
展示会は新規顧客獲得の絶好の機会ですが、多くの企業がひしめく中で、自社ブースへの集客や成約につなげるのは容易ではありません。
「集客数が伸びない」「製品の魅力が伝わらない」「名刺交換だけで終わってしまう」…そんなお悩みを抱えていませんか?
- 展示会動画はブースへの集客、製品PR、商談創出、会期後マーケティングに活用できる
- 動画の種類は商品紹介、会社紹介、ティザーの3つ。目的に応じて使い分けが重要
- 高画質&高音質、環境最適化が成功のポイント
展示会動画で期待できる効果

引用:展⽰会来場者の⽬を惹く動画の作り⽅ 動画活⽤のポイント – 動画制作・映像制作なら株式会社VIDWEB
展示会において動画を活用することで、来場者の誘導や成約促進、さらには展示会後のマーケティング活動まで、多角的な効果が期待できます。
ブースへの集客を最大化
映像と音声は静止画よりも強い印象を与え、ブースへの集客力を高めます。設置場所は来場者の動線を考慮し、視認性の高い場所を選びましょう。さらに、動画の内容や演出を工夫することで、ブース全体の魅力を向上させ、活気ある印象を与えられます。
製品・サービスの魅力を効果的に伝達
展示会において、複雑な製品の構造や無形サービスの特徴・メリットを、短時間でわかりやすく伝えやすくなります。さらに、動画にストーリー性を加えることで、製品・サービスを単なる情報としてではなく、来場者の「体験」として記憶に残すことが可能です。
確度の高い商談の創出
展示会用に制作した動画は、営業ツールとして活用できます。動画で製品・サービスの基本的な説明を済ませておくことで、営業担当者は来場者一人ひとりの課題や要望をヒアリングすることに集中でき、より踏み込んだ提案や具体的な商談が可能となります。
会期後もマーケティングツールとして活用

引用:展⽰会来場者の⽬を惹く動画の作り⽅ 動画活⽤のポイント – 動画制作・映像制作なら株式会社VIDWEB
展示会で制作した動画は、Webサイトへの掲載、SNSでの共有、動画広告への展開など、さまざまなチャネルで再利用できます。また、展示会当日の様子を編集したシーンを組み合わせることで、直接来場できなかった潜在顧客層にもリーチ可能です。
展示会動画の種類と活用法
展示会用に制作する動画は主に以下の3種類に分けられます。目的に応じた使い分けが重要です。
1.商品・サービス紹介動画
展示会で商品・サービス紹介動画を上映することで、製品やサービスの特徴やメリットを視覚的に分かりやすく伝え、来場者の購買意欲を向上させます。展示会終了後も営業ツールとして活用可能です。
【動画構成の例】
- 問題提起
- 解決策の提示
- 商品・サービスのメリット
- 導入事例

複雑な製品の場合は、3DCGを用いて内部構造や機能を解説したり、顧客インタビューを取り入れて信頼感を向上させたりする手法が効果的です。映像表現を工夫することで、複雑な情報も直感的に伝えられます。
2.会社紹介動画
企業理念、ビジョン、社風などを伝え、採用活動や投資家向けの広報にも活用できます。自社の信頼性を高め、知名度が低い場合は認知拡大を目的にブランド価値を印象付けられます。
【動画構成の例】
- 企業理念の紹介
- 事業内容や実績の説明
- 社風や働く環境の紹介
- 従業員インタビューによるリアルな声
- 未来への展望や成長戦略の提示

企業の歴史や今後のビジョンをストーリーテリング形式で紹介したり、社員の日常や働く環境をドキュメンタリータッチで表現したりすることで、投資家との信頼関係構築や採用応募数の増加を狙いましょう。
3.ティザー動画
新商品・サービスの発表前に、視聴者の期待感や興味を高めるための動画です。短い尺の中で情報を小出しにし、話題作りや拡散効果を狙います。
【動画構成の例】
- 視聴者の興味を引くオープニング
- 商品名やブランドロゴの提示
- 発売日、展示会情報などの断片的な情報提示
- カウントダウンやSNSハッシュタグの表示

