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TikTok広告の特徴とは?広告の種類とTikTok For Businessの使い方について解説

VIDWEBコラム編集部 VIDWEBコラム編集部
公開日:2022年4月1日 / 最終更新日:2022年3月29日
TikTok広告の特徴とは?広告の種類とTikTok For Businessの使い方について解説
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TikTokは動画の共有と、ライブ配信ができるSNSプラットフォームです。今、TikTokのユーザー数増加に伴い、TikTok広告を活用する企業が増えています。

しかし、TikTok広告はほかのSNSに比べるとまだ新しく、世の中にノウハウが出回っていません。そのため、TikTok広告の仕組みや運用方法が分からず、活用できていない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、TikTok広告の特徴について説明するとともに、セルフで出稿できるTikTok For Businessの始め方、入札やクリエイティブ制作のコツについても解説します。

TikTokとは?

TikTokは、中国のBytedance社が運営するSNSプラットフォームです。TikTok広告を配信する前に、媒体となるTikTokについて理解を深めておきましょう。

リリースからわずか4年で10億人超え

TikTokの成長スピードは圧倒的です。

日本の月間アクティブユーザー数は1,700万人(2021年8月時点)、世界の利用者数は10億人(2021年9月時点)、App StoreとGoogle Playの累計ダウンロード数は30億回(2020年4月時点)を超えています。

ちなみに、TikTokはリリース開始からわずか4年で10億人に到達していますが、Facebookは8年かかっています。ユーザー数の伸び率はInstagramの2倍です。

今世界中で最も勢いがあるSNSは、TikTokであるといえるでしょう。

リーチする層を増やして広告価値を高めている

株式会社博報堂グループが2021年9月に実施した調査によると、TikTokユーザーの平均年齢は34歳でした。

10代女性の利用率は依然として高いものの、既婚男性の比率も伸びており、年々リーチする層は増加しています。このような背景には、コンテンツの変遷と多様化が関係しています。

TikTokは当初15秒の超ショート動画に限定されていましたが、現在は60秒と3分の動画投稿にも対応しています。複数の海外メディアによると、今後は最大10分に拡張される予定です。

動画の時間が長くなることで、リップシンキングのような音楽系から、日常のおもしろ動画や生活情報系、日常VLogなどのコンテンツが増えています。

TikTokはYouTubeやInstagramなど他の動画投稿サービスを意識しており、アプリの利用時間を増やすことで、広告価値を高めようとしています。

TikTok広告の特徴

TikTokは2018年より広告配信を開始しています。ここでは、TikTok広告の特徴について解説します。

広告受容性の高いユーザーが多い

TikTokのユーザーは、広告受容性が高い傾向にあります。

マーケティング会社のCreatorIQが2021年8月に発表した調査報告によると、主要SNSの中で、平均エンゲージメントが最も高かったのがTikTokの11.83%でした。

※以下YouTube:2.57%/Instagram:0.35%/Facebook・Twitter:0.01%

1日の平均視聴時間が62分というデータもあり、15秒のショート動画であれば、毎日248本も見ている計算になります。これらのデータから、TikTok広告はユーザーの心理的抵抗感が少なく、広告を最後まで見てもらえる可能性が高いと言えます。

最適化されたターゲティングを活用できる

TikTok広告は、機械学習による精度の高いターゲティングを可能としています。

設定できる主なユーザーターゲティングは以下のとおりです。

基本情報年齢、性別、地域、言語など
通信環境OS(iOS/Android )、OSのバージョン、通信環境、キャリアターゲティングなど
興味関心アプリ、ゲーム、家電、ファッション、飲食、教育、金融など15種類のラベル
カスタマイズカスタムオーディエンス、類似オーディエンス

たとえば、20代後半の女性に向けた商品やサービスを訴求するのであれば、ターゲットの性別を「女性」、年齢を「25〜34歳」に設定できます。

また、15種類におよぶ興味関心のラベルは、AIが閲覧履歴をもとに判断します。
このように、TikTok広告はターゲットユーザーを細かく設定することで、ピンポイントで広告を打ち出せます

