動画マーケティングの成功事例を探している方の多くは、他社が出した成果の数字よりも、自社の企画に生かせる材料を探しているのではないかと当社は考えています。ところが、動画の成果の数字は、どんな条件で出た数字なのかまで含めて公開されている例は多くありません。当社の実績ページにも、再生回数や応募数、売上の数字は載せていません。
そこでこの記事では、成功事例を「お客様の課題に対して、提案と制作で応えた事例」として扱い、その会社が何を決めたかを読み取ります。誰に見せるか、何を伝えて何を伝えないか、どの場面で使うか、の3つです。当社が制作した企業の動画の活用事例を、ブランドと認知、商談と営業、採用、広告の4つの章に分け、課題・提案・作り方・使い方の4点で整理しました。
この記事の読者には、自社で動画を使った施策を企画する、マーケティング・広報・人事のご担当者を想定しています。
動画マーケティングの成功事例から持ち帰るのは、数字ではなく「決めたこと」

他社の成功事例の数字を、自社の目標にそのまま置くことを、当社はおすすめしていません。同じ動画でも、商材、予算、流す場所、時期が違えば、同じ数字にはならないからです。公開されている数字があっても、どんな条件で出た数字なのかまでは書かれていないことが多くあります。
一方で、その会社が企画の段階で決めたことは、自社に持ち帰れます。
- 誰に見せるか(見る人と、見た後にしてほしいこと)
- 何を伝えて、何を伝えないか
- どの場面で使うか(流す場所、長さ、音を出せるか)
当社のコラムで公開している動画制作のヒアリングシートのテンプレートも、目的と見せたい相手から始まり、使う場所や、入れてほしくないこと(NG事項)を書く項目があります。事例を読むときも、この3つを探しながら読むと、自社の企画に置き換えやすくなります。
動画マーケティングの目的は5つに分かれる
動画マーケティングの目的は、大きく次の5つに分けられます。目的は重なることもありますが、企画の起点としては主な目的を1つに決めます。目的の決め方は動画制作の目的と種類で、動画マーケティングの全体の進め方は動画マーケティングとはでご説明しています。
| 目的 | ねらい | この記事で紹介する事例 |
|---|---|---|
| ブランディング | 会社やブランドへの信頼と共感をつくる | ブランドと認知の事例 |
| 認知拡大 | 商品やサービスを、まだ知らない人に知ってもらう | ブランドと認知の事例、広告の事例 |
| 集客・販売促進 | 問い合わせや購入、商談につなげる | 商談と営業の事例 |
| 社内外のエンゲージメント向上 | 社員や株主、取引先との関係をつくる | この記事では扱いません(社内向けの動画は研修動画の記事へ) |
| 採用応募数の増加 | 求職者に会社と仕事を知ってもらい、応募につなげる | 採用の事例 |
動画マーケティングの事例の見方(課題・提案・作り方・使い方)
この記事の事例は、当社の実績ページで公開している事例のうち、お客様の課題と当社の提案を載せている事例と、作り方や使い方が実績ページから読み取れる事例から選びました。どの事例も、次の4点で整理しています。
| 見る点 | 事例から読み取ること | 自社に置き換える問い |
|---|---|---|
| 課題 | お客様が何に困っていたか | 自社の課題は何か |
| 提案 | 誰に見せ、何を伝え、何を伝えないと決めたか | 自社は何を伝えないか |
| 作り方 | 表現、構成、長さ、制作期間 | 自社の目的に合う作り方はどれか |
| 使い方 | どこで流し、何につなげたか | 自社はどこで使うか |
課題と提案のまとまりを載せていない事例は、実績ページの説明から読み取れる範囲で整理しています。成果の数字は、実績ページに載っていないため書いていません。お客様のコメントや使われ方が実績ページに書かれている場合だけ、その言葉のまま引いています。