製品・サービスの全貌を意図的に隠し、一部のみを見せることで、「これは一体何だろう?」と視聴者の興味を喚起し、期待感を高める手法が一般的です。また、「〇〇のクローズドβテスト開催決定!」のような告知も効果的です。
ハイブリッド・オンライン展示会での動画活用戦略
近年、リアル展示会に加え、リアルとバーチャルが融合したハイブリッド型展示会や、完全なオンライン展示会がマーケティングチャネルとして広く活用されています。具体例として、以下のような動画コンテンツの活用が挙げられます。
バーチャルブースツアー動画
実際の展示ブースを360度撮影したパノラマ映像で再現し、遠隔地の参加者にも臨場感ある体験を提供する手法です。
リアル展示会の動画化(360度動画)
現地での展示風景や製品プレゼンテーションを動画に収め、オンラインでも閲覧可能とすることで、展示会終了後も情報発信とプロモーション効果を持続させる方法です。
オンライン展示会用動画コンテンツ
バーチャル空間や専用のWebページ上に配置する動画によって、場所にとらわれず製品やサービスの魅力を効果的に伝える方法です。

オンライン展示会は、主催者や出展企業ごとに利用可能な配信形式、アーカイブ方法、その他の運営システムの仕様に大きな違いがあります。事前に各プラットフォームの対応状況を十分に確認しましょう。
展示会動画の作り方5ステップ
展示会動画の制作手順は、以下の5つのステップです。
- 動画企画の立案
- 構成の検討と絵コンテ作成
- 撮影とCG制作
- 動画編集
- 仕上がりの確認と最終調整
各ステップについて、以下で詳しく説明します。
ステップ1. 動画企画の立案

引用:展⽰会来場者の⽬を惹く動画の作り⽅ 動画活⽤のポイント – 動画制作・映像制作なら株式会社VIDWEB
展示会動画を成功させるためには、動画の種類、活用シーン、ターゲット層の明確化が不可欠です。まず、展示会内での動画の役割が、注目を集めるための商品PRであるか、商材の深い理解を促す製品説明動画であるかによって、企画は大きく変わります。
ターゲット層に関しては、展示会の来場者の年齢、性別、職種、興味などを踏まえ、その層に響くメッセージを明確にしておくことが重要です。
ステップ2. 構成の検討と絵コンテ作成

引用:展⽰会来場者の⽬を惹く動画の作り⽅ 動画活⽤のポイント – 動画制作・映像制作なら株式会社VIDWEB
企画が決まったら、次に動画全体の構成とストーリーを検討し、適切な長さを決定します。例えば、予告動画なら15〜30秒、商品紹介動画なら1〜3分といった具合です。絵コンテでは、各シーンのイメージ画像、動き、テロップなどを視覚的に表現し、制作チームと共有します。
ステップ3. 撮影とCG制作
絵コンテ作成後、実写撮影やCG、アニメーションの制作に移ります。実写の場合、キャスティングや撮影場所の確保、スケジュール調整などのタスクが生じます。
CGやアニメーションを用いる場合は、企画意図に沿った効果的な表現を実現するため、制作に十分な時間とリソースを割く必要があります。場合によっては、実写とCGの両方を組み合わせることでインパクトを増し、展示会来場者の注目を集める工夫も求められます。
ステップ4. 動画編集
編集作業により映像の完成度をさらに高めます。不要なシーンのトリミング、シーン間のスムーズなつなぎを心がけ、ストーリー性と分かりやすさを際立たせましょう。
テロップやモーショングラフィックスを適宜挿入し、視覚的にも魅力的な仕上がりを目指します。音声面では、ナレーション、BGM、効果音をバランスよく組み合わせ、展示会のテーマやイメージに合致した表現に仕上げます。
ステップ5. 仕上がりの確認と最終調整
動画編集が完了したら、展示会会場のスクリーンサイズ、音響、明るさなど実際の環境を考慮し、必要に応じて明るさや音量を調整しましょう。展示会後も動画をSNSやWebサイトなどで活用する場合は、二次利用を見据えた最適化を行うことで、動画の持続的な効果を高められます。
展示会向け動画の制作方法やポイント
以下のポイントを押さえることで、リアルな展示会ならではの魅力ある動画制作が可能になります。
シンプルで分かりやすいストーリー構成
来場者は短時間で多くのブースを見て回るため、動画はシンプルで分かりやすいストーリーにしましょう。不要なシーンはカットし、テンポ良く編集します。また、モーショングラフィックスやアニメーションを活用すると、視覚的な訴求力が高まり、来場者の関心を惹きつけやすくなります。
高画質・高音質の実現
展示会では大型ディスプレイで動画を再生することが多いため、高画質・高音質は必須です。騒がしい会場では、音声が聞き取りにくい場合もあります。遠くからでも読みやすい文字サイズや、背景との色のコントラストを意識したデザインにすると、音声が聞こえなくても内容が伝わりやすくなります。
ディスプレイ環境の最適化
会場の大型モニターやLEDスクリーンに合わせて、動画の解像度や明るさ、色合いなどを調整しましょう。事前にテスト上映を行い、実際の会場でどのように見えるかを確認することが重要です。
また、会場でもクリアな音声を届けるため、専用の音響設備を用意し、騒音対策を行いましょう。来場者がいつでも視聴できるように、ループ再生の設定も忘れずに行います。

