バンパー広告とは?6秒の設計と入稿規定・出し方を制作会社が解説

動画マーケティング
公開日:2024年2月16日 / 最終更新日:2026年9月7日
バンパー広告とは?6秒の設計と入稿規定・出し方を制作会社が解説
山畑 達也
山畑 達也 株式会社VIDWEB 代表取締役社長

バンパー広告は、YouTubeで流れる5秒から6秒のスキップできない動画広告です。尺が決まっているので、作り方の相談はいつも同じところで止まります。「6秒で何を言えばいいのか」です。

このとき、30秒のCMの要素を全部残したまま6秒に詰め込もうとすると、うまくいきません。6秒は短く作るものではなく、残すものを1つに決めて、あとを捨てる作業だからです。何を入れるかではなく、何を捨てるかを先に決めます。

この記事では、バンパー広告の仕様と入稿規定をGoogleの公式情報と照合して整理したうえで、6秒をどう設計するのかを秒単位でご説明します。

6秒で伝わるのは1つだけ

6秒のバンパー広告に入れられるメッセージは1つだけ。商品名・特長・価格・キャンペーン・URLを詰め込むと何も残らない

先に用語を揃えておきます。入稿できる長さは5秒から6秒です。ただし料金は表示回数に対して発生するので、短くしても配信費は下がりません。そのため実務では上限の6秒で作るのが基本で、この記事でも以降は6秒として説明します。

まず、6秒という尺の実感をお伝えします。

実務上の目安として、人が声に出して読める日本語はおおむね1秒あたり6文字から7文字です。6秒なら40文字前後で、これは短い1文にあたります。ここに商品名・特長・価格・キャンペーン・URLを詰め込もうとすると、どれも聞き取れないまま終わります。

そのため、企画の最初にやることは要素を並べることではなく、要素を1つだけ選ぶことです。商品名を覚えてもらうのか、特長を1つ伝えるのか、キャンペーンの実施を知らせるのか。どれか1つを決めて、残りは別の尺の広告か、遷移先のページに任せます。

秒の配分は、当社ではおおむね次のように置いています。公的な基準があるわけではないので、目安として見てください。

区間置くもの目的
0秒から2秒画面を止める要素(強い色・動き・顔・商品そのもの)見る態勢を作る
2秒から4秒残すと決めた1つのメッセージ伝える
4秒から6秒ブランド名・ロゴ・商品名誰の広告かを残す

最初の2秒は、伝えるための時間ではありません。画面が変わったことに気づき、見る態勢に入るまでにそれくらいかかるからです。1秒では、目に入ったという以上のことは起きません。

この配分でいくと、メッセージを伝えられるのは2秒から4秒までの2秒間だけになります。6秒あるように見えて、実際に使えるのは2秒です。入れられるものが1つしかないのは、このためです。冒頭に説明的なカットを置けば、その2秒がさらに削られます。

この配分は絶対ではありませんが、最後の2秒をブランドの提示に確保しておく作りが多くなります。バンパー広告はスキップされないフォーマットなので、終わり方まで設計できるのが利点です。逆にいえば、6秒を使い切って商品名を言わずに終わる構成は、この利点を捨てていることになります。

バンパー広告の基礎知識

仕様を整理します。ここに書いた内容は、Google広告ヘルプ「動画広告フォーマットの概要」と広告ポリシー「動画広告の要件」の記載にもとづいています。

バンパー広告とは

バンパー広告とは、他の動画の再生前・再生中・再生後に再生される、5秒から6秒のスキップできない動画広告です。配信先はYouTubeの動画と、Google動画パートナー上のウェブサイトやアプリです。