動画広告の制作が簡単

TikTok広告は、動画広告のためのサポートツールが充実しています。

2020年6月にリリースされた「TikTok for Business」を活用すれば、TikTokの運営会社や広告代理店に依頼することなく、セルフで運用型広告を出稿できます。

TikTok for Businessは、オンラインで動画広告を制作できる「ビデオエディター」や、著作権保護された50万曲以上を無料で利用できる「スマートビデオサウンドトラック」などを搭載しています。
これらの機能を使うことで、動画素材がなくても、静止画やウェブサイトからクオリティの高い動画広告を制作できるのです。

TikTok広告は4種類

TikTok広告は全部で4種類あります。

起動画面広告

起動画面広告とは、その名の通りTikTok起動時に表示される純広告枠のことです。ユーザーがアプリを立ち上げると、3〜5秒の間で広告が全画面表示されます。

ターゲットに必ず動画を見てもらえますし、広告内にリンクを設置することで、自社サービスへの導線をつくることもできます。

ただし費用は高額です。1日1枠限定のため、枠の確保も難しくなります。

課金形態インプレッション課金(表示回数で課金)
契約単位1日
単価770円/1000imp
費用目安500万円程度

ハッシュタグチャレンジ広告

ハッシュタグチャレンジ広告とは、拡散性を見込んだハッシュタグを設定して、そのハッシュタグにちなんだ動画投稿をユーザーに促す広告のことです。

ユーザーに楽曲やエフェクトを提供したり、抽選プレゼントを進呈するなどして投稿を促します。広告は、ディスカバリーページのトップバナーや、アプリ内にコンテンツページを設定できます。

インフィード広告や起動画面広告が含まれているパッケージもあり、費用は高額です。

課金形態期間契約型
契約単位2ヶ月
単価(目安)スタンダードチャレンジ 1,500万円
ハッシュタグチャレンジプラス 1,700万円
バトルハッシュタグチャレンジ 2,000万円
ベーシックハッシュタグチャレンジ 1,000万円

インフィード広告

インフィード広告とは、おすすめ投稿フィード上に表示される広告のことです。通常の投稿と同じように「いいね」や「コメント」がつきます。

広告の長さは5〜15秒で設定でき、リンクを設置して外部サイトやアプリストアへ誘導できます。

ほかの動画と差別化するために、インパクトを意識した広告動画を作成する必要があります。

課金形態期間契約型
契約単位1日
単価(目安)Top View 625万円
Brand Plemium 42万円
OneDayMax 300万円

Top View…アプリ起動時の15秒間にユーザーが最初に目にする動画広告。3秒後にインフィード広告に遷移する。

Brand Premium…おすすめ80投稿以内に表示される、最大60秒のフルスクリーン動画。

One Day Max…おすすめ4投稿目に表示される、最大60秒のフルスクリーン動画。指定の1日に限り、新規接触のユーザーのみに表示する。

運用型広告

運用型広告とは、広告主が配信内容を自由に設定できる広告のことです。

TikTok For Businessを活用すれば、TikTokだけではなく、ByteDance社が運営するTopBuzzやBuzzVideoにも広告を配信できます。

詳細なターゲティングを可能としているため、認知目的よりも、コンバージョン獲得目的の広告に向いていると言えるでしょう。低予算で広告を出稿できるのもメリットです。

課金形態単価(目安)
クリック課金(CPC)30~100円/クリック
インプレッション課金(CPM)100~1,000円/1000imp
再生課金(CPV)5~60円/再生