ブランドと認知の動画マーケティング事例
サービス説明の前に、会社への信頼をつくる
当社が制作したクレスコ・イー・ソリューション株式会社様のブランディングムービーです。
- 課題: それまでのプロモーションが、サービス別の説明や事例・機能の訴求に偏っていて、企業としての姿勢や価値観、信頼感を十分に伝えきれていなかった
- 提案: 情報を届けるのではなく、理解・共感・安心感を生むブランディングムービーとして設計し、サービス説明の前段として働く位置づけに整理した
- 作り方: メインキャラクターを立て、具体的な人物を通して物語を描くことで、感情移入を促す構成にした(実写・制作期間2か月・60秒以上)
- 使い方: サービスの説明や具体的な提案の前に見てもらい、その後の説明へ自然に移れるようにする
個別の説明は届いているのに、会社そのものへの理解が足りない。そう感じているなら、説明の動画を増やすのではなく、説明の前に置く1本を作る方法を、当社はご提案しています。お客様からは「限られた動画時間の中で、当社の想いや価値観を表現いただけた」とのコメントをいただいています。
商品の認知を、広告だけの動画にしないで広げる
当社が制作した株式会社チャイルド様のジョルジオスタメッラPVです。1985年にイタリアで生まれたレザーベルトのブランドで、劣化した革の部分(ストリンガ)を交換して、気に入ったバックルを長く使えることが最大の特長です。
- 課題: 商品の認知を広げたいが、広告・宣伝だけの動画にはしたくない
- 提案: 機能の説明だけでなく、ブランドの歴史やストーリーを重視し、イタリアらしい洗練された演出にした
- 作り方: 交換できるという機能を、説明的に見せるのではなく、映像の流れの中で自然に分かるようにした。素材の質感や細部を丁寧に撮ったカットで、高級感を表している(実写・制作期間3か月・60秒以上)
- 使い方: 実績ページの用途の欄には、WebCM、展示会、商品紹介、営業ツールが挙がっています
伝えたい機能がある商品でも、この事例のように、機能の説明を前に出さず、ブランドの物語の中で見せる設計があります。
ブランドと採用を、海外の人に向けた1本で兼ねる
当社が制作したHmletJapan株式会社様のブランディング・採用向け動画です。最短1か月から住める家具家電付きの住まいを展開する会社です。
- 課題: 来日する海外の方に向けて、ブランドの世界観を魅力的に伝えたい。事業のPRと採用のメッセージを1本の動画で伝えたい
- 提案: 全体をスタイリッシュなトーンに統一し、ブランドのメッセージと事業のPRを柔らかく組み合わせた。入居者と社員に出演していただき、暮らしぶりや人のつながりを描いた
- 作り方: 海外から日本に移り住む方を主な視聴者に想定し、言葉だけに頼らなくても世界観が伝わる映像にした(実写・制作期間2か月・60秒以上)
- 使い方: ブランディングと採用の2つの目的を1本で担う
お客様からは「ブランディングから採用活動まで、幅広く活用できるクオリティに大変満足しています」とのコメントをいただいています。
海外の若い人に、留学先として知ってもらう
当社が制作した昭和女子大学様のベトナムからの留学生によるインタビュー紹介動画です。
- 課題: ベトナムの若者に、留学先としての魅力を伝え、留学への不安をやわらげたい。現地の若い人に届く、これまでと違う表現を探していた
- 提案: Vlog(ビデオブログ。日常を記録する動画)とドキュメンタリーを組み合わせた学校紹介動画にし、実際のベトナム人留学生にインタビューした。ベトナムの若者が内容を直感的に理解できるよう、ベトナム語と日本語の二言語で構成した
- 作り方: 今のキャンパスライフと将来の姿を行き来する時間の表現を取り入れ、留学の先にある未来まで伝わるようにした(実写・制作期間3か月・60秒以上)
