ゲームの魅力を、最大限に伝えられるゲーム紹介動画を作りたいけれど、「どんな動画を作ればいいのか?」「制作した動画はどのように活用すれば良いのか?」など気になるのではないでしょうか。
近年、ゲーム業界ではユーザー獲得の競争が激化しており、動画を活用したマーケティング施策が欠かせません。そこでこの記事では、ゲーム紹介動画の制作ステップと効果を出すポイント、目的別の事例を紹介します。
- ゲーム紹介動画のマーケティング活用例
- ゲーム紹介動画の作り方と重要なポイント
- ゲーム紹介動画の具体的な事例
ゲーム紹介動画とは
ゲーム紹介動画は、ソーシャルゲームやコンシューマーゲームなど、さまざまなゲームのプロモーションに用いられる動画コンテンツです。
ゲームの世界観を表現するために実際のゲーム映像を活用したりゲームに登場するキャラクターの声やゲーム上の効果音を活用したりすることで、視聴者の購買意欲を刺激します。
制作の目的
ゲーム紹介動画を制作する目的は、ターゲットに対してゲームの面白さ、ワクワク感等をアピールすることで、ダウンロード数やアプリ内課金を促進することです。
視聴者はゲーム紹介動画を通じてゲームの世界観や面白さを理解し、自分がプレイしたいと思うゲームかどうかを判断します。そのため、配信の目的やタイミング、ターゲットに合致したプラットフォームを選ぶことが重要です。
動画の活用例
ゲーム紹介動画は、さまざまな媒体・シーンで活用できます。
Webサイト(商品紹介ページ、ブログ記事に埋め込む)Web広告(リスティング広告、バナー広告を運用する)SNS・プラットフォーム運用(YouTube、ニコニコ動画、Xなどに投稿する)イベント開催(発売記念イベント、ゲームコンベンションで配信・放映する) |
ゲーム紹介動画を異なった媒体やシーンで配信することによって、成功パターンを早期に見つけられる可能性が高まります。
ゲーム紹介動画を制作するメリット
ゲーム紹介動画の主なメリットは以下の3つです。
新規ユーザーの獲得良質な口コミの拡散フィードバックの獲得 |
動画を活用したマーケティング施策を実施することで、新規ユーザーの獲得と良質な口コミの拡散につながります。口コミから得られるフィードバックは、ゲームの改善にも役立てられるしょう。
また、ゲーム内の専用アイテムを配布するなど、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を生み出すマーケティング施策と組み合わせることで、広告を使わずにアテンションを集めたり、ファンコミュニティの形成を促したりできます。
ゲーム紹介動画の制作の流れ
ゲーム紹介動画の制作の流れは以下の通りです。
- 制作の目的を明確にする
- 構成を作成する
- 撮影する
- 編集する
各ステップについて説明します。
1.制作の目的を明確にする
何のためにゲーム紹介動画を制作するのか、目的を明確にしましょう。ゲーム紹介動画は目的に応じてさまざまなスタイルがあります。以下はその一例です。
スタイル | 目的 | 補足 |
---|---|---|
ティザー動画 | 認知拡大・ブランディング・購買促進 | アテンションを集めることを目的とした動画 |
リリーストレーラー(予告編) | 認知拡大・ブランディング・購買促進 | 新作PRのために制作された短尺動画(60秒未満) |
プロモーション動画 | 認知拡大・ブランディング・購買促進 | 新作PRのために制作された動画(2分~) |
動画広告 | 認知拡大・ブランディング・購買促進 | 目的に合わせて配信媒体を選ぶ |
チュートリアル動画 | 認知・理解度の向上・顧客満足度の向上・DL促進 | 主にログイン〜プレイ開始まで、ゲーム品質をアピールできる |
キャラクター紹介動画 | 認知・理解度の向上・ブランディング・購買促進 | キャラクター(声優ボイス)の魅力でアテンションを集める |
ハウツー動画 | 認知・理解度の向上・顧客満足度の向上・購買促進 | 攻略テクニック、分岐のネタバレなど提供することで、アテンションを集める |
実況動画 | 認知・理解度の向上・顧客満足度の向上・購買促進 | 出演者、インフルエンサーにPR案件として依頼するケースも多い |
タイアップ動画 | 認知拡大 | 芸能人、YouTuber、企業(メーカーなど)、他ゲームタイトルとタイアップしてPRする動画 |
目的に合わせて適切なゲーム紹介動画を制作することが大切です。
2.構成を作成する
構成作成のステップは以下の通りです。
- 目的に合わせて動画のスタイルを決める
- 動画のスタイル、ターゲットに合わせて配信媒体を選定する
- シナリオ、絵コンテを作成する
