱えている課題を親身になって日々解決している。

1,000社5,000本の実績
実績豊富な動画制作会社

マーケティング支援体制を持ち、課題の解決から成果の最大化までを一貫してご提案。

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