- 使い方: ベトナムの若者に向けた学校紹介
商談と営業の動画マーケティング事例
展示会と営業の両方で使う製品紹介
当社が制作した興研株式会社様の製品紹介動画です。溶接作業向けの、電動ファン付きの呼吸用の保護具を紹介しています。
- 課題: 専門性の高い製品の機能を正確に伝えることと、実際に使う場面を想像できるようにすることの両立
- 提案: 企画の段階から展示会と営業の両方で使う場面を想定し、どちらでも働く構成にした
- 作り方: 実写を中心に、実際の溶接作業の現場で装着して使う場面を撮影した。スペック表だけでは伝わりにくい装着感やサイズ感、作業中の視界や動きやすさを映像で見せ、ナレーションで特徴と用途を説明している(制作期間2か月半・60秒以上)
- 使い方: 展示会でのブース上映や、営業活動での商談ツールなど、幅広い場面で活用されています
展示会では、来場者が短い時間で多くのブースを回ります。映像とナレーションで「見るだけで製品が分かる」状態をつくることは、商談の入口として効果的だと当社は考えています。
撮影が難しい場面を3DCGで見せ、どこで流しても伝わるようにする
当社が制作した株式会社セイワ様のスマートレコーディングミラーの商品紹介動画です。
- 課題: 商品が役に立つ場面(あおり運転や車の衝突など)は、撮影するには危険が大きく、表現が難しい
- 提案: 危険な場面を3DCGで表してニーズを呼び起こし、それを解決する商品の特性を伝える構成にした
- 作り方: セイワ様から提供していただいた商品のCADデータやパンフレットのデータ、動画の素材に、制作した車のCGを組み合わせた(3DCG・制作期間1か月・60秒以上)
- 使い方: ホームページ、販売店、YouTube、営業ツールなど、さまざまな場面で見られるため、音が出なくても伝わるビジュアルで構成した
流す場所が多い動画は、音が出ない場所を前提に作っておくことを、当社はおすすめしています。
展示会の動画を、記録で終わらせず次の集客に使う
当社が撮影と編集を担当した、メッセフランクフルトジャパン株式会社様のビューティーワールドジャパン福岡 展示会映像です。美容と健康に関わる製品やサービスが集まる、企業向けの見本市の紹介動画です。
- 課題: 会場の熱気を、映像でどう再現するか
- 提案: 会場の風景だけでなく、出展者のブースでの商談の様子や、来場者が施術を体験する場面を入れた
- 作り方: 美容の見本市ならではの場面を意識して入れ、エンディングに次回の開催の告知を入れた(実写・制作期間2か月・60秒以上)
- 使い方: 1回の記録映像としてだけでなく、次回の出展や来場を促す営業の道具としても使える設計にした
展示会の動画は、撮って終わりになりがちです。最後に次の行動を促す場面を置くと、同じ映像の使い道が増えるというのが当社の考えです。
採用の動画マーケティング事例
他社と同じにならない採用動画
当社が制作したアロジー株式会社様の採用ムービーです。営業職の採用を目的にした動画です。
- 課題: 新しい視点の採用動画を作りたい。他社の採用動画と差別化したい
- 提案: 成長できる環境とプロとしての厳しさを打ち出すHARD面と、カフェのようなオフィスや働きやすさを伝えるSOFT面の2面で、会社の魅力を表すことにした。冒頭とエンディングには、メッセージを伝える役の出演者(実績ページでは「メッセンジャー」)を置いた
- 作り方: HARD面はテンポのある編集とシャープな映像の色調、SOFT面はオフィスの温かみや社員どうしの自然なやりとりで描いた(実写・制作期間3か月・60秒以上)
- 使い方: 実績ページの用途の欄には、採用のほか、展示会、会社紹介、営業ツールが挙がっています
理念を、学生の言葉に変えて届ける
当社が制作した三井物産ケミカル株式会社様の新卒採用向けブランディング動画です。
- 課題: 化学品の商社としてのブランドイメージを就活生に伝えたい。会社の目指す姿を、学生に届く言葉で表したい