尺の上限が6秒と決まっており、視聴者はスキップできません。短いかわりに最後まで見てもらいやすいのが、このフォーマットの性質です。

インストリーム広告との違い

バンパー広告とインストリーム広告の主な違いは、尺の上限とスキップの可否、そして課金の仕組みです。

項目バンパー広告スキップ可能な
インストリーム広告
スキップ不可の
インストリーム広告
動画の長さ5秒から6秒上限なし(推奨は3分未満)15秒から60秒(オークションでは30秒まで)
スキップ不可5秒後に可能不可
課金目標インプレッション単価制入札戦略による(広告視聴単価制なら視聴または操作、目標インプレッション単価制なら表示回数)目標インプレッション単価制
Google広告のTrueView視聴回数カウントされないカウントされるカウントされない
YouTubeの公開視聴回数カウントされるカウントされるカウントされる
リマーケティングリスト作成できない作成できる作成できない

ここで注意していただきたいのが名称です。かつて「TrueViewインストリーム広告」と呼ばれていたフォーマットは、現在はスキップの可否で呼び分けられています。フォーマットの一覧に「TrueView」という名前はありません。

ただし、TrueViewという語が消えたわけではありません。指標名としては現役で、2025年10月にGoogle広告の指標「視聴回数」が「TrueView視聴回数」へ名称変更されました。フォーマット名としてのTrueViewは使われず、指標名としてのTrueViewは使われる、という状態です。バンパー広告はこのTrueView視聴回数がカウントされないフォーマットなので、Google広告の管理画面で視聴の数を見て効果を判断する設計にはなっていません。なお、YouTube上の動画に表示される公開視聴回数は、バンパー広告でもカウントされます。Google広告のTrueView視聴回数とは別の指標なので、混同しないようにしてください。

課金と配信の仕組み

バンパー広告の料金は目標インプレッション単価制で、広告が表示された回数に応じて課金されます。

ここから2つのことが決まります。ひとつは、Google広告のTrueView視聴回数では効果を判断できないということです。バンパー広告はこの指標がカウントされないフォーマットで、そもそもスキップもされません。見るべきなのは、どれだけの人にどれだけの頻度で届いたかです。

もうひとつは、リマーケティングリストが作成できないことです。バンパー広告を見た人を後から追いかける、という使い方はできません。認知の獲得や、他のフォーマットの補強として使うのが本来の位置づけです。

出稿できるキャンペーンは、動画リーチキャンペーン、予約、アプリインストールキャンペーンの3つです。キャンペーンの目標名は、以前の「ブランド認知度と比較検討」から「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」に変更されています。

バンパー広告に向いている使い方

バンパー広告が向く場面と向かない場面。想起の維持や短期の告知には向き、説明や比較検討が必要な商材には向かない

以上をまとめると、バンパー広告が向いているのは次のような場面です。

  • すでに知られているブランドや商品の想起を維持したいとき
  • キャンペーンや発売の開始を、短期間に広く知らせたいとき
  • 長尺の広告と組み合わせて、接触の頻度を上げたいとき

逆に、商品の説明が必要なもの、比較検討が必要なもの、6秒で理解が完結しないものには向きません。その場合はスキップ可能なインストリーム広告など、尺に余裕のあるフォーマットを選びます。

バンパー広告の入稿規定

入稿規定でよくご質問をいただくのが、解像度とファイル形式です。ここは規定が2つの層に分かれていて、混同されやすいところです。

ひとつは、広告として求められる仕様です。解像度・アスペクト比・ファイル形式・容量がこれにあたり、Google広告ヘルプ「動画広告の仕様について」に定められています。もうひとつは、動画ファイルの書き出し設定です。バンパー広告はYouTubeにアップロードした動画を使うため、こちらはYouTubeのエンコード推奨に従います。

広告としての仕様

項目推奨許容
解像度1080p(横1,920×1,080/縦1,080×1,920/正方形1,080×1,080)720p(横は最小1,280×720)。SDは横640×480が最小だが、画質の面で推奨されない
アスペクト比横16:9/縦9:16/正方形1:1横4:3(SD)/縦2:3/縦4:5
ファイル形式.MPG(MPEG-2またはMPEG-4).MP4、.MOV、.AVI、.WMV、WebM、ProRes、HEVC(h265)など
ファイルサイズ最大256GB
動画の長さ5秒から6秒(バンパー広告の場合)

