マニュアル動画の作り方と外注の判断基準|実写・アニメ・3DCGの使い分けを事例で解説

動画制作
公開日:2023年12月1日 / 最終更新日:2026年9月4日
マニュアル動画の作り方と外注の判断基準|実写・アニメ・3DCGの使い分けを事例で解説
桔梗 素直
桔梗 素直 株式会社VIDWEB クリエイティブコミュニケーション部

「紙のマニュアルでは伝わらない」「同じ問い合わせが繰り返し来る」「新人への説明に毎回同じ時間がかかる」。こうした課題から、マニュアルを動画にする検討が始まることが多いと思います。

ただ、いざ作ろうとすると最初に迷うのが「どこまで自社で作れるのか」です。画面を録画してナレーションを乗せれば十分なものもあれば、撮影の設計が必要なものも、実物では見えない仕組みを図に起こさなければ伝わらないものもあります。ここを整理しないまま着手すると、作ってはみたものの使われない動画になったり、逆に社内で抱えきれずに止まったりします。

この記事では、マニュアル動画の作り方を手順から説明したうえで、内製と外注の分かれ目、実写アニメーションと3DCGの使い分けを整理します。あわせて、私たちが制作したマニュアル・ハウツー動画の実例から、表現ごとの制作期間の実態もお伝えします。

マニュアル動画は「教える対象」で作り方が分かれる

マニュアル動画の作り方を考えるとき、最初に決めるべきなのは「何を教える動画か」です。ツールの選定でも、尺でもありません。教える対象が決まると、必要な表現も、内製で足りるかどうかも、かなり絞り込めます。

私たちは、マニュアル動画を次の3つに分けて考えています。

教える対象具体例必要になること
操作画面業務システム、SaaS、社内ツールの操作手順画面録画とナレーション。撮影は不要
実物の手順機器のセッティング、製品の組み立て、店舗オペレーション撮影の設計。手元が見える画角、作業者の手配
見えない仕組み機器の内部構造、動作の原理、目に見えない現象アニメーションや3DCGでの可視化

上から下へいくほど、社内だけで完結させるのが難しくなります。操作画面の録画は無料のツールでも十分に作れますが、実物の手順を撮るには画角と照明の設計が要りますし、見えない仕組みを図に起こすには制作の工程そのものが変わります。

逆にいえば、すべてを外注する必要もありません。同じ会社の中でも「この動画は自社で録画すれば足りる」「この動画は外に出す」と分けられます。この線引きについては、後ほど詳しく説明します。

なお、社内向けの教育でも、制度や知識を教える動画は「研修動画」として設計が変わります。マニュアル動画が「どう操作するか」を教えるのに対し、研修動画は「なぜそうするか」「何を知っておくべきか」を扱うため、構成も尺も別物です。研修目的の動画を検討している場合は、研修動画の作り方と、内製・外注の線引きをあわせてご覧ください。

マニュアル動画の基礎知識と、呼び名の整理

マニュアル動画・動画マニュアル・ハウツー動画はほぼ同じものを指し、研修動画だけは別物であることを整理した図

呼び名の違いと、この記事での呼び方

マニュアル動画とは、業務の手順や製品の使い方を映像で説明した動画のことです。紙の説明書や社内マニュアルを映像に置き換えたもの、と考えるとわかりやすいと思います。

呼び方はいくつかありますが、指しているものはほぼ同じです。検索するときに使う言葉が人によって違うだけなので、整理しておきます。

呼び名主に指すもの補足
マニュアル動画手順を説明する動画全般制作を検討する側が使うことが多い言葉
動画マニュアル同上マニュアルの一形態として捉えた言い方。作成ツールの文脈で使われやすい
ハウツー動画(How to動画)手順ややり方を教える動画社外公開されるものを指す場面が多い
研修動画制度・知識・考え方を教える動画目的が「操作の再現」ではないため設計が変わる

