商品・サービス紹介動画の事例と作り方!制作のポイントも解説

動画制作
公開日:2022年8月19日 / 最終更新日:2022年10月12日
商品・サービス紹介動画の事例と作り方!制作のポイントも解説
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VIDWEBコラム編集部
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商品やサービスを動画で紹介したい方に役立つ情報をご紹介します。

商品紹介動画、サービス紹介動画の作り方や制作のポイントなどの基礎的な情報をはじめ、参考にしたい他社の事例、活用方法などをまとめました。より効果的な商品紹介動画、サービス紹介動画を制作したい方はぜひ参考にしてください。

商品紹介動画・サービス紹介動画とは?

商品紹介動画・サービス紹介動画とは、企業などが商品やサービスを紹介するために制作した動画のことです。

商品やサービスをPRする手段は、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのマスメディアをはじめ、Webサイト、SNSなどさまざまな媒体があります。広義の意味ではテレビCMも商品・サービスを紹介する動画と言えますが、近年「商品紹介動画」「サービス紹介動画」といえばWebサイトやアプリ上で商品・サービスの特徴を紹介する動画が中心です。

スマートフォンなどで日常的に動画を閲覧することが当たり前になった今、商品やサービスの魅力をよりわかりやすく、魅力的に伝えるための手段として動画が活用されるケースが増えています。

商品紹介・サービス紹介を動画で行うメリット

ではなぜ、商品紹介・サービス紹介に動画を活用するとよいのでしょうか。商品紹介動画・サービス紹介動画には、以下のようなメリットがあります。

文字と静止画だけの紹介より多くの情報を伝えられる

紙のチラシやパンフレット、少し昔のWebサイトでは商品やサービスを紹介する手段は文字と画像(写真やイラスト)がメインでした。しかし、一般的にWebサイトのユーザーは、Web上で多くの文字を読むことを好みません。長い文章で説明しなければならないことも、動画であれば短い時間でより多くの情報を伝えられます。

わかりやすく情報を伝えられる

商品紹介動画・サービス紹介動画の表現方法は実写の映像だけではありません。動画ではナレーションやテロップ、アニメーションなどを活用し、情報をよりわかりやすく伝える工夫ができます。
複雑な商品の使い方やわかりにくいサービス内容も、動き・音声・文字などを組み合わせて動画で表現することで理解しやすくなります。

ブランドイメージや活用シーンを訴求できる

動画は写真では伝わらない実際の雰囲気や空気感を伝えられることもポイントです。また、音楽(BGM)や効果音などでも動画の印象はがらりと変わります。商品やブランドがめざすイメージに沿って動画を制作することで、視聴者の商品・サービスに対するイメージをコントロールできます。

さまざまな用途で活用できる

商品紹介動画・採用動画はWebサイトで公開するだけでなく、幅広い用途で活用できることもメリットです。動画広告、YouTube公開などオンラインだけでなく、店頭モニターでの上映や営業ツールなど、オフラインの用途でも活躍します。

営業の効率化・標準化につながる

消費者にとってわかりやすい表現で商品・サービスを紹介した動画をひとつ作っておけば、個々の営業担当者が説明する代わりに動画を閲覧してもらえます。営業活動のなかで毎回同じ説明をするような場面で活用すれば、営業の効率化につながります。 また、理想的な説明が含まれた動画を活用することで、トークスキルなど個人の能力に左右されにくくなり、営業の質を標準化できます。

商品紹介動画・サービス紹介動画制作のポイント

効果的な商品紹介動画・サービス紹介動画を制作するには、どのような点に気をつけるとよいのでしょうか。以下のような制作のポイントを意識しましょう。

誰に向けて、なにをアピールするかを明確にする

最適な動画の構成は、ターゲットと伝えたいメッセージによって異なります。 たとえば、高齢者に向けてわかりにくいサービスの仕組みを解説する動画であれば、アニメーションをゆっくり動かす、アイコンや文字を大きくする、ナレーションをはっきりさせるなどの工夫が必要でしょう。 また、若い世代向けに対象商品を使った素敵なライフスタイルのイメージを訴求したいのであれば、雰囲気のいいスタジオや出演者のモデルを用意して撮影する表現などが考えられます。 このように、動画の構成は「誰に向けて、なにを訴求するか」によって大きく変わるものであり、企画の段階でこの点を明確にしておくことがもっとも重要です。

