バンパー広告とは、6秒以下のスキップできない広告フォーマットです。
これからバンパー広告を活用しようと考えている方は、広告費用や料金設定の仕組み、運用コストなどについて詳しく知りたいのではないでしょうか?
そこでこの記事では、バンパー広告の出稿費、広告制作費・運用代行費それぞれの費用相場と目安について詳しく説明します。
- バンパー広告の出稿料金形態と費用相場
- バンパー広告の制作費と運用代行費の目安
YouTubeのバンパー広告とは
バンパー広告とは、動画の前・途中・後に再生される、6秒以下でスキップできない広告フォーマットのことです。
超短尺のためスマホユーザーと相性が良く、スキップ操作が発生しないため、広告に対するネガティブな印象を最小限に抑えられます。
また、行動を促すフレーズ(CTA)の設置や、複数の広告フォーマットを組み合わせることで、他の広告の効果を高めることもできます。
バンパー広告の料金形態と費用相場
広告フォーマット | 料金形態 | 費用相場 |
---|---|---|
バンパー広告 | CPM(1,000回表示ごと) | 400〜600円 |
スキップ可能なインストリーム広告 | CPV(30秒以上再生された場合)またはCPC(広告をクリック) | 2円〜25円 |
スキップ不可のインストリーム広告 | CPM(1,000回表示ごと) | 400〜600円 |
インフィード動画広告 | CPC(サムネイルをクリック) | 2〜6円 |
アウトストリーム広告(モバイル専用) | vCPM(2秒以上再生+1,000回表示ごと) | 400〜600円 |
バンパー広告の料金形態は、広告が1,000回表示されるごとに料金が発生するCPM方式(インプレッション課金型)です。費用相場は業界により異なりますが、目安は400〜600円とされています。
CPMは「広告の出稿費÷表示回数×1,000」で算出できます。たとえば、予算が50万円で100万回表示された場合のCPMは500円です。
バンパー広告の料金・費用のシミュレーション
バンパー広告を出稿する前に、視聴回数、表示回数、平均広告視聴単価などのシミュレーションができます。
Google広告にログインして、「ブランド認知と比較検討」>「動画」を選択し、予算・終了日・入札単価・動画広告(バンパー広告)を入力すると画面の右側に「見込まれる成果」が表示されます。
これらの予測値を参考にして、広告戦略を最適化しましょう。
YouTubeバンパー広告の制作費用
バンパー広告の制作費用は、動画素材の有無とクオリティ(演出効果)によって決まります。以下は制作費用のおおよその目安です。
- 自社に動画素材がある+トリミングのみ:3~5万円
- 自社に動画素材がある+テンプレート編集:10~30万円
- 自社に動画素材がある+構成にオリジナリティを追加:30~80万円
- 動画素材をゼロから制作+完全オリジナルの企画で制作:80~200万円
バンパー広告は6秒以下の非常に短い時間で訴求する必要があるため、インパクトのあるコピーと魅力的な演出が必要です。自社に動画制作チームがない場合は、動画広告の制作に特化した制作会社に依頼しましょう。
バンパー広告の事例は、以下の記事でチェックできます。
YouTubeバンパー広告の運用費用
動画広告の運用を外部に依頼する場合、運用代行手数料が発生します。
運用代行手数料の相場は、広告費用の約20%です。会社によっては手数料の最低金額(例:30万円〜/月)が設定されています。
手数料は決して安くはありませんが、動画広告の運用には、ターゲティング、予算管理、分析などの専門的な知識が必要です。確実に成果を出したい場合は、YouTube動画広告運用に精通した会社に依頼することをおすすめします。
YouTubeバンパー広告のメリット・デメリット
バンパー広告のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- クリック率が高いとクリック単価が割安になる
- 予算次第で多くのユーザーにアプローチできる
デメリット
- 費用対効果がわかりにくい
- クリエイティブの品質がダイレクトに反映される
それぞれについて説明します。
メリット①クリック率が高いとクリック単価が割安になる
バンパー広告はCPM形式(1,000回の表示ごとに課金)を採用しているため、広告がクリックされても広告費は変わりません。広告費を一定に抑えられ、クリック率が高いほどクリック単価が割安になるメリットがあります。
一方、クリックごとに課金するCPC方式は、クリックされなければ費用は発生しません。しかし、クリックが予想以上に増えると、予算を大幅に超えてしまうリスクがあります。
バンパー広告のクリック率を上げる方法については、以下の記事で詳しく説明しています。
メリット②予算次第で多くのユーザーにアプローチできる
バンパー広告は、スキップ不可の強制視聴型のため、表示回数と視聴数がほぼ等しくなります。これは、広告予算を増やした分だけ、より多くのユーザーにアプローチできるということです。
たとえば、自社のブランドやサービスの認知度を効率よく高めたいとき、広告予算を2倍にすれば、視聴数も2倍にできます。
デメリット①費用対効果がわかりにくい
バンパー広告は主にブランドの認知度を高める目的で用いられ、他の広告と一緒に運用されるケースが多いです。そのため、バンパー広告単体でみると、費用対効果がわかりにくい場合があります。
しかし、クリックを促す施策を追加したり、各キャンペーンごとにKPIの指標を調整したりすることで、出稿後の成果を評価できます。
デメリット②クリエイティブの品質がダイレクトに反映される
バンパー広告は6秒以下の超短尺であるため、効果的なクリエイティブを制作しないと、何も訴求できないままキャンペーン期間が終わってしまいます。
クリエイティブの品質が成果に直結するため、短尺動画の制作実績が豊富な制作会社に依頼しましょう。
バンパー広告と複数のフォーマットを併用して費用対効果を高めよう!
バンパー広告の費用(目安)は次の通りです。
・バンパー広告の広告出稿費:1,000回表示されるごとに400~600円
・バンパー広告の編集費(6秒以上の動画をトリミング):3~5万円
・バンパー広告の制作費(企画構成含む):10~200万円
・バンパー広告の運用代行費:広告出稿費の約20%
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