このうち、マニュアル動画と動画マニュアルは同じものを指します。ハウツー動画は社外向けの「やり方」全般を指す場面が多いという違いはありますが、指す範囲は大きく重なり、作り方の考え方も共通します。そのためこの記事では、以降は「マニュアル動画」に統一して説明します。

紙のマニュアルとの違い

紙と動画の違いは、情報量ではなく「伝わり方」にあります。

紙・テキストのマニュアルマニュアル動画
手順の再現読み手が文章から動きを想像する動きをそのまま見せられる
探しやすさ目次や検索で目的の箇所へ飛べる頭出しの設計をしないと探しにくい
更新該当箇所を書き換えれば済む該当章の作り直しが必要
多言語化翻訳のみ翻訳に加えて音声や字幕の差し替えが必要

動画のほうが優れているわけではなく、向き不向きがあります。手順が動きを伴うもの、言葉で説明すると長くなるもの、実物を見せたほうが早いものは動画に向いています。一方、項目を拾い読みしたい情報や、頻繁に数値が変わる情報は、紙やテキストのほうが扱いやすいままです。

実際の運用では、紙と動画の両方を残して使い分ける形が現実的です。動画にするのは全体の一部でよく、そこを見極めるところから始めるのが結果的に早く進みます。

マニュアル動画を導入する効果

マニュアル動画がよく導入されるのは、次のような効果が見込めるためです。

  • 同じ説明を繰り返す時間が減る。特に新人教育や、顧客からの定型的な問い合わせで効きます
  • 説明の品質が人によってぶれなくなる。教える人が違っても、同じ手順が同じ順序で伝わります
  • 文章では伝えづらい動きが伝わる。手元の角度や力加減など、写真では表現しきれない部分を見せられます
  • 見たいときに何度でも見られる。理解の速さが人によって違っても、それぞれのペースで確認できます

私たちがご相談をいただくときも、きっかけが「問い合わせ対応の負担」や「教育にかかる時間」であることは少なくありません。もちろん、動画そのものを作りたいというご相談から始まる場合もあります。

マニュアル動画の作り方の手順

ここからは、実際にマニュアル動画を作る手順を説明します。内製でも外注でも、進め方の骨格は変わりません。

1. 動画にする範囲を決めて、1本1テーマに分ける

最初にやるのは、既存のマニュアルのどこを動画にするかを決めることです。全部を動画にしようとすると量が膨らみ、途中で止まります。

分け方の基準は「視聴者が一度に知りたいことの単位」です。1本の動画に複数のテーマを詰め込むと、見たい箇所を探せなくなり、更新するときも該当部分だけを差し替えられなくなります。1本1テーマを原則にしてください。

2. 視聴環境と尺を決める

誰がどこで見るかによって、作り方が変わります。作業をしながらスマートフォンで見るのか、研修の場でまとめて視聴するのか、顧客がサポートページで見るのかで、適切な尺も画面の作り方も違ってきます。

社内の業務マニュアルであれば、3分から10分程度をステップごとに区切った構成が扱いやすい単位です。当社のマニュアル・ハウツー動画制作サービスでも、社内業務マニュアルはこの尺のステップ型を標準としています。顧客向けに公開するものは、必要な部分だけをすぐ確認できるよう、さらに短く切ることが多くなります。

3. 構成と台本を作る

ここが動画の出来を最も左右する工程です。

注意したいのは、紙のマニュアルの構成をそのまま映像に置き換えないことです。紙は「読む」前提で作られており、章立ての順序も、強調の付け方も、読み手が自分のペースでページを行き来することを想定しています。動画は「視聴する」前提なので、順序も見せ方も設計し直す必要があります。私たちも、紙のマニュアルをお預かりした場合は、映像用に構成から作り直すところからご相談を受けています。

台本では、ナレーションで話すことと、画面に文字で出すことを分けて決めておきます。両方に同じ言葉を入れると、情報量が多すぎて頭に入らなくなります。

4. 撮影・収録と編集

操作画面であれば画面録画、実物の手順であれば撮影に進みます。

実物を撮る場合は、手元がはっきり見える画角を確保することが最優先です。全体像を映した画と、手元に寄った画の両方が必要になるため、同じ作業を複数回撮ることになります。撮り直しが利かない作業がある場合は、カメラを複数台用意して一度で押さえます。