ユーザー視点で構成を考える(買いたいと思えるか)

商品紹介動画・サービス紹介動画の最終的な目標は、多くの場合、商品やサービスを「購入してもらうこと」であるはずです。しかし、一方的に商品の機能やサービスの特徴を羅列するのでは、消費者の心は動きません。 「この商品を買えば、家事がもっとラクになりそう!」など、消費者に商品やサービスから得られるベネフィット(効果・利益)を想像させる内容であることが商品紹介動画・サービス紹介動画の成功の秘訣です。

最適な表現方法を検討する(実写/アニメーションなど)

動画には、実写やアニメーション、CGなどさまざまな表現手法があります。商品やサービスの特性によって適した動画の表現方法の検討が必要です。 たとえば、実物がある商品の場合、リアルな商品の外見や使い心地を見せるために実写を選択することも多いでしょう。また、IT系のサービスのように形のないサービスの場合、仕組みや機能をわかりやすく紹介するためにアニメーションを選択するケースもよくあります。

適切な長さにまとめる

日々、たくさんの動画を目にする現代では、動画の尺にも配慮が必要です。あまりに長い動画は気軽に見られず、見る前に敬遠されてしまう恐れもあります。長すぎない尺で、さっと視聴できる長さにまとめることが、動画を見てもらえる可能性を高めます。

商品紹介動画・サービス紹介動画の種類

商品紹介動画・サービス紹介動画の構成には、いくつかの種類があります。代表的な例をご紹介します。

テレビCM風動画

商品・サービスの概要・特徴を短くまとめた動画です。動画の長さは15秒〜1分程度で、伝えたいメッセージをしぼり、インパクトを重視してまとめられることが多いです。企業のWebサイトに掲載するだけでなく、動画広告にも活用しやすいタイプの構成です。

わかりやすく解説する動画

文字や写真だけではわかりにくいサービスの内容をわかりやすく紹介する動画です。 アニメーションなどを活用しながら、サービスの「流れ」や「仕組み」をわかりやすく解説するものが多くあります。ナレーションや動きでわかりやすく説明できる、動画ならではの利点を活かした構成です。

マニュアル・使い方紹介動画

商品の使い方やサービス利用開始までの流れを紹介する動画です。 実際の商品を操作している様子を実写で撮影し、手順や使い方をわかりやすく伝えるものが代表的です。紙の取扱説明書や手順書ではわかりにくい場合に、動画で情報を補足することで顧客サービスを充実させられます。

イメージ・活用シーン訴求動画

商品・サービスの活用シーンを訴求することで、消費者に商品・サービスから得られるベネフィットを想像させるタイプの動画です。付加価値の高い商品・サービスや、ブランドイメージへの好感が購入につながるような商品・サービスに向いています。

商品紹介動画・サービス紹介動画の活用方法

商品紹介動画・サービス紹介動画は、Webサイトはもちろん、オフラインも含めたさまざまな用途で活用できます。動画の活用方法を詳しくご紹介します。

動画広告

商品紹介動画・サービス紹介動画は、動画広告として活用することもできます。短い尺で商品・サービスの特徴をまとめた動画を動画広告で出稿することで、より多くの人に知ってもらうきっかけになります。

LP(ランディングページ)

LP(ランディングページ)とは、主に広告をクリックした先に誘導される広告用のWebページのことです。LPは広告で興味を持ってクリックした人のニーズや疑問にすばやく答え、興味・関心を逃さないことが重視されます。 LPに動画を活用することで、商品やサービスの内容をわかりやすく訴求できるのはもちろん、縦に長いページ内のコンテンツにメリハリがつきます。また、長い文章を読ませてユーザーの興味を削いでしまうリスクを低減します。

YouTubeチャンネル

商品・サービス紹介動画をYouTubeチャンネルへ投稿することも有効です。オフィシャルのチャンネルを運営することで、複数の商品・サービス紹介動画を視聴してもらうことも狙えます。