- 提案: 新入社員の目線と言葉を軸にした、共感型の構成にした。経営理念や目指す姿をそのまま伝えるのではなく、新入社員の言葉や思いに変えてナレーションに組み込んだ
- 作り方: ストック素材と、実際の仕事の風景を撮った素材を組み合わせ、カットの数をあえて絞って、1カットごとの情景や感情を丁寧に描いた(実写・制作期間3か月・60秒以上)
- 使い方: 新卒採用のブランディング。就活生が「ここで働く自分」を想像できるようにする
お客様からは「映像のクオリティ含め社内からも大変好評です」とのコメントをいただいています。
面接の前に、会社の全体像を1本で伝える
当社が制作した株式会社ウィルオブ・ワーク様の採用PR動画です。
- 課題: 面接の前の求職者に、会社と仕事の内容をスムーズに理解してもらいたい。1本の動画で会社の全体像が伝わるものが必要だった
- 提案: アイソメトリックイラスト(立体を斜めから見た角度で描くイラスト)で、目で見て分かりやすい表現にした。デザインはコーポレートカラーでそろえた
- 作り方: 業務の流れや組織の構造を、イラストで直感的に分かるようにした。場面の切り替えをつなぎ目なく見せ、途中で離れずに最後まで見てもらえる構成にした(アニメーション・制作期間3か月・60秒以上)
- 使い方: 面接を控えた求職者に、事前に見てもらう
海外拠点の1日を、シリーズで見せる
当社は伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社様の新卒採用向けに、海外の拠点で働く社員の1日に密着する動画を4本制作しました。第1弾のタイ・バンコク編、第2弾のアメリカ・シンシナティ編、第3弾のドイツ・デュッセルドルフ編、第4弾のベルギー・アントワープ編です。
- 課題: 新卒採用で、海外の拠点で働く社員の姿を伝えたい
- 提案: 第2弾は第1弾と同じ職種のため、地域の違いなどを出して内容が重ならないように構成し、第4弾は営業ではなく管理部門でキャリアを積んだ社員を取り上げた
- 作り方: インタビューが日本語のため、各国を拠点にしている日本人のクリエイターを手配し、現地で撮影して日本で編集した。勤務の風景だけでなく、ランチや車での移動、社外の場面も撮影し、海外での生活がよりリアルに伝わるようにした(実写・制作期間は各2か月・60秒以上)
- 使い方: 4本とも、実績ページから伊藤忠丸紅鉄鋼様の採用公式のYouTubeと新卒採用サイトへリンクしています
当社が2024年9月に18〜29歳の110人に行った「Z世代の就活意識・動画利用状況の調査」では、入社前のイメージと入社後のギャップをなくすために、あれば良いと思う動画を尋ねたところ、社員の1日密着動画を選んだ人が51.8%で最も多く、会社紹介動画の44.5%が続きました。1日密着の作り方は、1日密着動画の記事でご説明しています。
広告の動画マーケティング事例
YouTube広告として、冒頭から引きつける
当社が制作した株式会社Groovement様の「Strategy Consultant Bank」YouTubeCMです。フリーのコンサルタント向けに案件を紹介するサービスの、YouTube広告用の動画です。
- 課題: 短い時間で、サービスの価値を理解してもらいたい
- 提案: 情報の設計から演出までを計画し、最初の数秒から関心を引きつける構成にした
- 作り方: 冒頭にインパクトのある演出を置き、全体をスピーディーでリズミカルなテンポで展開して、最後まで見てもらえる構成にした。限られた長さの中で伝える情報を取捨選択した(アニメーションと実写・制作期間3か月・15〜60秒)
- 使い方: YouTube広告
同じサービスを、困る場面を変えて4本にする
当社が制作した、エプソン販売株式会社様のプリンター向けのサポートサービス「カラリオスマイルPlus」の縦型ショート動画広告4本です。それぞれ、困る場面を変えています。