構成を作り込むことで、撮影や編集をスムーズに行えます。
3.録画・撮影する
シナリオと絵コンテに基づき、ゲーム紹介動画の映像素材を録画します。タレントやYouTuberとのコラボや、実写映像が必要な場合は、撮影スタジオの手配や撮影機材のレンタルが必要です。
4.編集する
絵コンテに従って、テロップの挿入や映像素材のカットを行い、一本の動画を制作します。アニメーション映像、BGM、ナレーションを追加し、音量を調整して完成です。
効果的なゲーム紹介動画を制作する3つのポイント
効果的なゲーム紹介動画を制作するポイントは以下の3つです。
- 配信媒体に合わせて動画を最適化する
- ゲームと動画の内容が乖離しないようにする
- 動画コンテンツを量産できる体制を整える
1.配信媒体に合わせて動画を最適化する
配信媒体ごとに動画の長さ、アスペクト比を最適化しましょう。
プラットフォーム | 推奨される動画の長さ | アスペクト比 | |
---|---|---|---|
オーガニック | 広告 | ||
YouTube | 10秒~2分以上の長尺OK | 20~60秒推奨 | 16:9 |
ニコニコ動画 | 10秒~2分以上の長尺OK | 8~15秒推奨 | 16:9 |
YouTubeショート | 10~60秒 | 10~60秒 | 9:16 |
30秒以内 | 15秒以下推奨 | 9:16 | |
60秒以内 | 15秒以下推奨 | 1:1 | |
TikTok | 30秒以内 | 9~15秒推奨 | 9:16 |
構成の時点で複数のプラットフォームに対応できるよう制作しておくと、コストを削減できます。
2.ゲームと動画の内容が乖離しないようにする
ゲーム紹介動画を制作するとき、視覚的なインパクトを与えることも重要ですが、ゲームと動画コンテンツの内容が乖離しないよう注意が必要です。
動画とゲームの世界観や操作感が大きく異なると、ユーザーは期待と現実のギャップに失望し、ゲームだけでなく企業に対する評価も下がる可能性があります。
ティザー動画など、映画の予告のような見せ方が必要な場面もありますが、ユーザーにゲームの世界観や操作感を正確に伝えることが重要です。
3.動画コンテンツを量産できる体制を整える
動画コンテンツを大量に生産できる体制を整えることで、複数の施策を実施し、早期に勝ちパターンを確立できます。
視聴者は常に新しいコンテンツを求めています。そのため、たくさんの動画コンテンツの中からユーザーの反応が良い効果的な動画コンテンツを選定することで、顧客のエンゲージメントを維持し、継続的に成果を出すことができます。
ゲーム紹介動画の事例3選
スタイル別に、ゲーム紹介動画の事例を3つ紹介します。掲載の事例は他社事例を含みます。
プロモーション動画『シカトリス』
日本一ソフトウェア『シカトリス』のプロモーション動画です。前半はテロップ+声優ボイスでキャラクター紹介、後半には一部プレイ画面も挿入されています。この動画のほかに、システム紹介に特化した動画も展開しています。
ティザー動画『GINKA』
出典:Frontwing
フロントウイング『GINKA』のティザー動画です。ゲーム内で使われるスチルイラストと制作陣のテロップ、BGMだけのシンプルな構成になっています。ヴィンテージフィルムのエフェクトを使うことで、ゲームの雰囲気とテーマを効果的に伝えています。
タイアップ動画『グランブルーファンタジー』
Cygames『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(他1タイトル)』と、ヴィジュアル系エアーバンド「ゴールデンボンバー」による就任会見風のタイアップ動画です。あえて起用理由を公開しないことで、視聴者のアテンションを集めています。
効果のあるゲーム紹介動画を作るなら制作会社に依頼しよう
ゲーム紹介動画を制作するメリットは以下の通りです。
- 新規ユーザーの獲得
- 良質な口コミの拡散
- フィードバックの獲得
効果的なゲーム紹介動画を制作する3つのポイントは以下の通りです。
- 配信媒体に合わせて動画を最適化する
- ゲームと動画の内容が乖離しないようにする
- 動画コンテンツを量産できる体制を整える
継続的な成果を得るためには、動画コンテンツの量産体制を構築することが重要です。自社のリソースが不足している場合は、ゲーム紹介動画をはじめとするSNSマーケティングに強い制作会社に依頼することをおすすめします。
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ゲームのプレイ画面は比較的簡単に複数パターンを用意しやすいので、A/Bテストがしやすいという特徴があります。