ナレーションは、収録して人の声を入れる方法のほかに、AI音声を使う方法もあります。手順の説明のように感情表現を必要としない内容であれば、AI音声でも十分に成立しますし、後述する更新のしやすさという面でも利点があります。

5. 配信先を決めて公開する

社内向けであれば社内ポータルや学習管理システム、顧客向けであれば製品サイトやサポートページ、YouTubeなどに公開します。

配信先は制作を始める前に決めておいてください。公開範囲によって、映り込みへの配慮や、字幕の要否、書き出しの設定が変わります。特に社外に公開する可能性がある場合は、撮影の段階で背景に社外秘の情報が入らないよう調整が必要です。

内製で足りるケースと、外注すべきケース

マニュアル動画を内製で足りるケースと外注を検討したいケースの条件を並べた図

マニュアル動画は、内製と外注のどちらかを選ぶものではありません。内容ごとに分けるのが現実的です。

内製で足りるケース

次の条件が重なる動画は、社内で作って問題ありません。

  • 教える対象が操作画面である(撮影が不要)
  • 視聴者が社内の人である(品質が対外的な評価に直結しない)
  • 更新が頻繁に発生する(外注すると更新のたびに費用と時間がかかる)
  • 本数が多く、1本あたりの重要度がそれほど高くない

画面録画とナレーションで作れる動画は、無料のソフトや標準機能でも十分な品質になります。ツールの選び方については、マニュアル動画を制作できる無料・有料のソフトやアプリで詳しく解説しています。

外注を検討したほうがよいケース

一方、次のいずれかに当てはまる場合は、外部に出したほうが結果的に早く、仕上がりのばらつきも抑えられることが多くなります。

  • 実物の撮影が必要で、手元の見せ方や画角の設計が求められる
  • 実物では見えない内部構造や動作原理を、図やCGで可視化する必要がある
  • 顧客や取引先に見せるもので、品質が製品や会社の印象に影響する
  • 多言語版を用意する必要がある
  • シリーズとして本数を揃える計画があり、全体の構成設計から必要

特に判断が分かれやすいのが、実物の撮影が絡むケースです。社内のスマートフォンでも映像は撮れますが、手順を教える動画で難しいのは撮影そのものではなく、どの角度から何秒見せれば伝わるかの設計です。ここは経験の差が出やすく、作り直しになりやすい部分でもあります。

初期だけ外注し、更新を内製に引き取る方法

内製か外注かの二択ではなく、工程で分ける進め方もあります。

最初のシリーズを外部に発注して、構成の型・画面のフォーマット・撮影の段取りを固めてしまい、以降の追加分や更新は社内で作る方法です。テンプレートが決まっていれば、社内で作っても見た目と構成が揃うため、シリーズとしての一貫性が保てます。

本数が多く、今後も増え続ける見込みがあるマニュアルほど、この進め方が向いています。ご相談をいただいたときに私たちが最初に伺うのも、何本作るかと、どのくらいの頻度で内容が変わるかです。この2つで、外注する範囲が決まります。

実写・アニメ・3DCGの使い分けと、費用・期間の目安

実写・アニメーション・3DCG・生成AIの制作期間の目安を比べた図

マニュアル動画の表現は、実写、アニメーション、3DCG、そして生成AIの4つに大きく分かれます。どれを選ぶかは好みではなく、教える対象で決まります。

表現向いている対象制作期間の目安(当社実績)
実写実物を扱う手順、機器のセッティング、作業の様子2ヶ月程度
3DCG実物では見えない内部構造、液体や気体の動き1.5ヶ月程度
アニメーション概念の説明、製品の特徴の整理、国内外共通で使う内容2ヶ月程度(イラストを一から描き起こす場合は4ヶ月程度)
生成AI(AIアバター)解説役が必要だが撮影が難しい内容、短尺3〜7日程度