主要なSNS媒体との比較一覧

TikTokを含めた主要SNS媒体の比較一覧表です。

広告の種類国内ユーザー数年代別利用率強み・特徴
TikTok広告1,700万人10代:47.9%、20代で20.4%、30代:12.6%と若年層に強い。オープンマインドのユーザーが多く広告に抵抗が少ない
全画面でインパクト強
Twitter広告4,500万人15〜19歳が76.9%、20代が65%と若年層だけではなく30代の利用者も多い。ターゲット設定の豊富さ
リツイートによる強力な拡散力
視覚的に訴求できる商材と相性◎
Facebook広告2,600万人30〜40代が35%以上、男性の利用率が高い。精度の高いターゲティング
フォーマットと配信先が豊富
Instagram広告3,300万人日本では10〜20代の女性の利用率が高い。全画面でインパクト強
ビジネスアカウントと相性◎
LINE広告8,900万人10〜50代で80%以上、60代でも52.8%と世代を問わず利用率が高い。その他のSNS広告ではリーチできない層にアプローチ
ユーザーのアクティブ率が高い
YouTube広告6,500万人30〜50代が51.9〜55.7%と、全世代の利用率が高い。ターゲットを絞って配信
興味をもつユーザーを追跡(リマーケティング)

日本におけるTikTokは成長過程にあるため、参入している企業もまだ少なく、広告単価は低めです。

今が参入のチャンスであるとも考えられます。

TikTok For Businessの始め方

運用型広告のプラットフォームであるTikTok For Businessの基本的な操作方法について解説します。

アカウント登録から広告配信の初期設定まで最短1日。オンライン上で完結するため、すぐに運用を開始できます。

広告アカウントを作成する

広告アカウントを作成する

TikTok For Businessの公式サイトから「いますぐスタート」をクリックします。

アカウントと広告アカウントの登録画面に遷移するので、必要情報を入力していきましょう。

アカウントと広告アカウントの登録画面

主な入力項目は以下の通りです。

  • メールアドレス
  • パスワード
  • ビジネス情報(業界と会社や運営者の情報が確認できるURL)
  • 電話番号
  • 支払いタイプ

支払いタイプには、自動決済(後払い)と手動決済(前払い)があります。

決済の種類決済手段概要
自動決済(後払い)クレジットカード、デビットカード定期的な請求日または請求値に達した際、配信料を自動的に支払う。
手動決済(前払い)クレジットカード、デビットカード、PayPal、LINE Pay広告を配信する前に手動で残高を追加する。広告が配信されると、残高から料金が差し引かれる。

アカウント登録の段階では、クレジットカードなどの情報はスキップできます。税務情報の入力も任意です。

必要事項を入力すると、アカウント審査に入ります。公式サイトには約1営業日ほどかかるとありますが、登録後すぐに審査を通過するケースもあるようです。審査を通過すると「広告マネージャー」に遷移します。

TikTok広告のアカウント構造は、ほかのSNSとほぼ同じ「キャンペーン」「広告セット」「広告」の3階層になっています。

キャンペーンを選ぶ

キャンペーンを選ぶ

キャンペーンは7つの配信方式があります。

それぞれの目的と概要は以下の通りです。

キャンペーンの目的キャンペーン概要
ブランド認知①リーチできる限り多くのユーザーに広告を配信する。
購買意向②トラフィック自社ウェブサイトのランディングページ、アプリなど各種URLへユーザーを誘導する。
③アプリインストールアプリストアにユーザーを誘導する。
④動画視聴数ユーザーが動画視聴するように誘導する。
⑤リード生成商品やサービスの見込み顧客を獲得する。
コンバージョン⑥コンバージョンユーザー登録や製品の購入など、ユーザーが特定の行動を取るように誘導する。
⑦カタログ配信カタログ販売目的のキャンペーンを作成する。