4本とも実写で、制作期間は各2か月、長さは15〜60秒です。1つのサービスでも、利用者が困る場面ごとに動画を分けると、見る人が自分の状況と重ねやすくなると当社はみています。
音が出ない場所で流す15秒
当社が制作した公益財団法人 東京都中小企業振興公社様のトレインチャンネル15秒CMです。起業を目指す人を支援する拠点「TOKYO創業ステーション」の紹介動画です。
- 課題: 起業を志す人に、ここが「起業が始まる場所」だと感じてもらいたい
- 提案: Webでの公開とあわせて、電車内のビジョンで流す動画として、音が出ない環境でも伝わるようにした
- 作り方: 文字の情報と映像の演出の釣り合いを取り、印象に残るタイトルの場面や動きのあるデザインで、短い時間でも目を引くようにした(実写・制作期間3か月・15秒以内)
- 使い方: 電車内のビジョンと、Webでの公開
動画マーケティングの用途別の作り方の違い(長さ・撮影・制作期間)

目的が違うと、動画の長さも、撮影の有無も、制作期間も変わります。当社の実績ページで公開しているお客様の事例150件(2026年10月時点。当社が自社で作った見本の動画は除く)を、実績ページの用途の欄のうち、ブランディング(35件)、営業ツール動画(47件)、採用・リクルート動画(30件)、WebCM・テレビCM動画(18件)の4つで分けて数えました。1本の動画に複数の用途が付くため、件数は重なっています。
採用・リクルート動画は30件すべてが60秒以上で、制作期間の中央値も3か月と、4つの中で最も長くなっています。WebCM・テレビCM動画は、長さの欄が「60秒以上」の動画が28%にとどまり、7割以上は「15〜60秒」か「0〜15秒」でした。営業ツール動画は、3DCGかアニメーションを含むものが60%あり、撮影を当社が担当したものは53%と約半分です。ブランディングが付いた動画は、撮影を当社が担当したものが89%でした。制作期間の中央値は、採用以外の3つはいずれも2か月です。
制作期間は、実績ページの制作期間の欄の値です。「1ヶ月半」は1.5か月、「2ヶ月半」は2.5か月、「2週間」は0.5か月として数えました。撮影を当社が担当していない動画には、お客様から提供していただいた素材を使ったものなどが含まれます。
事例を探すときは、自社の目的に近い用途の事例から見ることを、当社はおすすめしています。長さや制作期間の見込みを立てやすくなるためです。
動画マーケティングの成功事例を自社の企画に落とす手順
事例から読み取ったことを、自社の企画に落とす手順は次のとおりです。
- 主な目的を1つに決める(5つの目的のうち、どれを主にするか)
- 見せたい相手と、見た後にしてほしいことを決める
- 伝えないことを決める(説明しすぎない、広告だけにしない、理念をそのまま言わない、など)
- 使う場所を決める(展示会、営業、採用サイト、YouTube広告、電車内のビジョンなど。長さと、音が出せるかが決まる)
- 制作期間と費用の目安を見込む
- 成果を何で測るかを、作る前に決める
5つ目の費用の目安は、当社の料金ページで動画の種類別に公開しています(動画の企画や内容、条件によって変わります)。
| 動画の種類 | 制作料金の目安 |
|---|---|
| 広告用の動画・CM | 50万円〜300万円 |
| 商品説明・サービス紹介動画 | 30万円〜100万円 |
| 展示会向け動画 | 40万円〜200万円 |
| 新卒・中途採用向けの動画 | 50万円〜200万円 |
| 会社紹介・企業案内の動画 | 50万円〜400万円 |
そのほかの種類と予算別の事例は、料金ページでご覧いただけます。ブランディングの動画の予算の目安と、社内で予算を通すときに書く項目は、ブランディング動画の記事でご紹介しています。