SNS

企業や商品・サービスの公式SNSアカウントを運営するケースが増えています。商品・サービスをわかりやすく訴求できる動画は、SNS上で発信するコンテンツとしても有効です。各SNSのレコメンド機能やシェアなどで、興味・関心の近い人にリーチを広げられることも魅力です。

営業ツール

商品・サービス紹介動画は、オンライン上で使用するだけでなく、オフラインでも活用できます。たとえば、営業用のPCやタブレット端末で動画を視聴できるようにし、顧客への説明時に見てもらえば、商品・サービスの特徴をもらすことなく、毎回同じクオリティで伝えられます。

社内教育・研修・採用

商品・サービス紹介動画は、新人研修や採用時の会社説明会など、社内で商品・サービスの概要や強みをわかりやすく伝えたい場合にも活用できます。

商品紹介動画・サービス紹介動画の事例

実際に商品紹介動画・サービス紹介動画を制作する前には、他社が作った動画を見て、参考になるポイントをチェックしましょう。ここでは、商品紹介動画・サービス紹介動画の事例を「アニメーション」「実写」に分けてご紹介します。

アニメーションを活用した商品紹介動画・サービス紹介動画

【商品紹介動画】

京セラ株式会社様:スマート歯ブラシ「Possi」紹介動画

京セラ株式会社様とライオン株式会社様が共同で開発したスマート歯ブラシ「Possi」の商品紹介動画です。やさしい雰囲気のアニメーションを活用し、商品の機能や特徴をわかりやすく訴求しています。

【サービス紹介動画】

BASE株式会社様:サービス紹介動画(無料編)

ネットショップ作成サービス「BASE」のサービス紹介動画です。アニメーションを活用し、ユーザーの不安に対する答えにはっきりと答えています。短い尺のなかに多くの情報をわかりやすくまとめた好例です。

AI即日ファクタリング「PAYTODAY」サービス訴求動画

オンライン完結の資金調達サービスの紹介動画です。アニメーションを活用し「ファクタリングとは?」など、サービスの基本的な疑問に対する答えをわかりやすく説明しています。

実写を活用した商品紹介動画・サービス紹介動画

【商品紹介動画】

株式会社リコー:「RICOH Collaboration Board」商品紹介動画

電子ホワイトボード「RICOH Collaboration Board」の機能訴求動画です。白背景の統一された世界観のなかで、商品の機能やベネフィットがわかりやすく表現されています。

ヤマハ株式会社様:コミュニケーションロボット「Charlieチャーリー™」紹介動画

歌って会話するコミュニケーションロボットのプロモーション動画です。ドラマ仕立てで「Charlieチャーリー」がいる暮らしが表現されており、商品があることでホッとした気持ちになれることがよく伝わります。

株式会社シマノ様:「ツインパワーSW×男女群島ロックショア」プロモーション動画

シマノ様のリール「ツインパワーSW」を、キハダマグロを追うドキュメンタリーを通して訴求する動画です。7分の長編ですが、見ごたえのあるコンテンツのなかで商品情報が自然に目に入る構成になっています。

【サービス紹介動画】

NTTアドバンステクノロジ株式会社様:「Comme@カスタマーサポート」紹介動画

カスタマーサービスなどの電話対応支援ツール「Comme@(コムアット)カスタマーサービス」の紹介動画です。電話の音声通信に映像・画面共有などを併用できる同サービスの機能を、画面遷移などを見せながらわかりやすく訴求しています。

まとめ:商品・サービス紹介に効果的に動画を活用しよう

上記でご紹介したように、商品紹介動画・サービス紹介動画は、さまざまな用途で活用できる汎用性の高いコンテンツです。これから商品紹介動画、サービス紹介動画を制作する場合には、どこで使えるかなど、用途の範囲も考えて制作に取り組むことをおすすめします。

また、より効果的な商品紹介動画・サービス紹介動画を制作するためには、事前にユーザーニーズを分析し、制作の目的を明確にしておくことが重要です。そのうえで、適した動画の構成や表現については動画制作のプロに相談するとよいでしょう。

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