これらの点に注意することで、実際の展示会会場の大画面での再生に耐え、来場者の視認性と理解度を高める高品質な動画制作が実現できます。
展示会動画の制作事例
ここでは、VIDWEBの手がけた多様な展示会動画の制作事例をご紹介します。各事例は、展示会の目的やクライアントの要望に合わせて、独自のアプローチで制作されています。
スプリングドリル採掘機PV動画 | ドイツ・ミュンヘン展示会
https://vidweb.co.jp/work/ems/
スプリングドリル採掘機のプロモーション動画です。3DCG技術を駆使し、機械の内部構造や動作原理を立体的に視覚化。ロック調のBGMを組み合わせることで、製品の力強さを印象的に表現しています。英語テロップとイタリア語ナレーションを採用し、国際展示会での訴求を最大化しています。
株式会社朋栄様 バーチャル展示会動画 | NAB SHOW
https://vidweb.co.jp/work/for-a/
アメリカのNAB SHOW向けに制作したバーチャル展示会動画です。実際のブースレイアウトを忠実に再現し、製品ごとの詳細スペックをナレーション付きで解説しています。オンライン展示会やYouTubeチャンネル、メールマガジンなどでの活用を想定して制作されました。
リノべる株式会社様 都市創造事業紹介動画 | RENOVERU OSAKA
https://vidweb.co.jp/work/renoveru-2
複合型シェアスペース「RENOVERU OSAKA/リノベる大阪」の紹介動画です。地域との交流、体験、モノづくりを通じて新しい暮らし方や働き方を提案するスペースコンセプト「〜”Borderless field”境界のない場所からその先の暮らしへ〜」を、インタビューを通して伝えています。
ビューティーワールド ジャパン ウエスト紹介動画 | 福岡国際センター
https://vidweb.co.jp/work/messefrankfurt/
福岡国際センターで開催された「ビューティーワールド ジャパン ウエスト」の紹介動画です。活気ある商談シーンと施術デモンストレーションを盛り込み、出展企業のインタビューで業界トレンドを可視化。次回開催予告をエンディングに組み込みリピート誘導しています。
展示会動画の費用相場
展示会動画を外部の制作会社に依頼する場合、費用相場は40万円〜400万円程度です。
展示会やイベント用の動画は、主にブースでの集客や商談機会の創出を目的として制作されますが、業態・業種や企画の内容、表現方法、撮影規模などの要因により費用は大きく変動します。
費用を左右する主な要素は以下の通りです。
動画の長さと内容
展示会動画は一般的に1〜3分程度が多く、動画の尺やシーンの数により撮影・編集の工数が変わります。長さが増えるほど、撮影や編集にかかる時間とコストが増加します。
表現手法
実写、インタビュー形式、3DCGやアニメーションなど、どのような映像表現を採用するかによって制作工程や必要な技術が異なり、費用に影響します。特に3DCGやアニメーションは、専門的な技術と時間を要するため、コストが高くなる傾向があります。
撮影環境と機材
会場での撮影、ロケーション撮影、またはスタジオ撮影かによって、現場の準備や使用機材、スタッフ数が変動し、費用が上下します。特にロケーション撮影では、移動費やロケハン費用が追加される場合があります。
編集行程
映像の仕上げにかかる作業量、エフェクト、音響、テロップの制作など、完成度を高めるための編集工程も費用に影響します。高度なエフェクトやモーショングラフィックスを多用する場合、編集コストが増加します。
動画活用で集客率・成約率アップにつなげよう
展示会は、企業にとって重要なマーケティングの場であり、動画はその効果を最大化する必要不可欠なコンテンツです。動画を活用することで、ブースへの集客、製品・サービスの魅力的な紹介、商談の質向上、そして会期後の継続的なマーケティングが可能となります。
展示会動画を最大限に活用し、集客率・成約率の向上を目指すなら、実績豊富なプロの制作会社への依頼がおすすめです。VIDWEBは、多様な展示会動画の制作実績を持ち、企画から制作、活用までをトータルでサポートします。どうぞお気軽にお問い合わせください!
本記事では、それらの課題を解決する「展示会動画」に焦点を当て、最新の動画マーケティング戦略をご紹介します。