期間は、当社の制作実績をもとにした目安です。アニメーションで幅があるのは、イラストを一から描き起こすかどうかで工程が変わるためです。既存の素材やCADデータを使える場合は短くなります。

実際の制作では、1本の中で複数の表現を組み合わせることも多くあります。エプソン販売様のインクジェット技術紹介では、実写とアニメーションと3DCGを工程ごとに使い分けており、印刷している様子は実写で、技術の仕組みは図で見せる構成にしています。

実物では見せられない部分がある、という相談から始まることが多い

私たちのところに来るマニュアル動画のご相談で多いのは、「実物を撮っただけでは伝わらない部分がある」というものです。

たとえば容器の中で液体が混ざる様子は、外から撮っても見えません。日本ソセー工業様の攪拌器の使い方動画では、実写で操作の手順を追いながら、容器内でシーリング材が混ざる様子と、羽根がしなることで攪拌力が上がる仕組みをCGで表現しました。実写だけでも3DCGだけでも成立しない内容で、両方を組み合わせて初めて「なぜこの製品が良いのか」まで伝わります。

見えない部分があるかどうかは、動画の見積もりが大きく動く分岐点でもあります。発注前に社内で確認しておくと、話が早く進みます。

費用の目安

当社では、マニュアル・ハウツー動画の制作費用を20万円から80万円程度としています。実際の金額は、動画の長さ、撮影日数、カメラの台数、関わるスタッフの人数、CGやアニメーションの有無で変わります。詳しい内訳は動画制作の料金相場をご覧ください。

ここまでは動画の種別で見た相場です。実際の予算は、何本作るかと、どの手法で作るかによって変わります。本数と作り方で整理すると、次のようになります。

作り方予算の目安内容
単発(1テーマ完結)〜49万円60秒から3分程度の1本。テンプレートを使って短納期で制作
シリーズ型・分割制作50〜99万円業務フローや製品操作を章立てで分けた5〜15本。テンプレートを流用して1本あたりの費用を抑える
3DCG活用・複雑な手順の可視化100〜299万円実写では見えない内部構造や動作原理を3DCGで可視化する構成
大規模シリーズ・多言語対応300万円〜20本以上の大規模シリーズ、学習管理システムとの連携、英語や中国語などの多言語展開

費用を抑える方法としては、複数本の撮影を1日にまとめること、既存のマニュアルやCADデータ、製品写真、画面キャプチャを取り込んで新規撮影を減らすこと、ナレーションをAI音声に置き換えることが有効です。

作った後の運用。更新・差し替え・シリーズの育て方

マニュアル動画で見落とされやすいのが、公開した後のことです。作って終わりにできる動画ではなく、対象の製品やシステムが変われば内容も変わります。ここを設計しておくかどうかで、数年後の運用コストが大きく変わります。

差し替えを前提に章立てを決める

最も効くのは、最初の章立てです。

1本の動画に複数のテーマを詰め込んでいると、一部の仕様が変わっただけで全体を作り直すことになります。逆に、1本1テーマで分割してあれば、変更があった章だけを差し替えれば済みます。前述した「1本1テーマ」は、探しやすさのためだけでなく、更新のためでもあります。

UI変更や仕様改定が起きやすい製品ほど、この分割が効きます。当社でも、該当章だけの差し替えに対応しています。

ナレーションの作り方が更新のしやすさを決める

人の声で収録したナレーションは、一部の文言を直すだけでも再収録が必要になり、同じ話者を確保できないと声が変わってしまいます。

AI音声で作っておくと、原稿を書き換えるだけでナレーションを差し替えられます。多言語版を追加するときも同様です。手順を淡々と説明するマニュアル動画は、AI音声との相性が良い領域だと考えています。

シリーズは本数の計画から決める

マニュアル動画は1本で終わることが少なく、業務フローや製品ラインに沿って増えていきます。

最初に何本作るかを決めておくと、テンプレートを共通化でき、1本あたりの費用を抑えられます。章立てで分割する構成であれば5本から15本、業務全体を網羅する大規模なシリーズでは20本以上になることもあります。行き当たりばったりで追加していくと、見た目も構成もばらばらになり、後からまとめて作り直すことになりがちです。