音声のみのファイル(MP3・WAV・PCMなど)は受け付けられません。

セーフゾーン

6秒の設計で実際に効いてくるのが、ここです。

バンパー広告のユニバーサルセーフゾーン。最後の1〜2秒で見せるブランド名とロゴが、ボタンに隠れない範囲に収まっているかを確認する

再生画面には、行動を促すフレーズやボタンといったYouTube側の要素が重なります。どこに重なるかはフォーマット、キャンペーンタイプ、視聴者の画面によって変わり、一律には決められません。そこでGoogle広告は「ユニバーサルセーフゾーン」として、重要な要素を置いてよい範囲を公開しています。横向き・縦向き・正方形それぞれについて、透明なPNGのテンプレートが配布されています。

バンパー広告では最後の1秒から2秒でブランド名とロゴを見せることになりますが、その置き場所がセーフゾーンから外れていると、肝心の部分がボタンに隠れます。構図を決める段階で、ロゴ・商品・字幕がこの範囲に収まるかを確認してください。

書き出し設定

項目内容
コンテナMP4(編集リストなし、moov atomをファイル先頭に配置)
動画コーデックH.264(プログレッシブスキャン、2連続Bフレーム、クローズドGOP、CABAC、可変ビットレート、ハイプロファイル、クロマサブサンプリング4:2:0)
音声コーデックAAC-LC(OpusとEclipsaオーディオも可)、サンプルレート48kHz、ステレオ384kbps
推奨ビットレート(SDR・24から30fps1080p/8Mbps、1440p/16Mbps、2160p(4K)/35Mbpsから45Mbps
フレームレート記録時と同じフレームレート(一般に24、25、30、48、50、60)。インターレースは解除が必要

推奨ビットレートは標準フレームレート(24から30fps)でSDRの場合の値です。48から60fpsで作る場合やHDRの場合は別の値になるため、YouTubeヘルプ「アップロードする動画におすすめのエンコード設定」でご確認ください。

制作会社に依頼する場合、この書き出し設定は制作側で対応する範囲なので、発注時に指定する必要はありません。自社で編集する場合は、書き出し設定をここに合わせてください。

なお、広告見出しや説明文の文字数は、キャンペーンの種類と配信面によって変わります。ここは仕様の更新が入りやすい箇所なので、出稿の直前にGoogle広告の管理画面か公式ヘルプでご確認ください。

6秒の動画をどう作るか

ここからが制作の実務です。

秒割りを先に決める

バンパー広告の秒割りの3つの型。結論先出し型・状況から解決へ進む型・ブランド想起型

絵コンテを描く前に、6秒をどう割るかを先に決めます。よく使う型は3つです。

1つめは結論先出し型です。0秒から言いたいことを出し、後半をブランドの提示にあてます。すでに知られている商品や、言葉だけで意味が通るメッセージに向きます。

2つめは状況から解決へ進む型です。前半2秒で困っている場面を見せ、後半で商品が解決する形にします。理解の助けが要る商材に向きますが、6秒では場面の説明が雑になりやすく、難易度は高くなります。

3つめはブランド想起型です。メッセージを説明せず、音・キャラクター・色といった記号を反復して覚えてもらいます。すでに認知があるブランドが、想起を維持する目的で使う形です。

どの型でも共通するのは、カット数を増やさないことです。6秒で5カットも6カットも割ると、1カットあたりが1秒を切り、何が映っていたか残りません。3カット前後に収めるのが実務上の目安です。

音を前提にするか、無音で成立させるか

バンパー広告はYouTubeの動画再生面に出るため、視聴者が動画を見に来ている状態、つまり音が出る前提で設計できます。ただし、音を前提にした設計だけで作ってよいかは別の話です。

