今やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は動画の配信媒体として欠かせないものとなっています。
オンライン動画広告ではYouTubeが主な配信媒体として知られていますが、FacebookやTwitterそしてInstagramなどSNSのタイムライン上で動画を目にする機会が確実に増えています。
本記事では、SNSで活用できる動画の基本的な作り方・活用事例をご紹介します。
認知拡大が期待できるSNSの動画広告
まずはSNSの動画広告効果を調査したデータを見てみましょう。
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表執行役 グローバルCEO:スコット・アーンスト、以下「マクロミル」)と、株式会社デジタルインファクト(本社:東京都文京区 代表取締役 野下 智之、以下「デジタルインファクト」)は共同で、動画広告のユーザー動向に関するアンケート調査を実施しました。ユーザーが目にする動画広告のうち、ユーザーがその内容を覚えているものを聞いたところ、「ソーシャルメディアのタイムライン上に表示される動画広告」が最も多く、全体の20.2%でありました。
(引用元:https://www.macromill.com/press/release/20170731.html)
データが示すように、SNSにおける動画広告の配信はユーザー認知の拡大につながることが分かります。
特にFacebookにおいては膨大な個人情報を保有し、精密な広告ターゲティングが可能なので、訴求したいユーザーに向けて認知を広めることが可能です。
また、動画広告は静止画の広告よりも伝えられる情報量が多く、印象に残りやすいというメリットもあります。
このようにSNS動画広告というのは、「伝えたい人」に「伝えたいメッセージ」を届けることに適しているので、TVCMのようなマス向けの広告よりも費用対効果が高い傾向があります。
SNS動画広告で成功する動画制作のポイント
SNS動画広告で成果を出すための動画制作にはいくつかのポイントがあります。
以下で4つの基本的な動画制作テクニックを紹介するので、これから動画制作を考えている方は参考にしてください。
- ブランドや製品のメッセージは最初に持ってくる
- 字幕を使う
- 正方形動画(スクエア動画)を使う
- モバイル向けに再編集した動画を作る
ブランドや製品のメッセージは最初に持ってくる
アピールしたいブランドや製品のメッセージは冒頭に持って来ましょう。膨大なタイムラインの中でユーザーに注目してもらうことができなければ、ユーザーの興味はあっという間に次のニュースフィードに移ってしまいます。
字幕を使う
MEC北米(メディア・エージェンシー)によると、顧客のブランド・ビデオの85〜90%は音無しで見られています。実際に皆さんも電車の中やカフェなどでSNSを見ている際、音を消している人が多いので実感出来るのでは無いでしょうか。音声をオフにしている利用者にも動画の内容がわかるように字幕を入れるようにしましょう。
正方形動画(スクエア動画)を使う
78%のユーザーはFacebookをスマートフォンで見ていると言われています。InstagramやTwitterなどの他のSNSもスマホ利用がほとんどです。そのニュースフィードに違和感なく表示出来るのが正方形の動画です。正方形動画なら、縦型のスマホ画面上で動画以外の情報をその上下に同時に発信することもできます。
モバイル向けに再編集した動画を作る
動画制作は他のオンライン広告の制作に比べて費用がかかることが有りますので、一度制作した素材をそのまま流用してしまうことがあるかもしれません。しかしモバイル動画は最初の5~15秒以内が最も重要だと言われています。他の媒体で制作した動画をそのまま流用するのではなく、モバイルで見られるSNS向けに改めて編集しなおした方が高い効果を出すことができます。
SNS動画広告の成功事例
Facebookでの正方形(スクエア)動画の成功事例を2つご紹介します。
- BMW 4in4
- Netflix『マスター・オブ・ゼロ』シーズン2
BMW 4in4
BMWとFCB Infernoは、「4IN4」キャンペーンで自動車広告の概念を打ち破りました。4秒間の動画がひと続きになったこの広告は、それぞれが新しいBMW 4シリーズの特徴をドラマチックに表現しています。
https://www.facebook.com/bmwuk/videos/10158903294080043/
Netflix『マスター・オブ・ゼロ』シーズン2
『マスター・オブ・ゼロ』の最新シーズンから収録されたこの短いクリップは、フィード向けに音声なしでも音声ありでも楽しむことができ、すばやくユーザーの注目を集めることを実現した短い動画に生まれ変わりました。
https://fb.watch/90wcs-z0NQ/
まとめ
SNS上での動画は視認性が高く、最も印象に残りやすい表現手法だと言うことが分かりました。
次世代通信の「5G」も商用化の目処がたち、ますますモバイルでのネット接続が高速化されることでしょう。その中でSNSでの動画配信が増加していくことは容易に想像出来ます。今からSNS動画広告をスタートさせ、検証を重ねた上で自社の成功パターンを早く見つけ、独自の動画マーケティング手法を確立していきたいですね。
VIDWEBでは動画制作はもちろんのこと、SNSやYouTubeにおける動画活用・動画マーケティングまだ徹底支援をしております。
動画は作っただけでは期待する成果が得られません。YouTubeチャンネル、動画広告など適切な戦略を持って配信することも重要です。
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