多言語展開は最初の設計で楽になる

海外拠点や外国人スタッフ向けに多言語版が必要になる場合、最初から多言語を想定して作っておくと展開が楽になります。

画面に焼き込む文字を減らし、説明を音声側に寄せておけば、言語を追加するときに映像を作り直さずに済みます。当社では既存の動画を翻訳・多言語化する動画多言語化サービスも用意しています。AIで生成する外国語ナレーションは無料で、言語の種類が増えてもナレーション費用はかかりません。別途必要になるのは、生成した音声を動画に反映させる編集費用と翻訳費用です(翻訳を自社で用意する場合、翻訳費用はかかりません)。

海外向けで気をつけたいのは、翻訳の正しさだけではありません。テンポやBGM、カットの割り方が現地の人にとって自然かどうかも、視聴されるかどうかを左右します。私たちが海外向けの動画を制作するときは、現地の担当者の方に確認をいただきながら進めることが多くあります。

マニュアル動画の制作事例

当社が制作したマニュアル・ハウツー動画から、表現の違いがわかる事例をご紹介します。

事例表現制作期間
ヤマハ様 STAGEPAS 1K 簡単設定動画実写15〜60秒2ヶ月
日本ソセー工業様 カルマゼ使い方実写+3DCG60秒以上1.5ヶ月
キヤノン電子様 DR-S250N紹介動画アニメーション60秒以上4ヶ月
ソシオネクスト様 8K LIVEソリューションアニメーション+実写60秒以上2ヶ月
AIアバター動画サンプル(医療情報編)生成AI0〜15秒3〜7日

セッティングの簡単さを、日常のシーンで見せる

ヤマハ様 STAGEPAS 1K 簡単設定動画は、ポータブルPA機器のセッティング方法を伝える動画です。

手順を順番に並べるのではなく、機器が使われる日常のシーンと絡めながら、設定が簡単にできるという一点を表現しました。マニュアル動画でありながらWebサイトと動画広告での使用を想定しているため、手順の網羅よりも「簡単である」ことが伝わる構成を優先しています。ロケ地の選定から企画、構成、撮影、編集、出演者のキャスティングまで一貫して担当しました。

見えない部分をCGで補い、作業シーンは社員の方に出ていただく

日本ソセー工業様 カルマゼ使い方は、シーリング材専用の攪拌器の使い方を説明する動画です。購入を検討している方に向けた内容で、営業時のセールスツールとしても、展示会やWebサイト、販売サイトでも使われています。

実写で操作手順を追いながら、容器の中でシーリング材が混ざる様子と、羽根がしなることで攪拌力が向上する特性をCGで表現しました。作業のシーンには日本ソセー工業様の社員の方にご協力いただいています。実際に働いている方が作業している様子を見せることで、視聴者が自分の現場に置き換えて考えられる内容になりました。

イラストの描き起こしで、国内外どちらでも使える形にする

キヤノン電子様 DR-S250N紹介動画は、ドキュメントスキャナーの特長を紹介する動画です。

製品のイラストを一から描き起こし、デフォルメしながらも従来品との違いが一目でわかるよう特徴を捉えました。アイコンのアニメーションを使い、文字を読まなくても理解できる演出にしています。国内外を問わず使いやすい雰囲気に仕上げているため、言語を問わず展開できる構成です。制作期間が4ヶ月とやや長いのは、イラストの提案と描き起こしに時間をかけているためです。

技術的に難しい内容を、3か国語で展開する

ソシオネクスト様 8K LIVEソリューションは、データ容量の大きい8K映像をスムーズに送受信できる技術を紹介する動画です。

技術的に理解が難しい内容を、アニメーションでわかりやすく説明しました。海外での利用を見据え、日本語、英語、中国語の3か国語で制作しています。営業時や展示会での説明に使われている動画です。

撮影せずに解説役を立てる

AIアバター動画サンプル(医療情報編)は、AIアバターと音声生成を組み合わせて制作したサンプルです。

実写の撮影やロケを行わずに、解説する人物を映像に登場させています。ナレーションの収録も不要なため、撮影のスケジュール調整や出演者の手配が難しい場合の選択肢になります。制作期間は3日から7日程度で、他の表現と比べて短い期間で用意できる点が特徴です。

マニュアル動画のよくある質問

マニュアル動画とは何ですか?