視聴者が端末を消音にしている場合や、公共の場で見ている場合があります。また、同じ素材を別の面に転用する可能性を考えると、画面だけで意味が通る状態にしておいたほうが応用が利きます。

当社が制作した東京都中小企業振興公社様のトレインチャンネル15秒CMは、Web上での公開とあわせて、電車内ビジョンでの放映を前提とした動画でした。音声が出ない環境で内容が伝わるよう、テキスト情報とビジュアル演出のバランスを調整しています。バンパー広告でも同じ考え方が使えます。ナレーションで言っていることを画面にも短く出しておけば、音が出ない状況でも要点は残ります。

このとき注意するのは、ナレーションの文章をそのままテロップにしないことです。読む速度と聞く速度は違うので、両方に同じ長さの文を入れると、どちらも処理しきれません。テロップは単語か短い句に切り詰めます。

既存の15秒・30秒CMから6秒を切り出せるか

すでにCMがある場合、そこから6秒版を作れるかというご相談をよくいただきます。判断は次のとおりです。

切り出しで成立するのは、元のCMの中に商品と結論が同時に映っている数秒があり、そこだけを見ても意味が通る場合です。商品カットとロゴが並ぶ後半部分は、切り出しの候補になりやすい箇所です。

作り直しになるのは、元のCMが積み上げ型の構成になっている場合です。状況を見せてから商品に至る流れは、途中で切ると前提が抜け落ちます。この場合は、元のCMの素材を使いつつ、6秒用に構成を組み直します。撮影済みの素材があるぶん、ゼロから作るより費用も期間も抑えられます。

当社が制作したバイエル様のルーチン®コアのテレビCMは、商品パッケージに使われているキャラクター素材を活用して、シンプルでインパクトのある動画に仕上げた事例です。制作期間は2週間でした。既存の素材が使える状態にあると、短尺の制作はこの程度まで縮められます。

縦型に出す場合の作り分け

バンパー広告は16:9が標準ですが、同じメッセージを縦型のショート面にも出したい場合があります。

このとき、16:9の動画をそのまま縦の画面に出すと、映像は画面の中央に横長で収まり、上下に余白が残ります。縦型で画面いっぱいに作られた周囲の動画と並ぶと、表示される面積がそれだけ小さくなります。縦型の面に本気で出すなら、9:16で作り直すか、撮影の段階で縦の切り出しを想定して被写体を中央に寄せておく必要があります。ショート面の仕様と設計についてはYouTubeショート動画広告の作り方で詳しくご説明しています。

バンパー広告の出し方

出稿の手順は次のとおりです。管理画面の細かい遷移は変わるため、判断が必要な工程に絞ってご説明します。

  1. 動画をYouTubeにアップロードする。広告用の動画は限定公開(URLを知っている人だけが見られる状態。検索結果にもチャンネルの動画一覧にも出ない)でも配信できます
  2. Google広告で新しいキャンペーンを作成し、目標として「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」を選ぶ
  3. キャンペーンタイプで「動画」を選び、キャンペーンのサブタイプで「動画リーチ キャンペーン」を選ぶ
  4. 目標の達成方法を選ぶ。「効率的なリーチ」ではバンパー広告・スキップ可能なインストリーム広告・インフィード広告・YouTubeショート広告が、「スキップ不可のリーチ」ではバンパー広告と15秒のスキップ不可のインストリーム広告が使えます
  5. 入札単価(目標インプレッション単価)、予算、配信期間を設定する
  6. 地域・言語・オーディエンスを設定する
  7. アップロードした動画のURLを指定し、最終ページURLと表示URLを入力する