アカウントごとに機械学習が行われるため、1商材につき1アカウントを作って運用しましょう。

広告セットの入力

広告セットの入力

広告セットの内容は、以下の6項目です。

①設定広告セット名の入力。
②プレースメント日本ではTikTok、BuzzVideo、Pangleの3つを選択できる。ユーザー属性や広告フォーマットに違いがあるため、商材に合うプレースメントを選ぶ。
③クリエイティブタイプダイナミック広告のオンオフを設定。ダイナミック広告とは、Googleのレスポンシブ広告のようなもので、自動的にクリエイティブの生成を行う。
④配信対象配信するターゲットを選択する。
⑤予算とスケジュールデフォルトでは無制限になっている。手動で設定する場合は、チェックを外して金額を入力。日予算の最低予算は2,000円、通算予算の最低予算は16,000円。
⑥入札と最適化最適化の目標と入札タイプを選択。媒体の推奨は最小単価入札(Lowest Cost)で、最も低い獲得単価で獲得数を最大化する入札タイプ。目標成果達成上限(Cost Cap)を使用する場合は、目標とするCPAを入力する。

【設定のポイント】

配信対象は絞り込みすぎないようにします。

また、広告セットは初動の学習に50CV必要となるため、キャンペーン目的が「アプリインストール」や「コンバージョン」などの場合は、広告セットの日予算を「入札(設定CPA)×20以上」に設定しましょう。

最小単価入札の場合は「目標CPAx20倍以上」に設定します。

広告の設定

ここでは、クリエイティブ(動画素材)の設定を中心に解説します。

広告の設定

TikTok広告は画像を使用できませんので、広告フォーマットは「1本の動画」を選択します。

広告クリエイティブは、オリジナル動画がある場合「+アップロード」、すでにアップロードしたことのある動画を再度活用する場合は「+ライブラリーから選択」、管理画面上で新たに動画クリエイティブを作成する場合は「+クリエイティブツールで作成」を選択します。

「+クリエイティブツールで作成」を選択すると、画面上にビデオエディターが現れます。

広告の設定

「新規動画を作成する」を選択すると、素材を追加して動画の編集を開始できます。

編集作業に慣れていない場合は、画面右にある動画の自動生成から「画像から動画を作成する」もしくは「複数のビデオを自動的に生成する」を選択しましょう。
最後にテキストと誘導アクション(選択式)を設定して「送信」をクリックすると、通常24時間以内に審査が行われます。審査通過後に、広告の配信が開始されます。

TikTok広告用の動画を制作するときのポイント

TikTokの広告運用で成果を出すには、クリエイティブが最も重要です。

9:16の縦長フルスクリーンサイズで制作

TikTok広告は、9:16の縦長フルスクリーンサイズが推奨されています。

TikTokの調査によると、横画面の広告認知率は広告非接触者と比較して+18%だったのに対し、縦長全画面は+63%でした。購入・利用意向に関しては、横画面が+13%だったのに対し、縦長全画面は+34%と縦長全画面の方がより高い効果を得られることがわかっています。

縦長全画面に必要なコンテンツが収まるよう、安全エリアを意識してクリエイティブを制作しましょう。

9~15秒のショート動画を推奨

TikTok広告は、9~15秒のショート動画が推奨されています。

短時間でインパクトを与えるために、動画の音声から字幕を自動生成する「自動字幕起こし機能」やテキストを積極的に活用しましょう。

動画には音声(BGM、効果音、ボイス・ナレーション)をつけて、画像は縮めたり引き伸ばしたりせず、高解像度の素材を使うようにします。

また、「今すぐクリック」や「新規登録はこちら」などのアクションエリアに、クリエイティブが被らないよう注意します。

まとめ:TikTok広告でSNSマーケティングを加速させよう

TikTok広告はターゲティングの精度に優れており、幅広いユーザーにアプローチできます。

TikTok For Businessを活用すれば、低予算で運用型広告をスタートでき、高品質かつストーリー性のある広告を簡単に作成できます。

ユーザーの視覚や聴覚にインパクトを与える機能も満載です。

SNSマーケティングを加速させるために、TikTok広告を積極的に活用していきましょう。

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