業務の手順や製品の使い方を映像で説明した動画のことです。紙の説明書や社内マニュアルを映像に置き換えたものを指します。動画マニュアル、ハウツー動画とも呼ばれ、指す範囲は大きく重なります。

マニュアル動画はどうやって作るのですか?

動画にする範囲を決めて1本1テーマに分け、視聴環境と尺を決め、構成と台本を作り、撮影や画面録画と編集を行い、配信先に公開する、という流れが基本です。操作画面の説明であれば画面録画とナレーションで社内でも制作できます。実物の撮影や、内部構造の可視化が必要な場合は制作会社への外注を検討してください。

マニュアル動画の制作費用はいくらくらいかかりますか?

動画の種別としての目安は20万円から80万円程度です。プロジェクト全体の予算は、本数と作り方で別に見ます。1テーマ完結の単発であれば49万円以下、章立てで分けた5本から15本のシリーズで50万円から99万円、3DCGで内部構造を可視化する構成では100万円以上が目安です。動画の長さ、撮影日数、CGやアニメーションの有無で変動します。

動画マニュアルを無料で作れるアプリはありますか?

パソコンの標準機能や無料の動画編集ソフト、画面録画ツールを使えば、費用をかけずにマニュアル動画を作れます。操作画面の説明であれば無料のツールでも実用的な品質になります。ツールごとの違いや選び方はマニュアル動画を制作できる無料・有料のソフトやアプリで解説しています。

マニュアル動画の構成づくりが上手い人の特徴は何ですか?

視聴者がどこでつまずくかを先に把握している方は、構成が上手です。手順を最初から最後まで均等に説明するのではなく、迷いやすい箇所に時間を配分し、迷わない箇所は短く流します。もう一つの特徴は、紙のマニュアルの構成をそのまま持ち込まないことです。紙は読み返す前提、動画は流れていく前提なので、順序も強調の付け方も別に設計する必要があります。

マニュアル動画は何分くらいが適切ですか?

内容と視聴環境によりますが、当社では社内の業務マニュアルを3分から10分程度のステップ型として設計しています。1本に複数のテーマを入れると、見たい箇所を探せなくなり、更新のときも全体を作り直すことになります。長くなりそうなときは、尺を延ばすのではなく本数を分けてください。

まとめ: 教える対象が決まれば、作り方も外注の要否も絞り込める

マニュアル動画を作るときに最初に決めるのは、ツールでも尺でもなく「何を教える動画か」です。

操作画面を教えるものは社内の画面録画で足り、実物の手順を教えるものは撮影の設計が要り、見えない仕組みを教えるものはCGやアニメーションが必要になります。この分類が決まれば、内製で足りるか外注すべきかも、費用と期間の見当も、おおよそ定まります。

そして、作った後に更新が発生することを前提に、1本1テーマで分けておくこと。これがマニュアル動画を長く使い続けるための、最も費用対効果の高い設計です。

マニュアル・ハウツー動画の制作については、マニュアル・ハウツーの動画制作でも詳しくご案内しています。整備したい本数や更新の頻度が決まっていない段階でも、計画づくりからご相談いただけます。

桔梗 素直
桔梗 素直 株式会社VIDWEB クリエイティブコミュニケーション部

大学卒業後大手保険代理店に5年間勤務。その後動画市場の将来性を感じ、オンラインスクールにて動画マーケティングや制作方法を学び、VIDWEBへ入社。丁寧親切且つ的確なコンサルテーションと提案に定評があり、クライアントが動画制作によって抱えている課題を親身になって日々解決している。

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