判断が必要なのは4から6です。管理画面には「バンパー広告を選ぶ」という単独の項目はなく、4で選んだ達成方法によって使える広告フォーマットの組み合わせが決まります。6秒の素材だけで配信するのか、他の尺と組み合わせて到達を広げるのかを、ここで決めることになります。5と6については、バンパー広告はリマーケティングリストを作れないため、ターゲティングは初回の設定がそのまま効きます。また、認知を目的とするフォーマットなので、狭く絞りすぎると同じ人に何度も出ることになります。到達したい範囲と頻度のバランスをどう取るかを、配信前に決めておいてください。

バンパー広告の事例

先にお断りしておくと、バンパー広告そのものを後から見られる形で残している企業は多くありません。配信が終われば非公開や限定公開に切り替えるのが普通だからです。当社が2026年9月にYouTube上の6秒CMを調べたときも、数年前に公開されていたものの多くがすでに見られなくなっていました。バンパー広告は、実物を並べて比べるのが難しいフォーマットです。

そのためここでは、バンパー広告として配信されたと断定できるものではなく、各社が公式チャンネルで一般公開している6秒のCMを挙げます。選んだ基準は3つで、企業の公式チャンネルで公開されていること、限定公開ではなく一般公開であること、尺が6秒ちょうどであることです。この3つを満たすものが、探した範囲では次の3本でした。

事例公開チャンネル
ADEKA「素財姫(ADEKAダンス)篇」6秒ADEKA公式チャンネル
ヨード卵・光「濃い黄身編」6秒ヨード卵・光公式チャンネル
タカノフーズ「すごい納豆 S-903・料亭篇」6秒タカノフーズ株式会社

企画の参考にされる場合は、前掲の3つの型のどれにあたるか、最後の何秒をブランドの提示に使っているかという2点を意識して見てみてください。6秒の中で何を捨てたのかが見えてきます。

自社で制作する場合の参考として、当社の短尺CMの実績もあわせてご紹介します。バンパー広告と同じ6秒の実績ではありませんが、15秒以内の尺で何を残して何を捨てるかという判断は共通します。

東京都中小企業振興公社様 トレインチャンネル15秒CMは、起業を志す方をサポートする創業支援拠点「TOKYO創業ステーション」を紹介する15秒のCMです。短い時間の中で視聴者の目を引き、最後まで見てもらえるよう、テンポのある映像展開と明快なメッセージ設計にしています。制作期間は3ヶ月でした。

バイエル様 ルーチン®コア テレビCMは、水稲栽培用の殺虫・殺菌剤のCMです。商品パッケージのキャラクター素材を活用し、シンプルでインパクトのある構成にしました。制作期間は2週間です。

制作の費用と期間

バンパー広告の制作費は、動画の作り方によって変わります。当社では広告用の動画・CMの制作費用を50万円から300万円程度としており、撮影の有無、出演者の起用、CGやアニメーションの有無で金額が動きます。

同じ作り方であれば、尺が短いほうが編集の手間は減るぶん安くなります。ただし、尺に比例して安くなるわけではありません。撮影が必要なら撮影の費用はそのままかかりますし、企画と構成にかかる手間は、むしろ短いほうが大きくなることもあります。一方で、既存のCMや撮影済みの素材から組み直す場合は、費用も期間も抑えられます。

配信費については、目標インプレッション単価と予算の設定で決まります。相場の目安と考え方はYouTubeバンパー広告の費用相場で整理していますので、あわせてご覧ください。

制作期間は、当社の短尺CMの実績で見ると2週間から3ヶ月の幅があります。既存素材を活用する場合は短く、撮影から行う場合は撮影日の調整が入るぶん長くなります。

バンパー広告のよくある質問

バンパー広告とは何ですか?

他の動画の再生前・再生中・再生後に再生される、5秒から6秒のスキップできない動画広告です。配信先はYouTubeの動画と、Google動画パートナー上のウェブサイトやアプリです。料金は目標インプレッション単価制で、表示回数に応じて課金されます。短くしても配信費は下がらないため、実務では上限の6秒で作るのが基本です。

インストリーム広告とバンパー広告の違いは何ですか?