似た目的の事例と、その制作期間、料金の目安をそろえて示すと、社内で企画を説明するときの材料にもなります。
動画マーケティングの成果は、目的ごとに測る
成果を何で測るかは、目的によって変わります。主な指標の例は次のとおりです。
| 目的 | 見る指標の例 |
|---|---|
| ブランディング | 会社名やブランド名での検索の数、Webサイトへのアクセス数 |
| 認知拡大 | 動画の視聴回数、リーチ、インプレッション(表示された回数) |
| 集客・販売促進 | 問い合わせ数、コンバージョン率、成約率。営業で使う動画なら、商談での反応 |
| 採用応募数の増加 | 応募数、説明会の参加数、内定の承諾率 |
測るときに当社が大切にしているのは、次の3つです。
- 公開する前に、今の数字(基準値)を取っておく。比べる相手がないと、増えたかどうかを判断できません
- いつ判定するかを先に決める。ブランディングの動画のように、効果が出るまでに時間がかかるものもあります
- ほかの施策と同時に進めている場合は、動画だけの効果を切り分けるのが難しいことを、先に関係者と共有しておく
企業向けの商材での測り方はBtoBの動画マーケティングで、ブランディングの動画の測り方はブランディング動画の記事で詳しくご説明しています。
動画マーケティングの事例でよくある質問
動画マーケティングとは何ですか?
動画を使って商品やサービス、企業の魅力を伝え、認知から購買や応募の後押しまでを行うマーケティング活動の総称です。動画広告の配信だけでなく、YouTubeチャンネルの運用、SNSへの投稿、Webサイトへの掲載、営業や展示会での上映も含まれます。手法と進め方は動画マーケティングとはでご説明しています。
動画マーケティングの成功事例で、成果の数字は公開されていますか?
社外に公開されていることは多くありません。公開されていても、どんな商材や予算、配信の条件で出た数字かまでは書かれていないことが多くあります。当社の実績ページも、再生回数や応募数、売上の数字は載せていませんが、作り方と制作期間を各事例で公開し、一部の事例ではお客様の課題と当社の提案も載せています。
中小企業でも動画マーケティングの成功事例はありますか?
動画マーケティングは、会社の規模を問わず取り組めると当社は考えています。大切なのは、目的と予算に合った作り方を選べるかどうかです。当社の料金ページでは、49万円までの予算から、予算の規模別に事例をご紹介しています。
BtoB企業の動画マーケティングの事例はありますか?
あります。この記事では、IT・ソフトウェアの会社のブランディングムービー、保護具のメーカーの製品紹介動画、企業向けの見本市の紹介動画などをご紹介しました。企業向けの製品やサービスの事例は、BtoBの動画マーケティングでも7件ご紹介しています。
動画マーケティングの事例を見るとき、何に注目すればよいですか?
成果の数字よりも、その会社が何を決めたかに注目することをおすすめします。お客様の課題、提案(誰に見せ、何を伝え、何を伝えないか)、作り方(表現・長さ・制作期間)、使い方(どこで流したか)の4点で読むと、自社の企画に置き換えやすくなります。
まとめ: 動画マーケティングの成功事例は、自社が決めることのリストとして読む
動画マーケティングの成功事例から持ち帰れるのは、他社の数字ではなく、その会社が決めたことです。誰に見せるか、何を伝えて何を伝えないか、どの場面で使うか。この記事でご紹介した事例も、この3つに沿って読むと、それぞれの会社が何を決めたのかが見えてきます。
目的によって、動画の長さも、撮影の有無も、制作期間も変わります。自社の目的に近い事例を選び、手順に沿って企画に落としてみてください。
目的に近い事例は、制作実績一覧から用途別にご覧いただけます。動画マーケティングのご相談は、お問い合わせからお気軽にどうぞ。
1,000社5,000本以上の実績