尺の上限とスキップの可否、課金の仕組みが違います。バンパー広告は5秒から6秒でスキップできず、表示回数に対して課金されます。スキップ可能なインストリーム広告は尺に上限がなく、5秒後にスキップできます。課金は入札戦略によって変わり、広告視聴単価制なら視聴または操作、目標インプレッション単価制なら表示回数に対して発生します。またバンパー広告はGoogle広告のTrueView視聴回数がカウントされず、リマーケティングリストも作成できません。

バンパー広告の費用はいくらですか?

制作費と配信費に分かれます。制作費は当社の場合、広告用の動画・CMで50万円から300万円程度が目安です。配信費は目標インプレッション単価と予算の設定で決まります。配信費の相場についてはYouTubeバンパー広告の費用相場で詳しく整理しています。

YouTubeバンパー広告の出し方は?

動画をYouTubeにアップロードし、Google広告で「YouTubeのリーチ、視聴回数、エンゲージメント」を目標にしたキャンペーンを作成します。キャンペーンタイプで「動画」、サブタイプで「動画リーチ キャンペーン」を選び、目標の達成方法として「効率的なリーチ」または「スキップ不可のリーチ」を指定したうえで、目標インプレッション単価・予算・配信期間・ターゲティングを設定して入稿します。動画は限定公開(URLを知っている人だけが見られる状態)でも配信できます。

バンパー広告は何秒まで作れますか?

5秒から6秒です。6秒を超える動画はバンパー広告として入稿できません。6秒を超える尺で出したい場合は、スキップ可能なインストリーム広告(上限なし)か、スキップ不可のインストリーム広告(15秒から60秒。オークションでは30秒まで)を選びます。

バンパー広告はスキップできますか?

できません。バンパー広告はスキップ不可のフォーマットで、スキップボタンが表示されません。そのため最後まで見てもらえる前提で構成を組めます。一方で、Google広告のTrueView視聴回数はカウントされないため、この指標で効果を測るフォーマットではありません。

バンパー広告の効果はどのように測ればよいですか?

表示回数、リーチ、フリークエンシー(同じ人への表示頻度)で見ます。バンパー広告はGoogle広告のTrueView視聴回数がカウントされないため、この指標では判断できません。認知の変化を見たい場合は、ブランド名の指名検索数や、ブランドリフト調査を併用します。クリック率をどう捉えるかはバンパー広告におけるクリック率の重要性で整理しています。

まとめ: 6秒は、残す1つを決める作業

バンパー広告は5秒から6秒のスキップできない動画広告で、料金は表示回数に対して発生します。リマーケティングリストは作れず、Google広告のTrueView視聴回数もカウントされないため、認知の獲得と想起の維持に使うフォーマットです。

制作で最初にやることは、要素を並べることではなく、残す1つを決めることです。0秒から2秒で画面を止め、2秒から4秒で1つのメッセージを伝え、最後の2秒でブランドを残す。この配分から逆算すると、入れられないものが自然に決まります。

既存のCMがある場合は、そこから6秒を切り出せるかを先に見てください。商品と結論が同時に映っている数秒があれば切り出しで成立しますし、積み上げ型の構成なら素材を使って組み直すことになります。どちらにしても、ゼロから作るより早く仕上がります。

バンパー広告や短尺CMの制作については、動画広告・リスティング広告の制作・運用代行サービスでご相談を承っています。動画広告全体の種類と媒体別の作り分けは動画広告とはで整理しています。

山畑 達也
山畑 達也 株式会社VIDWEB 代表取締役社長

20年以上にわたりオンラインマーケティング、オンライン広告業界に身を置き、数々の新規サービスや新規事業の立ち上げと事業運営、会社経営に携わる。2021年に動画制作から動画広告、動画マーケティングまでを総合的に提供する株式会社VIDWEB(ビッドウェブ)の代表取締役に就任。

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